看護アセスメントは看護過程の一部!全体像を理解して取り組もう!

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#2127 2023/03/13UP
看護アセスメントは看護過程の一部!全体像を理解して取り組もう!
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看護師にとってアセスメントは大変な仕事で、できるならやらずに済ませたいと思っている人もいるでしょう。しかし、看護アセスメントは看護過程の一部として重要な役割を果たしています。看護アセスメントを独立させずに、看護過程の一部と捉えて取り組むとわかりやすくなるので、全体像を理解してみましょう。

#看護過程と看護アセスメントの関係

看護師は患者の看護をするときに、看護過程を考えることが求められるようになりました。看護過程とは患者の看護をするときに準備から看護を終えて評価するまでも一連のプロセスを指します。看護過程が完璧な形になっていれば、患者も満足の看護を受けられます。看護アセスメントは看護過程の一部です。まずは看護過程と看護アセスメントの関係を詳しく見ていきましょう。

・看護過程の全体像

看護過程と看護アセスメントの関係を考える前に、まずは看護過程の全体像を理解しておきましょう。看護過程は看護アセスメントから始まります。看護アセスメントの結果を付けて看護診断をおこない、看護計画を立てて実際に看護介入をしていきます。そして、最終的に看護介入の結果を評価する看護評価のステップを経て、看護過程は一度終了するというのが流れです。

・全体像からわかる看護アセスメントの役割

看護過程の全体像がわかると、看護アセスメントの役割も見えてきたのではないでしょうか。看護過程の起点となるのが看護アセスメントです。看護アセスメントによって導き出されたことに基づいて、看護診断をして具体的な計画を立てるという流れになっています。つまり、看護の始まりは看護アセスメントにあると言うことが可能です。
看護アセスメントは患者が看護を必要としているかどうかを判断するための起点になります。患者の容態が安定していて、特に追加のケアをしなくても治療が進んでいくのであれば新たに看護介入をする必要はありません。看護アセスメントは患者が抱えている問題を顕在化させて、どのような介入によって患者により良い医療を提供できるようにするためのステップです。

・看護アセスメントがなければ新しい看護過程は生まれない

看護アセスメントをしなかったとしたら、患者に対する看護は現状のまま継続されるだけです。看護アセスメントによって新たに問題が明確になり、看護介入の必要性が生まれます。つまり、看護アセスメントをしなかったとしたら、患者が抱えている悩みがそのまま放置されることになりかねません。もちろん、医師や薬剤師などの患者に接触する医療従事者がアセスメントをして患者の悩みに気付く場合もあります。しかし、看護師が最も接点が多いので、最初に悩みに気付くことで本来あるべき役割を果たせると言えるでしょう。
看護アセスメントがなければ新しい看護過程は生まれず、看護師が主体となる医療がおこなわれることはありません。看護師には看護アセスメントは必須とよく言われているのは、看護師が現場で担うべき役割を果たすために欠かせないからです。

#全体像を踏まえておこなう看護アセスメント

看護過程は看護アセスメントから始まり、看護診断、看護計画、看護介入、介護評価という流れになっています。この全体像を理解すると、看護アセスメントの取り組み方や意識の持ち方を変えられます。看護アセスメントでは何が重要なのかを、看護過程の全体像を踏まえて考察してみましょう。

・問題にいつもアンテナを張る

看護アセスメントは問題の発見からすべてが始まります。看護師としての日常業務でいつも問題がないかどうかを考え、アンテナを張った状態で働くようにしましょう。患者が悩みを抱えているか、家族がどう思っているかといった点が特に重要です。ちょっとした挨拶のときの様子が変わっただけでも、もしかしたら何か新しい悩みが出てきているかもしれないと察してコミュニケーションを取ってみましょう。すると、実は昨日から頭痛がつらい、家族に怒られてしまった、眠れない日が続いているといったことを打ち明けてくれるかもしれません。明確な問題が出てきたらかご診断のステップに進むことができます。
看護アセスメントは患者や家族の様子を観察し、声に耳を傾けることから始まります。看護アセスメントを書くときにはバイタルサインなどの情報ももちろん必要ですが、数字ではわからない患者や家族の気持ちの変化も察するのが大切です。患者の主観とデータ的な客観的な情報を常に気にかけて、少しでもいつもと違うところがあったらアセスメントを始めましょう。

・目的意識を持ってアセスメントをする

看護アセスメントをするときには目的意識を持つのが大切です。看護アセスメントはそれだけで完結してしまっては意味がありません。あくまで看護過程の一部だと考えて、次のステップに進むために何が必要かを意識しましょう。目的意識を持って取り組むとスムーズに看護過程を進められます。
看護アセスメントの次のステップは看護診断です。看護アセスメントによって得られた情報に基づいて看護師の視点から何が問題なのかを具体化したり、看護介入によって改善できる部分があるかを考察したりするステップです。広い意味ではアセスメントと診断を桑見合わせて考え、診断するのに必要な情報が足りないときにはアセスメントに戻ります。最終的に重要なのは患者の悩みや問題を解決できる看護計画を立てて介護介入を実践することです。目標は診断することではなく、あくまで看護介入によって患者の状態を改善することだと考えましょう。診断できたことに満足せず、情報が不足していないか、見落としている部分がないかをチェックして、必要に応じてアセスメントを繰り返すのが大切です。
目的意識があれば問題が見つかってからの情報収集も効率的になります。問題に対して可能性のある看護介入の方法を考え、どれが適切かを判断するための情報を集めれば良いからです。看護過程を作り上げるスピードを上げることにも直結するので、目的意識を必ず持って看護アセスメントを進めていきましょう。

・評価をアセスメントにつなげる

看護アセスメントは看護評価に基づいて考えていくのが重要なポイントです。看護過程で最終ステップになるのが看護評価で、看護介入によって得られた成果を考察します。今後も同じ看護を続けるのか、看護計画を変更するのかを考えるのが看護評価です。基本的には看護アセスメントから看護診断に至るステップと同じで、看護計画・看護介入の具体案を考えるために必要になります。つまり、情報収集をして看護評価をするプロセスは看護アセスメントと極めて類似しています。
看護評価はアセスメントにつながります。看護評価をした時点でさまざまな気づきがあるでしょう。その経験や知識に基づいて他の患者のアセスメントも高いレベルでおこなえるようになります。看護過程をきちんと最後まで進めていくことが、看護師としてのアセスメントスキルの向上に直結します。
看護計画を立てて実践し、患者の容態が改善すると看護評価を忘れてしまいがちです。しかし、看護評価をしなければ看護アセスメントが正しかったかどうかを判断することはできません。より良い看護アセスメントをできるようになるためには評価までやり通すことが重要です。看護過程の全体像を理解して、アセスメントを起点にして医療に貢献できる看護師を目指しましょう。

まとめ

看護アセスメントは看護過程の一部でしかありません。看護過程をより良いものにして高い質の看護・医療を提供できるようにするのが看護師にとって重要でしょう。全体像がわかると看護アセスメントの重要性がイメージできたのではないでしょうか。目的意識を持って効率的に看護アセスメントを進めていき、より良い看護をおこなえる看護師になりましょう。

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