看護師の転職が決まらない人とすぐ決まる人の違いとは?採用されやすくなるコツを解説

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#1967 2022/10/09UP
看護師の転職が決まらない人とすぐ決まる人の違いとは?採用されやすくなるコツを解説
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想像以上に転職先が決まらず焦りを感じているかも知れませんが、とはいえ妥協して転職先を決めてしまっては、合わずにすぐに辞めてしまう可能性もあります。
そこでこの記事では、まず「転職先がすぐ決まる人と決まらない人の違い」を紹介し、どうすれば選考を突破できるのか、具体的なノウハウをまとめて解説します。看護アセスメントをするときに知っておきたいSOAPについて詳しく紹介します。

―看護師の転職ー1.【看護師の転職】すぐ決まる人と決まらない人の決定的な6つの違い
転職先・再就職先がすぐ決まる人と決まらない人には、以下の6つの違いがあります。

すぐ決まる人決まらない人

応募のやり方同時進行一つの施設ごとに応募
情報収集入念あまりしていない
転職の軸明確考えていない
志望動機応募先に合わせて書く使いまわす
面接回答を事前に考えている場当たり的なやり取り
転職サイト使っていない or 一つだけ複数活用している

それぞれ具体的に解説します。

1-1.複数の施設に応募していない

転職先がなかなか決まらない原因として、「複数の施設に同時進行で応募していないこと」が考えられます。
転職がすぐ決まる人は、一気に複数の病院に応募しています。いくつもの病院の面接を同じ時期に受け、雰囲気や待遇などを比較しながら、転職活動を進めていくのです。
複数の病院・施設に併願すると、
同時進行で選考が進むため、転職活動の時期は短くなる
同時期に繰り返し面接を受けることで、次第に場慣れしていく
というメリットがあります。
これに対して、なかなか決まらない人は、一つの施設に応募し、不採用の知らせを受けてから、再度求人探しから始めてしまっていることが多いです。
選考は数週間かかることも多いので、これでは時間がかかってしまうのも当然です。早く次の職場を決めたい人には不向きな進め方です。

1-2.事前の情報収集が不足している

転職先がなかなか決まらない原因として、「事前の情報収集が不足している」ケースも考えられます。
転職がすぐ決まる人は、もし働きたい病院があれば、その病院について入念に情報収集をして、必要なら専門領域の知識を頭に入れた上で面接に臨みます。病院側が求める人材であることをアピールするためです。
その際、「自分が求められている人材じゃない」と判断したら、その時点で見切りをつけ、別の病院を探しています。
病院側がどのような人物を求めているか、求人広告に「○○な人材を募集」と書かれているケースもありますが、それ以外にも病院の公式サイトなどから情報を集めることで、ある程度仮説を立てられます。

採用ニーズの仮説を立てる3ステップ
病院の公式サイト(看護部のページ)を見る
理念・看護観
看護部長のメッセージ
先輩ナースのメッセージ
募集要項(求人広告にはない情報が載っていることもある)
「○○の実績がある人材」「○○力のある人材」が欲しいのでは?と仮説を立てる
そこから「自分の経験のどの部分をアピールするか」を決める
場合によっては専門領域の知識を勉強する
このようなプロセスを経て、病院に対して最も魅力的と言える要素をアピールしていきます。

これに対し、なかなか決まらない人は「情報収集不足で、採用ニーズを上手く把握できていない」方が多いです。採用ニーズが上手く把握できていないと、応募書類や面接で自分を上手くアピールできず、選考になかなか通過しなくなってしまうのです。

1-3.転職の軸が定まっていない

転職先がなかなか決まらない原因として、「転職の軸が定まっていない」ケースも考えられます。

転職の軸とは

転職の軸とは、次の職場を選ぶ上で絶対に譲れない条件(今回の転職で必ず達成したい最優先事項)のことです。
例えば、
年収450万円以上の職場
通勤時間が30分以内で、家庭と両立ができる職場
専門的で高度な技術が学べる病院
などがあげられます。

