誰しもが就職・転職・職種を変更する時のポイント

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#1972 2022/10/14UP
誰しもが就職・転職・職種を変更する時のポイント
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医療従事者・それ以外の業界・職種でも面接で「人となり」を伝えることが最優先だと思います。「personality」英語表現で「人柄や人の性格そして個性や気質」。面接であなたらしさを表現し、しっかりとした志望動機を伝えることで、就職に導けるのではないでしょうか。

目次
①はじめに
②就労支援で思う事
③就活支援サービスの選び方
④(転職時でもあらためて)自己分析は重要
⑤自己PRの作り方
⑥志望動機の作り方
 

①はじめに

私は現在56歳です。私が高校・大学時代は母が看護師長で、家事を担っていた記憶があります。大学生活は楽しみつつ、多忙な母親を側で見ながら成長しました。その後結婚し、一男一女を出産し、子育てに奮闘しながら、PTAなど教育活動をしてきました。現在、長男は4年目の医師、心臓血管外科医として研鑽しております。長女は大手IT企業で4年目の総合職として活躍しています。そして私は子育てが一段落し、約10年前より大学のキャリアセンターでキャリアコンサルタントとして、カウンセラー業務及びセミナー講師として勤務、現在は公共施設である労働局でキャリア支援をしております。長男長女に対しても、キャリアについての学びを活かしてきたように思います。また現在85歳になる母は、昔仕事を共にしてきた同僚や後輩、患者様に「あの時師長には大変よくしてもらった・・・」など話を聞くことがあり、当時の凛とした姿を思い出すと共に、慕われている姿を誇りに思っています。
そんな私ですが、医療従事者を希望されておられる方に少しアドバイスさせて下さい。

②就労支援で思うこと

大学のキャリアセンターで就職支援をしていた頃は、3回生、4回生や卒業生でしたから、20歳から25歳位までが対象でした。しかし今現在はハローワーク「わかもの支援」=「概ね対象年齢が35歳までの就職支援」として勤務しています。
ゆえに中学卒業からの年代16歳~40歳前後ということで、大変幅広く就職支援を行っています。
ハローワークで働き始めた時は、履歴書・職務経歴書の指導、ましてはその道の大先輩に対してアドバイスが出来るのかとても不安でした。専門性のある職種や技術、そして資格等、理解できていないわけですから。
でもそれは現在就職・転職しようとしているご本人が一番解っておられる事で、私は求職者の気持ちに寄り添い、自己分析を促し、その業界・その職種にどれほどの想いがあるのか、
仕事以外の事でも、自分の能力が「どのように活かされるのか」を伺うことで、アドバイスが出来るようになりました。
そしていつも私は以前の仕事(アルバイトも含む)での仕事状況や環境を含め良かったことと悪かったこと、★人(人材)★環境(働き方)★仕事(仕事内容)。この3つの良い点と悪かった点を聞き整理します。
私自身も自己研鑽しつつ、ホームページやサイト、SNS等を見ながら、最近では「看護師・臨床検査技師・介護士・管理栄養士・歯科助手・医療事務に関する資格等」のご相談にも対応できるようになりました。

③就職支援サービスの選び方

ご自身で病院・介護施設・公的機関のホームページを閲覧し、採用ページ→職種を選び→メールで応募が出来る方はキャリアセンターも就活エージェントもハローワークも就活媒体誌も必要ありません。
でもそれが難しい、不安である、サポートして欲しい、もっと良い情報があるのでは・・・と思われる方が他の選択をすれば良いのではないでしょうか。
私が大学のキャリアセンターにいる時(新卒の学生対象)はマイナビ・リクナビ・学情がメインでした。新卒ハローワークはどちらかと言えば、「就活サイトの動きについてゆけない」
「集団で行動することが苦手」「コミュニュケーション力に少々問題がある」学生が利用するものだと思っていました。
しかし今振り返ってみると「地域性に特化した求人」「大手のように大量に採用しない少数精鋭な求人」そして「留学生に対しての手厚いフォローがある求人」がありました。
医療関係の就活サイトは取捨選択できる知識や求人票を見慣れた方はエージェントを利用することが、就活・転職活動には最適だと思います。求人案内・書類作成のサポート、条件に適合した求人依頼を受け取ることが出来ます。
しかし私も就活エージェントを利用して就職活動をした経験がありますが、オファーが来たからいって受けても書類通過、面接通過するわけではありません。中には無作為に応募者が集まらないのでオファーを出しているブラック企業もあるので注意が必要です。
そして情報を入力することで、登録していないサイトからもメッセージやメールが届くようになり、この動きに対応できない方はあまりお勧めできません。

