看護師の転職における悩みと対処方法|転職成功のコツも伝授! 

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#1929 2022/09/03UP
看護師の転職における悩みと対処方法|転職成功のコツも伝授! 
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今回は、看護師転職における悩みと解決策を紹介しました。
まずは現職場で改善の余地があるかを考え、改善が難しければ転職を検討しましょう。そして転職を決意すると、「職場に迷惑をかけるのでは...」「転職しても改善しないのでは?」など、他の悩みも出てくるかもしれません。
今回紹介した転職成功のコツも参考にして解決していきましょう。

看護師さんが転職を考える悩み10選

転職するか迷っている看護師さんの中には、「こんな理由で転職を考えていいのかな」と悩む人は多いのではないでしょうか。
そこでまず「他施設で働きたい」と考える現役看護師さんが、何を理由として挙げるのかを見てみましょう。さらに、転職を決意する前の注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

看護師が他施設で働きたいと思う理由|上位10選

ここでは、厚生労働省の調査から「他施設で看護職員として働きたい」と考える看護師さんが挙げた理由の上位10選を取り上げます。

1位:他施設への興味 34.1%
2位:給与に不満があるため 31.1%
3位:休暇がとれない・とりづらいため 24.5%
4位:超過勤務が多いため 22.3%
5位:責任の重さ・医療事故への不安があるため 17.7%
6位:夜勤の負担が大きいため 16.7%
7位:人間関係がよくないから 15.4%
8位:キャリアアップの機会がないため 11.6%
9位:本人の健康問題のため 8.7%
10位:出産・育児のため 8.4%

参考:厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」
「他施設への興味」や「給与に不満がある」という理由が特に多いようです。看護師さんの仕事は体力的にも時間的にもハードなので、給与に不満を感じる人は多いでしょう。

また、「休暇のとりづらさ」「超過勤務の多さ」「夜勤の負担」など、看護師業務のハードな側面も目立ちます。

このように看護師さんが転職を考える理由は複数ありますが、すぐに転職に進むべきかどうかは注意が必要です。なぜなら、現状から逃れるための"逃げ転職"は往々にして次の職場が決まりにくかったり、転職したあとの後悔につながったりすることが多いからです。
そこで次は、転職を決断する前にやっておくべきことについてお伝えします。

まずは現職場で解決の余地がないか考えてみる

転職を検討する際に大切なのは、まずは現職場に解決の余地がないかを考えてみることです。
なぜなら、いま抱えている悩みが転職をしたからといって解消するとは限らないからです。例えば人間関係の悩みであれば、転職先なら必ず良好であるとは限らず、再度悩む場合もあるでしょう。
転職した後で「職場を移っても同じだった...」と落胆することがないよう、慎重に考えることが大切です。例えば、以下のように考えてみましょう。

【 いまの職場で抱える悩みを解消する方法の例 】
昇給、昇格しないのが不満なら...プラスαの資格を取得する、研修に手を挙げる、上司に相談する
体力的な辛さがあるなら...異動を願い出る、上司に相談する(時短勤務への変更など)
人間関係の悩みがあるなら...異動を願い出る、信頼のおける先輩(できれば職場以外)に相談する
上記のように考えて、現職場で対処しても状況が改善しなければ、転職も検討しましょう。

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転職を決意してからの悩みあるある
次に、転職を決意した看護師さんが抱える悩みをご紹介します。実際に転職を決めたからといって、気持ちが割りきれずに新たな悩みが生じる場合もあります。
それぞれの悩みについて、どう考えるとよいのかも含めて解説してますので、参考にしてみてください。

職場へ迷惑をかけるのではないかという後ろめたさ

看護師さんの職場はどこも人手不足なので、「自分が辞めたら迷惑をかけるのではないか」と後ろめたさを感じる人は多いでしょう。
しかしどんなに活躍している人であろうと、いなくなった後も意外と組織はうまく回っていくものです。もし回らないのであれば、それは個人のせいではなく職場の問題であり、引け目を感じる必要はありません。
とはいえ、職場がなるべく困らないようにする配慮は大切です。具体的には早めに退職を申し出て、引き継ぎを十分行うなどの方法があります。

転職しても改善しない/悪化するのではないか

また、「転職しても改善しない、悪化するのではないか」という悩む人もいるのではないでしょうか。どんなに慎重に転職先を選んだとしても、働いてみたら悪化してしまったという人はいるかもしれません。
状況が悪化するかもしれないと思うと、転職を踏みとどまるべきなのか悩みますよね。
その場合は、「転職で得られるメリット」と「職場に残ることで得られるメリット」を紙に書きだしてみましょう。どちらにメリットが大きいかを書き出すと、どうすべきかおのずと答えが出てくるはずです。

