働きながら看護師になるための方法について私の体験談も含めてお話します。

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#2091 2023/02/05UP
働きながら看護師になるための方法について私の体験談も含めてお話します。
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以前から看護師が足りない状況が続いていましたがコロナ感染が拡大したことでさらに看護師の需要が高まっている現状です。ですが看護師になるためには学校に通い、資格を取らなければなりません。そこで働きながら看護師免許を取得するにはどうすればよいかお伝えしたいと思います。

私は高校卒業後に社会人として工業系の仕事に従事しました。
その会社は地域では少し有名な会社で親のすすめで入社した会社だったのですが、全く私は興味のない仕事で日々勤務するのがとても苦痛でした。今まで親の言う通りに生活していくことが正しい道だと思い込み過ごしてきましたが、働いていたある日にふと自分の一生がこのままでいいのかと疑問に思い始めました。
そんな中、学生の頃から部活でサッカーをしており、その延長で社会人になってからもサッカーを続けていました。ある日、サッカーの試合をしている際に足を怪我してしまい、全治6ヶ月の重傷を負いました。
病院に通った結果、手術が必要と判断され、入院することとなりました。入院は初めてであり、不安でいっぱいでしたが、その時看護師から声をかけてくださり、世間話をしてくれました。
そのおかげで不安も軽減され、話の中で冗談ながら男性の看護師も欲しいという言葉が看護師から聞かれました。その時に私は男性でも看護師になれることを初めて知り、そこから困っている人を手助けしたり、医療を求める人の手助けをしたりと、直接人の役に立てる看護師になりたいと決意をするきっかけとなりました。

まず看護師になるための方法として、看護学校を探すところから始めました。
看護師の資格を取るためにはさまざまなルートがあるのですが、私は親からの援助を受けずに資格を取りたいと頑なに決めていました。
理由としては親は私と同様に男が看護師になれるとは知らなかったようで、入院中のできごとを話しました。
ですが親としては一流企業や公務員のような安定した職場を選んで欲しかったようで男で看護師なんて聞いたことがないととても反対されました。
一度決めると頑なに考えを曲げない人だったのでこれは力添えを貸してもらえないと感じました。

看護師の資格を取るためには学校に通わなくてならず、ましてや私は地方在住で看護学校がなかったので遠方に引っ越して一人暮らしをしながら通う必要がありました。社会人時代に貯めていたお金では授業料は払えても生活することはできないのでどうすれば良いか途方にくれていました。
ですが調べていくと働きながら看護師の資格を取った方の情報がサイトにあり、そこで初めて社会人から転職して別企業で働きながら資格を取ることができることを知りました。

働きながら看護師の資格を取る条件としてまず准看護師の資格を取る必要があります。資格を取るルートがわかったので親に説明し、半ば反対されながらも想いが伝わったのか最後は私を送り出してくれました。学校に入るためにまず試験があり、それに合格してはじめて生徒となれます。

入学金もそこまで高くなかったので以前働いていた時の貯金を使って払い、月の授業料は働きながら支払っていくこととしました。私が通った学校は午前中は授業をして午後から仕事をすることができるといった制度の学校でした。
それだと給料もある程度もらえ、1人暮らしする分にはなんとかやっていけると判断しました。直接正看護師の資格を目指しながら働きたかったのですがそのような制度は私が看護師を志した時にはありませんでした。
准看護師の資格を取得するには2年間学校に通う必要があります。
私が准看護学校に通っていた時の生活スタイルは8時30分から12時まで学校で授業を受け、13時30分から19時30分まで介護施設で働いていました。
なかなかハードな生活でしたが目標に向かって進むことができていたのでとても充実感はありました。このような生活を2年続けて准看護師の試験を受けて合格し資格を取ることができました。
ちなみに准看護師試験は私の時は住んでいる県と他に別の県でも受けることができました。どちらかで合格していれば免許を取得することができたので少しプレッシャーが軽減した状況で臨むことができます。
合格するとさまざまな医療行為が行えるようになります。実習では学生として患者に向き合っていると思うのですができることが限られた状況ではとてもフラストレーションが溜まることが多々ありました。
ですが注射や点滴といった医療行為ができるようになると看護師になったと気が引き締まる思いになりました。准看護師と正看護師としての違いは准看護師は正看護師の指示のもと療養上の世話や診療の補助をするといった内容になるのでできることは正看護師と大きく変わりはありません。ですが正看護師のほうがアセスメント能力に長けており、経験も豊富なので必ず報告、連絡、相談をしてから仕事をした方が良いと思います。

次に正看護師になるための方法として、新たに看護学校に通うことになるのですが、学校によって午後の授業かもしくは夜間に授業するといったところがあり、選び方は人それぞれですし、職場の制度によっても変わると思うのですが午後に授業があると、午前中仕事をして、午後授業を受け、それからまた職場に戻って仕事をするといった生活スタイルが私にとっては移動も大変なので、私は夜間授業をして頂ける学校を選びました。
夜間授業ですと、採用して頂ける企業がとても多く、8時30分から17時まできっちり働くことができ、正社員扱いなので給料面や福利厚生面でも充実していました。
また午後授業ですと午前中に一旦抜ける必要があるのですが管理者にとても手を煩わせますし、忙しい時に抜けるとスタッフにとても迷惑がかかると考えました。
またフルタイムで働けるほうが准看護師として臨床の勉強をするためにも1日患者としっかり向き合えるので勉強になりますし、総合病院などの求人も多くあります。午後授業の学校ですと、私の当時は求人も少なく、かなり選択肢が狭まるといった状況でした。
夜間学校に通っていた時の生活スタイルは8時30分から17時まで働いて18時から21時まで学校で授業を受けるといった感じでした。夜間学校に入るためには准看護師の学校と同様に試験を受けます。その試験に合格して入学となります。夜間授業ということで1日働いてからの授業なのでとても疲労困憊であり眠くなります。
ですがたった3年間でましてや1日3時間の授業時間なのでひとつ取りこぼすとあとから取り返しがつかなくなります。
なぜかというと1日のうちで復習できる時間がほぼないからです。なので効率よく勉強するためにも授業時間でしっかり覚えてしまったほうが良いと思います。

この生活をしてから日々の生活も割と効率よく生活できるようになった気がしています。またこの3年間のうちに授業だけでなく臨床実習も行われるのですが、実習に関しては丸1日時間を要するのであらかじめ職場に伝えておく必要があります。実習期間は長いものだと2週間以上のものもあるので前もって上司に伝えて調整してもらいましょう。
急に言われると管理者にとっては大幅な勤務変更をしなければならず、スタッフにとても迷惑がかかってしまいます。これは准看護学校でも言えることなので必ず報告、連絡、相談はこまめに行ってください。学校のカリキュラムをクリアしてついに看護師国家試験を受けることができるようになります。国家試験は年に1回だけですし、とてもプレッシャーがかかりますが、合格率はとても高く、だいたい90%以上の合格率となっています。今まで勉強してきた内容のものが出てきますのでしっかり復習して臨みましょう。そ
して合格するとついに正看護師として勤務することができます。過程はとてもハードな感じがしますが日々充実した時間を送ることができていたので大変な時もありましたがとても楽しみながら日々を送ることができていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ふとしたことから看護師を目指すことになり、働きながら看護師の資格を取るということができるということを私は知りませんでした。ですが諦めずに方法を模索した結果、その情報に辿り着き、なんとかもがきながらも現在正看護師として働くことができています。なかなか大変な道のりかもしれませんが困っている人に手を直接差し伸べることができるとても魅力的な仕事だと思います。看護師資格取得を目指している方はぜひ参考にしてみてください。

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