④(転職時でもあらためて)自己分析は重要

新卒の学生に対してキャリア関係の授業でいつも行っていた自己分析です。
気恥ずかしいかと思いますが、直感で。
自分が当てはまると思う項目を選んでゆき、最後5つに絞って下さい。
□堅実に歩んでいける □自分を磨く努力ができる
□リスクヘッジが得意 □人に教えるのが得意
□人の心をくみ取れる優しさを持っている □単純作業が得意
□協調性を重んじることができる □自分の気持ちに素直に行動できる
□相手が求めていることを察することができる □感性が豊かで目の前の物事を楽しめる
□優しさに溢れている □好奇心が旺盛
□細かいミスにも気付くことができる □新しい物事への行動力に溢れている
□100点を目指すことができる □好きになると短期間で思いっきり没頭できる
□感受性に恵まれている □コツコツと努力を続けることができる
□強い情熱を持っている □細かいことを気にしない
□時間を大切にしている □1つ1つの作業を丁寧に仕上げる
□決めたことを守る意思の強さがある □目の前のことに集中できる
□ちょっとやそっとの挫折ではへこたれない強さがある □感性で人と向き合える
□ストレス耐性が強い □人に安心感を与える
□理想をイメージできる □堅実な印象を与える
□他人をよく観察している □自己主張ができる
□自分のペースを保つことができる □こだわりを追求している
□周りに振り回されない強さを持っている □周りにエネルギーを与える
□自分の感情に素直に生きている □計画を立てることが得意
□人を信じる力がある □1つずつ堅実に進める力がある
□すぐに打ちとけることができる □リスクヘッジ能力が高い
□人を素直に認めることができる □柔軟性が高い
□周りを楽しませる心を持っている □目の前のことに全力で向き合える
□ストレスを溜め込まない □心からやりたいことに素直に行動できる
□高い協調性を持っている □没頭した作業が得意
□人を支えることが得意 □マイペースに突き進むことができる
□相手の気持ちを尊重できる □強い責任感を持っている
□深く考えてから行動することができる □公平な判断をできる理性がある
□人の心に寄り添うことができる □自分に厳しく努力することができる
□深いつながりを重んじることができる □失敗やミスを減らす努力ができる
□慎重に物事を考えることができる □相手の話を聞くのが得意
□相手の良いところを見ることができる □真面目さがある
□自分の魅せ方を知っている □誠実に気持ちを伝えることができる
□暗い雰囲気を変えることができる □頭の回転が早い
□幅広いことに興味を持てる □高い集中力を持っている
□同時にたくさんのタスクをこなすことができる □話すのが苦手な人へ安心感を与えることができる
□時間を有効活用することができる □スピードや効率を重視できる
□積極性を持っている □粘り強く頑張ることができる
□人の世話が好き(面倒見が良い) □コツコツと自分を向上させることができる
□自分をアピールすることができる □常に全体を見渡している
□1つのものに強くこだわることができる □向上心が強い
□大切にしたいものを持っている □素直で前向きな明るさを持っている
□理想を追求できる □行動までのスピードが早い
□誰かのために頑張ることができる □誰とでも打ち解けられる
□人一倍の努力を惜しまない □新しい環境に飛び込むことが得意
□結果を追求して自分をマネジメントできる □物事を順序立てて考えることができる
□自然体で親しみやすい □感受性が豊か
□効率よくポイントをおさえることができる □きちんと反省して改善する力がある
□おおらかで動じない強さを持っている □ミスや問題を発見することができる
□独創的な視点を持っている □反省を改善に繋げる力がある
□問題を発見して解決に導くことができる □相手目線で物事を考えられる
□気丈さを持っている □責任感が強い
□どんな環境でも物怖じしない □他人の良いところを見つけることができる
□自分の意見をきちんと伝えることができる □思慮深く、失敗から学ぶことができる

⑤自己PRの作り方

最終的に選んだ3つから5つぐらいを織り込む文章の作成をお願いします。
まず結論から
「私は○○をすることが長所です。○○が強みです。」
なぜならば・・・例をあげるとすれば・・・
最後に最初にふれた結論に戻る・・・ことです。

1責任感が強い →
2感受性が豊か →
3失敗から学ぶことができる→
というように箇条書きで書いても良いかと思います。

さて、医療福祉系の仕事をめざす学生さんや社会人、再就職、転職を考えている医療福祉系のお仕事を目指す方にアドバイスがあるとすれば、
「場の空気を読み、冷静な言動・行動が出来る力」が必要ではないでしょうか。
日常生活、仕事をしていて、大切で誰でもわかっている事ですが、特に医療関係では求められるスキルだと感じます。

看護師長だった母親にも、成長段階にある心臓血管外科医の長男も、「自分のペースで動じることなく仕事をしている姿」を目にしてきました。
言い方を変えれば、人として冷たく感じる事もありましたが、そこは生命にかかわる仕事に従事しているからこそ・・・と考えるようになりました。
これから医療従事者を目指される方は自分の中に「場の空気を読み、冷静な言動・行動が出来る力」は如何でしょうか・・・。
何かエピソードがあるかもしれません。

⑥志望動機の作り方

企業(法人・団体)の行っていること と 自分の価値観・仕事観・経験
この二つが重なるところが 共感できる箇所であり、志望動機になります。
※ベン図を書いて志望動機を書いてみましょう!

まとめ

★いかがでしたでしょうか?
履歴書も職務経歴書もそして面接も「あなたらしさ」=「personality」が大事になってくることがお分りいただけたかと思います。自分を見つめなおし、また面接でもスムーズにお話しできるかと思いますので、丁寧に取り組んで頂けたらと思います。

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