嚥入院当日の患者さんをアセスメントする! 

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#1928 2022/09/02UP
嚥入院当日の患者さんをアセスメントする! 
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入院してくる患者さんは、入院する前もかなり考えることがあり、入院した跡もいろいろな思いを持ち入院してきます。その時、一番身近な存在となるのが看護師です。ここでは、入院してくる患者さんについてアセスメントする内容をお話します。

・入院は辛い

入院をするというのは、自分の毎日の生活と違い違う環境で過ごす事になるので、かなり辛いです。入院してくる患者さんは、症状があることが多くその辛さもあるので更に辛い気持ちで入院をしてくることになります。
まず思うことは、なんといても不安があることです。入院をして治るだろうかと言う不安をいつも持っています。しかしその不安について、話すことができないのです。もんもんとした気持ちのまま、入院をすることになりなれない環境に戸惑いながら入院生活を送ることになります。
また辛いのは、やっぱり痛いことですね。その症状により痛みがあります。痛みについては、薬で治療をすることにより改善させることができます。その症状により痛みが改善されると、随分と気持ちが楽になったと言われる患者さんも多いのです。まずは、痛みをとってあげることが重要となりますね。
また痛みがあるのは、日々の中で行う検査です。採血、カメラ等痛みを伴うのでそのケアも必須です。

・定期の入院か緊急入院か

定期で入院をされる患者さんの場合は、ある程度の心構えができています。まず入院に必要な必要物品の準備が出来ているので、それを持参することができます。しかし緊急で入院をしてくる患者さんの場合は、そのまま準備もされないまま入院をすることになり、そこでかなりのストレスをうけることになるのです。家族と一緒に来ている場合は、家族が準備をすることができるのですが一人で入院をした場合はそれができません。その場合は、看護師が準備をすることになります。
緊急で入院をされた患者さんの場合は、その気持ちの変化は想像を絶するものであるでしょう。しかし看護師は、緊急で入院をしてきた患者さんの検査や治療などで忙しいため、その気持ちを汲み取り配慮することはむつかしいです。ある程度落ち着いた時点で、気持ちをアセスメントして声かけ等を行うようにしています。

・初めての入院の場合

通院をされていた患者さんが入院をする場合は、その病院のことについてある程度理解しているし戸惑うことが少なくなります。しかしそうでない患者さんの場合は、入院をした時点でかなりのパニックになってしまいます。
初めて来た病院で入院をすることになり、その戸惑いが大きいのです。知らないスタッフとの関わりや同じ部屋の入院患者さんとの関わり等でも疲れることがあります。精神的に疲れた状態である上に、施設になれていない戸惑いと入院により知らない人たちとの関わりや検査や治療等を考えると、パニックになるのは当然のことでしょう。
特に入院をしたことがないと言う人の場合は、要注意です。ケアをこまめにしてあげることが大切です。

・再発の入院の場合

入院をしてくる患者さんの中には、検査目的である、治療を行う等の目的があります。その中でも、最も注意が必要となるのはなんと言っても再発をして入院をしてくる患者さんの場合です。
その患者さんは、ガンなどで再発をしていることを外来で伝えられて入院をしてくるまでの間で時間があるので、その間に気持ちの整理をすることもあります。
しかしそのような気持ちの整理をしてくる患者さんでも、いざ入院をして治療が始まることによりかなりショックを受けます。その治療で治るのだろうかと、いつも考えています。治療がきつい場合は、特にそのことについて悩み苦しんでいるのです。

・家族がいる人

漢族がいる人が入院をする場合は、一人で入院をする場合よりも考えることが多くなります。家族がいることにより、自分の心配よりも家族のほうが心配と話される患者さんが多いです。自分の心配よりも、家族が困るのではないかと思っているのです。
特に心配するのは、なんと言っても経済的なことですね。入院することにより、給与が滞る場合は本当に困ります。自営業の人の場合は、リアルにそのことを考えてしまうでしょう。もしも子供さんが進学をするときには、よりどうしようと思ってしまうことになります。
家族がいる人は、家族に支えてもらえると思う反面、家族の心配事も一緒に考えて悩み入院生活を送ることになります。

・家族がいない人

家族がいない人は、入院をすることにより自分の今後の生活について真剣に考えることになります。家族がおらず、一人で入院をする時にかなり心細いです。知り合いがいる人は、その知り合いに依頼をすることができるのですが全くいないと言う人もいます。そのような人は、いろいろなことについて悩んでいます。
経済的なことについて悩んでいる場合は、ソーシャルワーカーに相談をしたりして、情報を共有して解決を見つけるようにします。
また一人で心細いと言う気持ちも、誰でも持っています。一人でいることに慣れているものの、病気になるとそのことは全く考えられなくなります。今後の生活事態に不安を抱くようになり、どうしようもない不安に襲われることになります。

・検査入院の場合

入院をする患者さんの中には、検査だけの場合もあります。検査をして今後の治療に向けての入院となるのです。
検査というと、不安がないと思いがちですが検査結果が判明するまではとても辛い気持ちを持つことになります。検査をしたあとは、まず考えることとして最悪の場合はどうしようということです。検査をして、いい方向に考えることはまずありません。最悪のことを想像して、その時にどうしようと思うことが多いのです。
その結果、検査入院と言ってもその後のことのその時点で考えているので不安が膨らみどうしようもない気持ちを抱えていることになります。

・看護師との関わり

入院をしてくる患者さんは、看護師のことを一番頼りにしています。医師は、治療をしてくれるのですが精神的なフォローを受けることができないと思っているのです。
一番自分のお世話をしてくれる看護師に、その不安をぶつけることになります。普段の入院生活の中では、そのことをぐっと我慢しています。しかしふとした時に、その不安な気持ちが爆発することはよくあることです。
少しのきっかけで爆発することになりますが、そのことも大事なのかもしれません。ふつふつとストレスを溜め込んでしまうよりも、少しづつ小出しにしてストレスを解消するほうがいいのです。
入院をしている患者さんは、怒る、泣く等感情をむきだしにすることがあります。この人はしないだろうと思っているような入院患者さんでも、そのようなことがあります。
看護師は、日々入院している患者さんをしっかりアセスメントして、スタッフ同士で情報共有したいですね。

・リスクについて

入院をしてくる患者さんの場合は、まず入院をすることに辛さを感じています。不自由さがあり、そのことがたまらなく辛いのです。自分が自由になれない辛さは、リスクにつながります。
不安な気持ちは、いろいろなところにリスクがあります。考え事をしていて、転倒することもあります。慣れないベッド上の生活で、夜になるとそこから転落してしまうこともあります。
逃げ出したいと思うこともゼロではありません。看護師は、入院当日の患者さんのリスクをアセスメントすることはその患者さんを守るためにもとても重要なことと言えます。

まとめ

いかがでしたか?入院当日の患者さんは、いろいろな不安などの思いを持ち入院してくることになります。看護師としてはその患者さんの背景等を考慮して、寄り添い気持ちが楽になるようなサポートしてあげたいですね。
その気持ちを持ち行動したいと思うだけでも、看護師として患者さんから信頼される存在になることは間違いありません。
 

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