転職がすぐ決まる人は、この転職の軸が明確なので、早い段階である程度病院を絞り込めます。複数の選択肢があっても、職場の選び方に一貫性があるので、転職活動の方向性がぶれることはありません。
これに対して、なかなか決まらない人は、この転職の軸が曖昧です。求人を探していても「この病院もいいな…やっぱりこっちもいいかも…」となってしまい、時間がかかってしまいます。
また、妥協できる点を決めていない人も、希望条件が厳しくなりやすく、なかなか応募できる職場が見つからないとなりやすいです。

条件が厳しくなってしまう例
譲れない条件3つ以上あげている
妥協できる条件が1つもない
かなり求人を限定するような条件を複数あげている
(例:高収入+夜勤なし+残業なしなど。美容系クリニックなどに限定されてしまう)
全ての希望を満たす職場を探すのは難しく、どうしても転職活動が長引いてしまいます。

1-4.履歴書で「どの病院でも使いまわせるような志望動機」を書いている

中々書類が通らない人は、履歴書で「どの病院でも使いまわせるような志望動機」を書いていることも多いです。
確かに履歴書を書くのは相当労力がかかるものですが、とはいえどこの病院でも使えるような志望動機では意欲が伝わらず、選考通過から遠のいてしまいます。

■NG
貴院の理念に共感し、志望しました。
■OK
患者様とじっくり時間をかけて関われる慢性期病棟で働きたいと考えています。貴院の「認知症看護法マニチュード」を積極的に取り入れたケアを提供している点を魅力に感じ、この度志望しました。

このような具体性のある志望動機を作成するためには、前述の情報収集がカギになります。病院の特徴や力を入れていることなどを詳しく調べておき、それを応募書類に組み込むことで、魅力的な履歴書を作成できるでしょう。
履歴書の書き方については、『看護師転職を成功させる履歴書の書き方|志望動機や職歴の記入方法』で詳しく解説しているので参考にしてください。

1-5.面接の準備不足

書類選考は進むのに面接で不採用となる人は、面接の準備不足であることが多いです。
転職がすぐ決まる人は、「面接でこう聞かれたらこう答える」という回答パターンを大まかに用意しています。
事前にどのような質問が来るかを想定し、答えを考えておけば、返答に困ることは少なくなります。余裕が生まれ、「どう答えるか」に意識が向くようになるので、ハキハキと自信を持って応対できるようになるでしょう。
これに対して、受け答えの準備ができていないと、咄嗟に上手く答えられず、良い印象を与えられていない可能性があります。
面接の印象は、実は経歴やスキルと同じくらい重要なので、しっかりと準備をしておくことが大切です。
頻出の回答については『看護師転職の面接マニュアル|頻出質問と回答例&好印象を与えるポイントを徹底解説』で答え方と併せて解説しているので、参考にしてください。

1-6.転職サイトを上手く活用できていない

転職がなかなか決まらない人の中には、転職サイトを上手く活用できていない人も多いです。
具体的に言うと、転職サイトの登録数が少ない傾向にあります。
転職がすぐ決まる人は、複数の転職サイトにまとめて登録し、以下のように徹底的に使い倒す姿勢で利用しています。
複数サイトを使い、求人の選択肢を一気に広げる
気になっている求人があったら、他サイトからも同じ給料で募集されているか確認する
働き方や採用基準を各サイトの担当者から話を聞く
相性の良い担当者を見つけ、履歴書の添削や面接対策を徹底してやってもらう
これに対して、転職がなかなか決まらない人は、「転職サイトを使わず、ハローワークだけで探している」「転職サイトは一社だけしか使っておらず、あまり頻繁にやり取りもしていない」という特徴がみられます。
特に転職サイトは応募書類を添削してくれたり、面接の対策をしてくれたりするサービスもあるので、「書類選考に通過しない」「面接までは行くけど採用されない」という方は、積極的に利用していくべきです。
転職サイトには、それぞれのサイトしか扱っていない独占求人を持っていることもあるので、登録サイト数を増やすほど、良い求人が見つかりやすくなります。
どの転職サイトを使うべきか知りたい方は『看護師723人が選ぶ転職サイトおすめランキング|口コミ評判&求人数を徹底比較』の記事を参考にしてください。

