内科の看護師になるには?その特徴を理解しよう 

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#2198 2023/05/23UP
内科の看護師になるには?その特徴を理解しよう 
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看護師として働く時、病院で勤務することを望む人が多くなります。そして診療科として人気があるのは、なんといっても内科です。その内科の看護師になるのは、どんなことが必要となるのでしょうか。ここでは、内科の看護師についてお話します。

・配属されるためにはどうしたらいいの?

看護師として内科の看護師になりたいと思っている場合は、そこに配属されたいと願いますね。しかし自分が思っている内科ではなく、別の診療科に配属されることも少なくありません。すると、内科の看護師として働きたいと思った時には、どうしたらいのでしょうか。
それはなんといっても、自分の内科看護師として働きたい熱意を伝えることです。伝える方法としては、面接時に伝えます。面接を受ける時に、その内容について事前に準備していた熱意を言葉にしてしっかり伝えるようにします。
内科では、入院期間が長いことからそのことについてのケアが大切です。自身の経験でもいいし、内科の患者さんの精神的なケアが大切となることを伝えるといいですね。

・個人病院で働く

内科の看護師になりたいと思った時、総合病院ではなかなかむつかしいこともあります。その時、確実に働くことが出来るのはやっぱり個人病院です。個人病院では、それぞれ医師の専門性があるので、その専門性を知り就職する事が大切です。
医師の中には、糖尿病等の内分泌系を専門とする、心臓疾患など循環器を専門とする、白血病などの血液内科を専門とする、肝硬変など肝臓疾患など消化器内科を専門とする、肺疾患などの呼吸器を専門とする場合があります。自分が就職する時には、目指す病院やクリニックはどんなところなのかホームページなどで確認しておきましょう。それにより、後からしまったと思うことが少なくなります。
個人病院では、外来での勤務や病棟での勤務があります。その時、自分の配属されたい専門性のある病棟を希望することをお勧めします。

・総合病院で内科看護師として働く

総合病院で内科看護師として働く時、その専門性のある部署に配属されることになります。総合病院でも、専門性といってもいくつかの専門性を組み合わせてひとつの病棟としているところも多いです。その時、それぞれ入院している患者さんは特徴があります。その特徴を知り、ケアをしていくことが大切です。
総合病院では、大体5年ごとを目安に部署移動をすることがあります。自分が希望すれば、それは早期に部署移動をする事ができます。もしも、その時に内科ではないところに配属されていた場合は、希望を記載するか伝えるようにします。

・血液内科で働く

内科看護師として働く時、血液内科で働くこともあります。血液内科の患者さんの特徴としては、化学療法の治療をメインとして入院してくることが多いです。
化学療法は、いろいろな薬剤の種類があります。その内容を知り、ケアをする事が大切です。
化学療法では、当然のように副作用がかなり強いです。その副作用により、患者さんが嫌になることもありその際には看護師のケアが欠かすことができません。副作用はあるものとして、患者さんに理解してもらうことが重要です。理解することにより、その時に不安が少なくなります。
また、感染症に注意することも重要です。治療により、かなり免疫力が低下しています。検査データの確認は必須となります。

・消化器内科で働く

消化器内科では、検査が多くなります。その検査として一番多いのはなんといっても採血です。採血により、患者さんの状態の変化について把握します。消化器内科では、B型肝炎、C型肝炎などの感染症に注意をする必要があります。感染している患者さんも多いことから、採血時や処置時には自分を守る意味でもしっかりスタンダードプリコーションを守るようにしましょう。

・循環器内科で働く

循環器内科で働く看護師の場合は、少しの変化も見逃さない注意力が必要です。それは、心電図データなどの把握、心雑音などの変化を観察する洞察力が大切です。特に心電図に関しては、異常値について勉強会を行うことも多く、それに参加する事が必須です。

・呼吸器内科で働く

呼吸器内科で勤務する看護師の場合は、化学療法や検査、採血等の一般的な治療に加えて、医療機器を治療として使用することもあります。人口呼吸器を使用することもあり、その際には人口呼吸器の管理が必要となります。

・内分泌の内科で働く

内分泌の内科で働く看護師は、糖尿病の患者さんなどが多くその患者さんに対して、検査器具の説明や生活指導を行うことになります。検査器具については、患者さんが自分で使うことができるように指導します。
生活指導については、食事に関して栄養士とともに行うこともあり、医療スタッフと連携して生活指導を行います。

・採血について

内科に入院している患者さんは、検査として採血を行うことが多くなります。その時、患者さんの検査データに注目をして採血を行います。その検査データに注目するのは、なんといっても出血しやすい患者ではないかということを把握して採血することなのです。採血をして、出血しやすい患者さんの場合は、止血に時間をかけるようにします。止血が確実にされていることを確認してから次の患者さんの採血をします。
また検査データとともに注目するのは内服や治療です。化学療法を受けたばかりの患者さんの場合は、出血しやすいですね。また出血しやすい薬を内服している患者さんにも注意をします。

・検査について

内科に入院をしている患者さんは、検査を定期的に行うことになります。その時の検査の説明や、その後のケアを行います。検査では、簡単なものから心臓カテーテル検査などの注意を要する検査まであります。その検査前後の患者さんのケアを行い、異常時は直ぐに医師に報告します。

・検尿について

内科に入院している患者さんは、検尿の検査が多くなります。検尿というのは、患者さんに痛みを与えることなく検査ができるので最も多い検査方法です。患者さん自身に検査コップに尿を入れてもらうことになり、その後に速やかに回収する事が望まれます。

・輸液管理

内科に入院をしている患者さんは、治療として輸液を行うことが多いです。輸液により、治療の薬剤を投与する事ができます。
輸液管理で大切なことは、まず安全に実施することです。輸液ポンプは正常に作動できるように、事前にしっかりと点検をします。そしてその後に、輸液ポンプにあった輸液ルートで開始することです。血管確保のときは、医師が行うことが多いです。しかしその後の観察については、看護師が行うことになります。その後の観察として、輸液漏れがないのかしっかり確認します。抗がん剤が血外に漏れてしまうと壊死を起こす危険性があるからです。定期的にバイタルサインを測定し、その際に輸液が確実に投与されているか、血管外への漏れがないか確認します。血管外に漏れているかもしれないと思った時には、速やかに投与を中断して医師に報告します。

・患者さんの不安に寄り添う

内科に勤務する看護師の場合は、入院期間が長い患者さんの心のケアも大切に考えて行動するようにします。入院期間が長いと、患者さんも疲れてしまいます。自宅に帰りたいと、看護師に訴える患者さんも少なくありません。
その時、患者さんのつらい気持ちに寄り添い、気持ちを吐き出さてあげるようにします。生活面や金銭的なことで悩んでいる場合は、ソーシャルワーカーなどに相談をします。
退院が近い患者さんの場合は、退院指導をすることになります。医師、看護師、その他のスタッフと連携して退院指導を行い、患者さんを安心させてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?内科に配属されたいと思う場合は、面接時にその気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。そして内科といっても、いろいろな専門性があります。その専門性の中で、どこに行きたいのかを自分の中で決めておくことも大切です。内科は奥が深いです。そこで勤務することにより、看護師として大きく成長することでしょう。

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