未経験から訪問看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!

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#2047 2022/12/24UP
未経験から訪問看護師になるには?必要な条件やスキルを紹介!
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訪問看護師には未経験でも慣れるのかなと疑問に思っていませんか。在宅医療や在宅介護のニーズが高まっているので、訪問看護師として活躍したいと思う人も多いでしょう。未経験からでも訪問看護師になれるので、どうしたら良いかを見ていきましょう。

#未経験から訪問看護師になるには何が必要か

訪問看護師になるには何が必要なのでしょうか。看護師資格は必須ですが、今まで看護師として働いた経験があるかどうかによる違いもあります。看護師経験がある場合とない場合に分けて、訪問看護師になる方法を詳しく見ていきましょう。

・看護師経験がある場合

訪問看護師として働いたことはなくても、看護師として働いてきた人なら比較的スムーズに転職できます。訪問看護師は患者の自宅で看護をするのが特徴で、現場に医師がいない状況で医療行為をするケースが大半を占めます。一人でも適切な判断を下せなければならないので、3年くらいの現場経験が求められるのが一般的です。3年以上の経験があるなら幅広く職場を選べます。2年前後でも受け入れている施設があるので求人を探してみましょう。

・看護師経験がない場合

看護師の資格はあっても実務経験がない人の場合には訪問看護師になる敷居が高くなります。臨床現場で3年くらいの経験を積むと選択肢は広くなりますが、すぐに訪問看護師になりたいなら未経験でも対応している大手の訪問看護ステーションを選びましょう。新卒を採用するくらいに規模が大きくなった訪問看護ステーションでは、未経験の看護師の中途採用もしている場合があります。実務に入る前に研修を受けられる仕組みになっているので、安心して訪問看護の仕事を始められるでしょう。

#訪問看護師に求められるスキルや能力

訪問看護師になるにはどのようなスキルや能力があったら良いのでしょうか。自分の適性を考える上でも重要なポイントです。訪問看護師として活躍するのに必要なスキルを確認しておきましょう。

・患者や家族へのヒアリングスキル

訪問看護師に欠かせないのがヒアリングスキルです。訪問先で患者や家族からの話を聞き、今日何をしたら良いか、今後どのような看護をするのが良いかを考えることが訪問看護師に求められているからです。患者が何を期待しているのか、家族は何を希望しているのかを丁寧に聞き取るヒアリングスキルがあると活躍できます。患者や家族からお願いされても、看護師として判断できないことは医師と相談し、これからの看護に生かしていくのが重要です。

・現場で判断できるアセスメントスキル

訪問看護師は現場でアセスメントができることが必要です。患者や家族の話を聞いてどのような看護をすべきかを考え、臨機応変に対応することが求められます。訪問するたびに患者の容態が変わることもあり、以降も変化することもあるのが訪問看護の難しいところです。医師や介護スタッフなどと連携を取り、看護計画の変更が必要かどうかを現場で判断して対応できるスキルがあるのが訪問看護師にとって望ましいでしょう。

・在宅医療で必要とされる基本処置のスキル

訪問看護師は在宅医療で必要とされるスキルを一通り身につけることが重要です。バイタルサインチェックや採血や点滴だけでは在宅医療には対応できない場合が多々あります。人工呼吸器や腹膜透析、創傷やストーマの処置なども必要になる場合があります。経鼻経管栄養や中心静脈栄養の管理が求められる現場もあり、多様な基本処置スキルが必要なのが特徴です。スキルに応じて対応できる患者が決まるため、スキルの幅が広いほど活躍できます。

・医療保険制度や介護保険制度の知識

訪問看護師は医療保険制度と介護保険制度についての理解が必要です。訪問看護は医療保険と介護保険の両方あるいは一方のみでカバーされています。患者の疾患や要介護度によってどのような制度の使い方になるかは異なります。どの保険制度が適用されるかによって訪問可能な回数や申し込めるサービスに違いがあるので気を付けましょう。現場に来た看護師に患者や家族が相談することもよくあります。的確に回答できるように最低限の知識は習得しておくことが必要です。

#優秀な訪問看護師になるには?

