看護師のキャリアプランの答え方は?就職・転職の面接で聞かれたときのコツ

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#2129 2023/03/15UP
看護師のキャリアプランの答え方は?就職・転職の面接で聞かれたときのコツ
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看護師は就職・転職の面接で今後のキャリアプランについて聞かれることがあります。質問されてどう答えたら良いか迷ってしまう場合が多いので、答え方を理解しておいた方が良いでしょう。ここではキャリアプランの質問の答え方のコツを紹介します。

#入職後のキャリアプランを聞かれたときのNG

看護師が就職・転職して入職した後にどのようなキャリアプランを考えているかと聞かれたときに、変なことを言って失敗したくないと思うのではないでしょうか。とにかくNG発言を避けたいという慎重な人のために、まずはNGをまとめたので参考にしてください。

・キャリアプランがなくて答えられない

キャリアプランがそもそもなくて、質問されても答えられないのはNGです。これからどのようにして働いていきたいかを考えていない看護師は、採用してもろくに働いてくれないだろうと思われてしまいます。すぐに辞めてしまうかもしれない、無断欠勤をするかもしれないなどと不安に思われがちです。入職してから何をしていきたいかを明確にしてキャリアプランとして説明できるようにするのは必須です。

・数年後に退職や転職する可能性が懸念される

キャリアプランを明確に説明できたとしても、退職や転職する可能性が高いと思われてしまったらNGです。「この病院に入職して現場で経験を積んでスキルを身に付けたら、小さなクリニックで働きたい」というストレートな回答をしたら採用を見送られてしまうでしょう。基本的に看護師を採用したら終身で働いて欲しいというのが施設側の本音です。もちろんさまざまな理由で退職する可能性があるのは施設側も覚悟していますが、採用前からすぐに辞めてしまうリスクが高い人はあまり採用しようとしないので注意しましょう。

#入職後のキャリアプランで答えてもOKな内容

看護師が入職後のキャリアプランについての質問に答えるときには、どのような内容ならOKなのでしょうか。もしかしたらNGかもしれないと不安になりがちな答え方も含めて、無難な回答方法を見ておきましょう。

・看護主任や看護師長を目指したい

看護師が入職した後、看護主任や副看護師長、さらには看護師長を目指していきたいという回答をするのはOKです。面接担当者には上司になる看護主任や看護師長が含まれていることが多いので、自分の職を奪おうとしていると思われてしまうのではないかと懸念する人もいるでしょう。確かに上司の立場からすると不安があるかもしれませんが、管理職になれるくらいの力を身に付けたいという意欲があるのは評価ポイントです。看護主任クラスの人なら、自分が昇進して副看護師長になったときに看護主任のポジションを任せられる人だと期待してくれる可能性もあります。ネガティブに捉えられることはあまりないので、昇進を目指すキャリアアップの姿勢を示すのはOKです。

・スキルアップになる資格を取りたい

入職してからスキルアップを目指して資格を取りたいという話題を出すのも構いません。応募先の施設で役に立つスキルを挙げて、関連する資格の取得をしたいと伝えれば意欲を評価してもらえるでしょう。今持っているスキルを生かしてもっと伸ばしたいという場合にも、転職先で初めて経験することを生かしてスキルアップをしたいという場合にも有効です。
ただ、施設側としてはスキルアップをしてから入職してもらえるに越したことはありません。スキルアップや資格の取得を全面に出すとマイナスイメージを持たれるのではないかと不安になる人もいるでしょう。しかし、施設側としては有能な人材が育って現場で活躍してくれるなら十分というスタンスが一般的です。スキルアップになる資格を取りたいと答えれば、プラスにはなってもマイナスになることはないでしょう。