2 コミュニケーション能力が低い

2-1.主体性がなく、転職意欲が伝わらない

求職者本人に主体性がないため転職意欲が面接官に伝わっていないケースも多いです。
特に、「転職サイトの担当者やハローワークの窓口の人に言われるがまま応募した」という人がこれに該当します。要するに、自分の意思ではなく、他の人の勧めに従って行動している人です。

自分の考えや意思で行動していないと、志望動機を聞かれたとしても、当たり障のないことしか答えません。
将来のキャリアプランについて質問されたとしても、具体的に考えていないため、咄嗟に答えることも難しいでしょう。
「自分はなぜ転職しようと思ったのか」「転職でどのようなことを実現したいのか」など、根本に立ち返って考えなおしてみることも大切です。

2-2.ブランクが3年以上ある

結婚や出産で休職していた期間が長い場合、採用されにくい場合があります。特に3年以上のブランクがあると、技術が鈍ると懸念されるケースも少なくありません。
ただ、医療技術の難易度が高くない職場の場合、ブランクのある看護師を歓迎していることも多々あります。
ブランクのある看護師が復職するためには、事前に最新の知識や技術を学んでおくと良いでしょう。都道府県や公的機関、民間企業が定期的に開催している復職希望者向けの研修やセミナーに参加してみるのもおすすめです。
詳しくは、『ブランクのある看護師が復職・再就職を成功させるための事前準備を総まとめ』の記事をご覧ください。

2-3.転職回数が3回以上

転職回数が3回以上ある方も、採用されにくいことがあります。周囲より、やや転職回数が多く、「すぐ辞めるのでは」という懸念を持たれやすいからです。
実際に、転職サイト「看護のお仕事」が行った調査では、「看護師の3人に2人は転職回数2回以下」であるとわかっており、3回を超えると少数派になります。(参考:『看護師は転職回数が多いってホント?|ナースの転職意識調査』)
※転職回数が3回以上の看護師は全体の35%
もちろん、看護師はライフステージ(結婚など)の変化に応じて病院を変えることも多く、転職回数が増えることは普通のことではありますが、一般的には転職回数が増えるほど、「他の採用候補者よりも転職回数が多い」「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」といった懸念点になる可能性があります。

著しく転職回数が多い場合は、「家庭の事情」など建前の理由を使うことも必要です。転職活動時に意識すべきことは『転職回数が多い看護師でも転職を成功させるための全知識』で詳しく解説しています。

―看護師の転職ー2-4.コミュニケーション能力が低い

面接で協調性がない、コミュニケーション能力が低いと判断されると採用確率はグッと下がります。看護師は患者・医師と頻繁にコミュニケーションを取る仕事であり、採用判断に大きくかかわります。
面接では明るい雰囲気や姿勢など良い印象を与えることを意識し、挨拶や社会人としてのマナーなど当たり前のことができなくて減点されないように注意しましょう。

まとめ

看護師の転職が決まらない人に理由や転職が決まりやすくなるコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
転職先が決まらない理由としては以下の6つが考えられます。
転職が決まらない6つの理由
複数の施設に応募していない
履歴書の書き方が分かっていない
面接時に良い第一印象を与えられていない
面接での受け答えが下手
自己PR不足
病院側の採用要件と合わない
転職先が決まらない理由をよく考えてから、次の職場へチャレンジしましょう。
あなたの転職活動が成功することを願っています

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