転職して訪問看護師になったら、自分を磨いてもっと活躍できるようなりたいと思う人も多いでしょう。優秀な訪問看護師になるにはどうしたら良いのでしょうか。訪問看護師になる前からでもできる準備と、将来のキャリアアップの方向性を紹介します。

・医療と介護の両方の現場を経験する

優秀な訪問看護師になるには医療と介護の現場経験を積むのが大切です。訪問看護師が在宅利用でおこなうのは主に医療行為なので、医療現場の経験があれば十分だと思いがちです。しかし、実際に訪問するのは高齢者のことが多く、少なくとも要支援になっているという実態があります。介護を必要とする高齢者への適切な対応ができるのはほぼ必須になっています。訪問看護師になる前に一年程度でも介護現場での実務を経験しておくと、患者からも家族からも喜ばれる対応ができるでしょう。医療現場での経験も同様で、多様な医療行為に対応するにはスキルを医療現場で習得するのが大切です。

・訪問看護認定看護師または在宅ケア認定看護師になる

訪問看護でもっと活躍できる看護師になるには、訪問看護認定看護師になるのがおすすめです。看護師として5年以上、訪問看護師として3年以上の経験を積むと認定看護師の教育機関で研修を受けられるようになります。すべての講習を受けて認定看護師認定審査を受けると認定看護師として活躍できます。訪問認定看護師も在宅ケア認定看護師も5年ごとの更新で、期間内に学会や研修への参加をして自己研鑽をすることが必要です。継続的に学ぶ状況を作れるので、認定看護師であり続ければ今後もずっと活躍できる訪問看護師になるでしょう。

・在宅看護専門看護師になる

訪問看護師のキャリアアップとして在宅看護専門看護師になる方法があります。在宅看護に特化した専門知識と実践力、教育力と研究力を持つ看護師として認められる資格です。在宅看護専門看護師になるには、5年以上の看護師経験の中で、3年以上は在宅看護を専門として働いている必要があります。さらに看護系大学院の修士課程で必要な単位を取得していることが条件です。認定審査の試験を受けて合格すれば在宅看護専門看護師になれます。専門看護師は5年ごとの更新が必要で、研修への参加や研究業績によって審査されます。在宅看護について学術的な視点から研究して、より良い看護をできるようにしたい人に向いているキャリアアップの方向性です。

・家族支援専門看護師になる

専門看護師になって訪問看護師としてもっと活躍できるようになるには、家族支援専門看護師を選ぶ道もあります。家族支援専門看護師は患者だけでなく家族を支援することでセルフケアによる回復を促進する専門家としての資格です。訪問看護では在宅医療に携われる時間は限られているので、患者のセルフケアと家族によるケアが治療に大きな貢献をします。家族支援専門看護師になると家族との対話や指導を通して、より質の高い訪問看護をおこなえるようになります。家族支援専門看護師になるには、5年以上の看護師経験と3年以上の家族支援看護の経験、そして看護系大学院の修士課程での単位取得が必要です。認定審査に合格したら家族支援専門看護師になれます。学術大会や研究業績の発表を通して研鑽を積み、5年ごとに資格を更新することが求められます。家族に働きかけて在宅医療の効果を上げたいという気持ちを持っている看護師に適しているのが家族支援専門看護師です。

まとめ

訪問看護師になるには看護師としての実務経験があるに越したことはありません。しかし、大手の訪問看護ステーションでは看護師として働いた経験がない人でも採用して育てる傾向が出てきています。キャリアアップの方向性も複数あって、やりたい仕事に本気で取り組みやすいのが訪問看護師の魅力です。未経験の人でも訪問看護師になれるので、前向きに転職を検討してみましょう。

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