・キャリアアップせずに現場で働きたい

キャリアアップをしたくないという回答はNGと思われがちですが、実はOKです。看護師として現場でずっと患者のケアをして働いていきたいから看護主任になったり、認定看護師になったりするつもりはないという回答をしても、話し方次第で高い評価を得られます。知識や経験を積んでもっと看護師としてできることを増やしていきたいといった前向きな姿勢を示すことが評価を上げるポイントです。管理系の仕事が向いているかどうかは人によって異なります。自分の適性を理解した上で、現場で働き続けたいからキャリアアップをしないという話をすると説得力があるでしょう。
実際には施設では現場で働き続けてくれる看護師を大切にしています。キャリアアップ志向がなく、現場で働くのに生きがいを感じている人は貴重なので積極採用を考えてくれるでしょう。

#キャリアプランの答え方で好印象を与えるコツ

看護師が就職後のキャリアプランについての質問に答えるときには、できるだけ好印象を与えられるようにするのが大切です。ちょっとしたコツを知っているだけでキャリアプランについての認識も、答え方の印象も大きく変わります。ここではキャリアプランの答え方のコツを紹介するので活用してみてください。

・施設内で貢献度を上げるプランを立てる

看護師が面接でキャリアプランについて答えるときには、施設内で貢献度が上がっていくのがわかるプランを立てて説明しましょう。施設の中で看護師として成長していき、大きな役割を果たせるようになる流れをプランにすると印象が良くなります。
例えば、入職したら一般内科の看護師としてさまざまな基礎的な検査のスキルを身に付けつつ、他の診療科からのオーダーを受けることを通してネットワークを広げていきたいというのは施設側にとって魅力的です。総合病院では複数の診療科にわたって顔が利く看護師はコミュニケーションの潤滑油としても、気軽な相談先としても活躍しています。広い範囲の検査ができる看護師は多くの診療科のスタッフとコミュニケーションを取れる機会が多いので、橋渡し役としてうってつけです。キャリアを積んでいくにつれて施設に大きな貢献をする看護師になっていくと期待できるので、このようなキャリアプランを伝えると好印象を持ってもらえます。

・具体的な数字を出してプランを説明する

就職後のキャリアプランについて説明するときには具体的な数字を出すのがコツです。いつ何をするのかを具体的に伝えると、明確な目的意識を持って行動できる看護師だと評価してもらえます。
例えば、入職したら1年後までに専門分野の看護スキルを一通り身に付けて、自分自身で判断して処置をおこなえるようになるといった説明の仕方は、期日を定めているので目的意識が高いと評価されます。その期日設定が今までのキャリアから考えて妥当なラインであれば、自分自身の能力も現場で必要とされているスキルも正しくわかっているという印象を与えられるでしょう。また、皮膚科の求人に応募して将来的には手術室勤務になりたいという希望を持っている場合には、3年程度の経験を積んだ上でチャンスがあれば手術室勤務をしたいという話をするのもOKです。手術室勤務をしたい理由と、皮膚科で勤務経験を積むメリットも添えて説明すれば納得してもらえるでしょう。

・逆質問で切り返してから答える

キャリアプランの質問をされたときには、まずは逆質問で切り返すのも賢い方法です。施設側で看護師にどのようなキャリアパスを提供しているかを聞いてみると、具体的にどれが自分にとって魅力があるかを考えられます。説明を受けた上で、自分はこの道を選びたいと考えていたと切り出して、理由を添えられればこの施設に合っている考え方を持っている看護師だという印象を持ってもらえます。特にキャリア支援はしていないという場合には答え方で困ってしまう可能性がありますが、キャリアプランを質問する施設では大抵は独自の支援制度を用意しているので逆質問してみるのが効果的です。

まとめ

看護師にとって転職後にどのようなキャリアを築いていくかは大きな課題です。面接の質問でキャリアプランを聞かれるのはどのような意識を持っているかを聞いて、キャリアについての意識を確認したいという場合がほとんどです。可能な限り応募先の施設で貢献できるプランを立てて説明し、好印象を持ってもらえるようにしましょう。

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