社会人から看護師になる場合は、資格を取得することができる等メリットをおおきく感じることができるでしょう。また給与もかなりいいので、その点でも満足することができます。しかし、しまったと思うデメリットも感じることがあります。ここでは、社会人から看護師になる時のこんなはずではなかったを少なくする事についてお話します。
・女性の職場である事
看護師として働き始めると、女性ばかりの職場である事に戸惑うこともあります。他の職種の場合は、女性と同じぐらい男性と一緒に働くことが多く男性が上司であることが多いです。
ところが、病院などではスタッフとしてとくに看護師は圧倒的に女性が多いです。そのことから、一緒に仕事をしていると女性同士の嫌な面も必ず見ることになります。そのときに、こんなはずではなかったと思う事もあるでしょう。しかしそのときに、時間と共に女性同士で働くことについて慣れてくるので心配いりません。それなりに染まってくるのです。
上司が女性の場合は、働く方法などどんな感じかと思うこともありますね。その上司の多くは女性であり、看護師としてずっと働いて来た人ばかりなので、いろいろな仕事におけるその辛さを共有してくれるところはとても大きなメリットです。いきなり上司として働くことはありません。
・報告や連絡は必須
他の仕事をしていた人の場合は、看護師の仕事の方法の一つとして報告の多さにびっくりすることがあると感じます。他の仕事と違うところのひとつに、状況が分タイムで変化することがあります。
患者さんの状態が急変することもあるし、その後に急に処置が行われ手術になることもあります。そのように変化が多い職場なので、その都度リーダー看護師に報告をすることになります。リーダー看護師は、上司に報告します。
また、組織が大きい場合はその上司の上司に報告をすることになります。小さいことや、大きな事について自分で判断できない場合は、報告をしたほうがいいと思っておきましょう。
また自己判断で処置を行う、観察を行うということも危険です。少しでも変化がある場合は、リーダー看護師に報告します。それは相談になります。相談をして、どんな観察が必要なのか指示を受けます。一人の判断で、患者さんが悪くなることもあるので、チームワークを絶えず意識して行動することが大切です。
・健康管理に気をつける事
社会人として健康管理に気をつけるのは当然のことですが、看護師の場合は一般の社会人よりも気をつけることが必要となります。それはなんと言っても、自分が感染症になった時に仕事をすることにより、院内感染を起こしてしまう可能性があるからです。
特に患者さんは免疫力が下がっています。そのことから、もしものときには重症化してしまうこともあります。健康管理については、日頃から意識をして注意をするようにします。
苛酷な勤務の中で、そのことはとてもむつかしいです。実際に私の場合も、就職したばかりのときに、風邪をひいてしまった事がありました。最初からそんなことになり、とても辛かったことを覚えています。そのままやめてしまいたいと思ったこともありました。
就職したばかりの時には、特にストレスも多く免疫力が下がります。そのときには、特にしっかり休養して栄養をとり眠ることを心がけましょう。
・小児科では小児の感染症に感染しやすくなる
配属された部署について、もしも小児科である場合はとくに注意をしましょう。それはなんと言っても、小児特有の感染症があるからです。小児だけが感染するということではありません。ケアをしている看護師も、感染しやすくなります。
私は小児科の外来で勤務しているときに、いろいろな感染症にかかりました。そのときは、仕方がないと思ったものの、やっぱり気をつけるべきであったと感じます。
家族が居る場合は、そのまま感染してしまうこともあります。そのことを思い、慎重に行動するようにしましょう。
・残業は突然やってくる
看護師として働いていると、残業が多いことに気づきます。通常の仕事の場合は、残業の予測をつけることができます。ほとんど残業がないということもありますね。
ところが、病院などで勤務する場合は、残業がいつあるのかわからないと思うようにします。それは、突然やってくるのです。患者さんにより、状態が悪い人の場合は、予測をすることができます。予測ができるので、そのときに必要な物品等を準備することができます。
しかし急変した場合は、そのときに居るスタッフで対処することになります。夜勤が始まったばかりのときには、日勤メンバーが夜勤のスタッフをサポートします。それは夜勤帯のメンバーで行うことがむつかしいと思ったときには、残り仕事をすることになります。人の命を預かる現場なので、そのことは当然あることなのです。
・部署移動は本人の意思を優先してくれる
新人看護師として部署に配属されると、そこでしばらく働くことになります。個人病院の場合は、そこから移動することが少なくなるでしょう。そして個人病院ではなく、総合病院の場合は大体5年に一回ぐらい部署移動があります。
その時、すぐに移動をしたいと思っている看護師の場合は、その気持ちを優先してくれます。しかしその反対に移動したくないと思うこともありますね。自分の好きな診療科であると、移動せずにそこで仕事を続けたいと思うことでしょう。
その気持ちがある場合は、そのことを正直に伝えることにより移動することが少なくなります。部署でやりがいを見出している看護師を、部署移動させることはほぼないのです。
・時間でこなす仕事が多い
通常の仕事の場合は、営業であるとノルマがありますね。また、事務仕事では期限がありその時までに仕事を済ますことになります。
ところが看護師の仕事の場合は、日々時間に追われることになります。毎日仕事内容が変わることが多く、時間に追われることになるのです。しかも、ルチーンで行う仕事もあり、とても焦ることもあります。
しかし看護師の場合は、チームとして仕事をしているのでチームとして助け合うことになります。自分の仕事が終わらないと思う場合は、チームメンバーに助けを求めることが出来るのです。それはとても助かります。
・休憩が取れないこともある
通常の仕事と違うこととして、緊急性があるのでそのときには休憩を取れないこともあります。休憩を取れないのは、日勤よりも夜勤で多く見られます。夜勤で休憩が取れないことになるのは、なんと言っても夜勤の勤務人数が少ないからです。
その少ない人数で、緊急時に対応することになり休憩を取れないこともあります。そんな時には、ぐったりしてしまいます。仕事が終わると、ぐったりしてそのまま寝てしまうこともあります。しかしそれと同時に、確かな充実感を感じることになります。やり遂げたという充実感は、疲れも取れやすくなります。
・患者指導を行う大変さ
看護師として病院などに就職すると、患者さんに指導をする機会がたくさんあります。疾患に対して、生活指導を行うことになります。退院をして自宅に帰り、再入院をすることがないように、食事やその他の生活指導を行います。その時、個人を尊重した患者指導を行うことになり、そのことの大変さを痛感します。理解しやすい人もいれば、理解してくれない患者さんもいます。
また、指導をしたにも関わらず、すぐに再入院をしてくる患者さんもいます。その時には、看護師としてかなり落ち込みます。自分のせいではないとわかっていても、再入院をしないように指導したと思う悲しさがあるのです。看護師として、そのような葛藤する場面も多くあります。
それは回数を重ねるごとに、上手になり患者指導として自分でも納得できる内容となるので心配することはありません。
まとめ
いかがでしたか?一般の仕事から看護師になった時には、以前の仕事内容と比べるとかなりのギャップを感じることでしょう。しかし看護師になったからには、そのギャップを少なくするように努めることが重要です。
やりがいを多く感じることができるので、その点を自分としては評価するようにしたいですね。こんなはずではなかったと思った時には、看護師同士で悩みを言い合うことも大切なストレス解消となるので、オススメします。
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