転職活動に割く時間がない

看護師さんの仕事は多忙なので、転職活動に割く時間がないと悩む人は多いでしょう。しかし、転職する理由・動機がはっきりすれば、忙しくても活動時間は捻出できるはずです。
まずは1年後、5年後にどうなっていたいかをイメージしてみましょう。転職理由や動機が明確になると、どんな職場を探すべきかという転職の軸がはっきりして、効率よく探せるようになります。
例えば、特定分野のスペシャリストになりたい場合は、認定看護師などの資格取得支援がある職場を探すといった形です。

職場をどうやって見極めればよいのかわからない

自分の希望(例えば仕事内容、良好な人間関係など)が本当に叶えられる職場なのかをどう見極めればよいかわからない人もいるでしょう。実際に、募集要項の内容や病院方針や看護理念だけでは、希望が叶う職場か判断しにくいものです。
そのため、面接の際に「実際の担当業務」を質問することや、職場見学でスタッフの様子を確認することをおすすめします。
面接では質問しづらいかもしれませんが、長期間働くためには職場の見極めも大切なので、気になったことはしっかり確認しましょう。

転職先が求めるレベルに見合っているのか不安

また「転職先の求める実力レベルに達していないのではないか...」と不安に思う人も少なくないでしょう。例えば「クリニックから急性期病院へ」など、規模や業態が違う職場への転職を考えている場合は、不安になる点かもしれません。
この場合、転職先が求めている人材について、募集要項から把握したり面接で質問したりすることをおすすめします。
いずれにせよ、どんな職場でも仕事の進め方が全く同じということはまずありません。わからないことは遠慮なく周囲に聞いて、積極的に自己開示し、学習していく姿勢が何よりも大事です。

ご自身がこれまでに積んできた経験や知識を振り返り、まずはご自身のスキルに自信を持ちましょう。そして、どうすれば新たな職場で自分のスキルを活かせるか、新しい職場に貢献できるかを考えましょう。
ここまでは、看護師さんが転職を考えるときの悩み、そして決意してからの悩みを紹介しました。
ただし、先述したとおり「嫌だから辞める」といった逃げの転職はおすすめしません。単なる逃げではなく、ポジティブな理由を挙げることが、転職成功への道です。

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「こんなはずじゃなかった」を防ぐために|転職成功のコツ

では最後に、看護師さんが転職で成功するためのコツを紹介します。ここでは、「転職してみたらイメージと違った」「こんなはずじゃなかった」という事態を防ぐために大切なことを挙げました。
いずれも簡単にできることばかりですので、ぜひ取り入れてみてください。

転職期間は余裕を持って設定する

まず、転職期間は余裕をもって設定しましょう。目安として2~3カ月は設けておくのが安心です。
いざ、転職しようとしても労働条件や給与などさまざまな条件で悩み、なかなか決まらないこともあります。また焦って転職先を決めると、条件などの見落としが多くなる可能性もあります。
そのため、じっくり比較検討できるように転職期間は余裕を持って設定することが大切です.

複数の求人をチェックして条件を比較する

求人は1つだけでなく複数チェックして、条件を比較しましょう。どんなによい職場候補が見つかったとしても、1つの求人を見るだけでは気づかないこともあります。
例えば、「A病院なら賞与が十分もらえると思ったが、実は年収としては病院Bの方がよかった」などです。年間休日なども、同じ総合病院でも差があるので、複数の職場を比べることが大切です。
10カ所くらいは比較検討すること、また足を運ぶのは最低でも3~5カ所にすることをおすすめします。

情報収集をしっかり行って不明点は確認する

働き始めてからのギャップを少なくするには、情報収集をしっかり行って不明点は確認することが大切です。まずは募集要項や応募先のホームページを、くまなくチェックすることをおすすめします。
それでも給与、労働条件で不明なことがあれば、面接の時にそれとなく確認してみましょう。条件面の希望ばかりを言うのは心証がよくありませんが、面接の最後に少し質問するのであれば、利己的なイメージにはなりにくいでしょう。
また応募先のスタッフに知り合いがいれば、その人から実際の話を聞く、というのもギャップを埋めるよい手段です。

可能であれば職場見学をする

さらに、可能であれば職場見学をさせてもらいましょう。少なくとも施設を実際に見に行くようにしましょう。
働きやすい職場を見つけるには、その雰囲気を知ることが大切です。スタッフ同士の会話や、整った環境、見だしなみなどからも職場の風土はある程度分かります。
そして、患者さんにそれとなく評判を聞くのも手かもしれません。あるいは口コミサイトで地域の方からの評判をチェックするのもよいでしょう。
施設の手入れ具合がよいか、地域への配慮があるかといったことも、ブラックな職場を引き当てないチェックポイントです。

まとめ

今回は、看護師転職における悩みと解決策を紹介しました。
まずは現職場で改善の余地があるかを考え、改善が難しければ転職を検討しましょう。そして転職を決意すると、「職場に迷惑をかけるのでは...」「転職しても改善しないのでは?」など、他の悩みも出てくるかもしれません。
今回紹介した転職成功のコツも参考にして解決していきましょう。

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