安定した収入を得るためには新卒から病院を選択することが重要

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#1801 2022/04/28UP
安定した収入を得るためには新卒から病院を選択することが重要
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皆さんが卒業、または転職をする際に優先することはなんでしょうか?金銭?休日?やりがい?さまざまな目的があると思います。それぞれの選択するうえで知っておいたほうがよい情報を掲示していきたいと思います。

看護師として働くうえで、自分が何科で働きたいという気持ちがある人や、別に働ければどこでもいいと感じている学生やすでに勤めている看護師もいると思います。前者と後者では今後看護師としての成長に大きな変化がみられます。しっかりと目的意識を持って自分がどんな看護師になりたいのかのビジョンを持つことはとても重要です。実習や学校での学習項目や転職を考えている人は自分がどんな場面で活躍したいのか、または好きな分野を探してみてください。まずはそこからです。卒業を間近に控えている人は今からでも遅くはありませんし、年齢を重ねている看護師は自分の強みは必ずありますので、しっかりと自分のビジョンを持って今後長い人生を費やす場所を探すイメージをより濃く持ってください。
転職する際に人気な就職先について記載をしていきたいと思います。転職を行う上で皆さんが求めているものは「安定」と考えるひとが多いと思います。理由の一つは、実際に臨床の場面を見ている為、経験を活かして、次に望むのは所得の安定だからです。今の時代、新型コロナウイルス流行感染症により医療従事者の求人が目立ってきていますが、安定している大病院は中途採用をいまだに控えている傾向があります。なぜなら、新卒で大量に職員を導入しているのでわざわざ高い賃金を払ってまで中途採用者を雇用する必要性がないからです。しかしながら即戦力になる人材には魅力を感じているのも事実です。その為転職で大病院に就職するのは非常に狭き門になります。自分の経験や得意分野を自己分析しながら病院を選択していく必要があります。
臨床経験がある看護師の転職として人気が高い病院を選択別にわかりやすく表記していきたいと思います。

①独立行政法人機構の病院です。

元国立病院の給与水準を満たしているので、一般の病院と比較すると給料は格段に高いですし、退職金も大きいです。また働き方改革で始業と終業が厳しく定められており、残務がほとんどないというのも大きな魅力です。独立行政法人機構の求人は年に一回のみです。自分が受験したい病院を定めたらホームページにて募集期間や要項を確認しましょう。独立行政法人機構はブロックで分けられていますので、一概にすべての病院を受験できるわけではありませんし。自分が受験したいブロックを定めることも大切です。また採用試験は自分が受験したいと思う第一選択病院で行われます。自宅から通えるのか、遠方からの就職の場合は近隣で住む場所も確保しなければなりません。寮を完備している病院もありますが、独立行政法人自体は建物非常に古い傾向にあります。その為綺麗な環境などを望んでいくと失望することになりますのでしっかりと事前に情報を獲得するようにしてください。独立行政法人機構は勤続年数をそのまま評価して給料に加味してくれます。一般病院から転職すると年収が100万以上、上がった。っという話もあります。安定という意味では大きな魅力がある病院の一つです。教育においても専門看護師や特定看護師、認定看護師なども多く属しており、自分の成長を促すことが出来る病院の一つです。試験内容は主に、小論文・作文と面接です。一般教養が入らなくなった背景としては頭脳よりも人間性を重視する傾向にあると言えるかもしれませんね。

②医療刑務所の看護師です。

ここは特殊な環境にある転職先で、欠員が出ると募集がかかるというトコロテン方式の転職先です。転職情報はハローワークにて入手できます。日々確認し、情報を確認しておくことをお勧めします。刑務所内の看護師は法務技官という役職になり、身分は国家公務員になります。所得、休日ともの抜群の安定度があります。また病院とは違い、教育機関ではない為、新卒ではなく既卒の職務経験を有する30代後半から40代前半を多く採用する傾向にあります。自分の臨床経験を活かして、肺ステップな転職が可能になるのは大きなメリットですね。しかし、教育機関ではありませんので技術の向上や、看護の質の向上を望む方には向いていません。また対象とする相手は、患者ではなく罪を犯した犯罪者です。現場で行われるのは矯正医療といわれ、受刑者がいかに健康で刑期を全うさせるかの健康管理が仕事の一つになります。受刑者と話すことも少ないですし、間に刑務官が介入するので医療行為を行うのにさまざまな障害がうまれるのは事実です。一定の仕事を淡々とこなすタイプの方にはお勧めです。また刑務所なので武道を行っていると面接で優位に働くことがあるそうです。柔道や剣道経験者で、尚且つさまざまな臨床経験を持っておくといいかもしれません。試験内容は作文と面接になります。

③大学病院の看護師です。

東京都や大阪府近郊では比較的転職しやすい分類に入ります。経験を活かしながら自分の看護のスキルを向上させることが出来ます。私学共済の為退職金もしっかりと補償されていますし、昇給も年間5000程度あがっていきます。病院自体が教育機関なので専門看護師、特定看護師、認定看護師をめざすことも可能です。また看護研究も大規模な予算を持っていますので全国を対象とした大きな研究を行えるのもメリットの一つです。教育機関なので研究を行う場面でもしっかりとサポートが受けられます。看護師としてのプロフェッショナルが多く在籍していますので高度な医療から専門的な医療もまなぶことが出来ますし、自分の可能性を大きく伸ばすことができます。一方、教育機関なので当然院内教育や、新人教育、看護研究なのでプライベートな時間を多く犠牲にすることがあります。残業ではないので賃金もでない場面も多いです。自分が成長したい、患者の為、新人看護師の為、医療のために尽力したいと強く思う人には安定と自己成長の二つを叶えてくれる医療機関になります。中途採用の試験は論文・作文と面接が多いです。大学病院は文章校正能力や面接で自分がどのように成長し、医療機関に貢献できるのかを問われることが多いです。

④シップナースです。

旅客船に搭乗する看護師のイメージを持つ方が多いとは思いますが、実はシップナースはそれだけではありません。今はありませんが南極船などに医療班として看護師が搭乗できていた時期もあります。ここで話をするのは捕鯨船の看護師です。捕鯨は遠洋漁業になります。船の中には医師と看護師が配置されており、搭乗員の健康管理や外傷などのケアを行います。仕事を行っている期間としては3か月から6か月。洋上、つまり海に出ている間は全て仕事を行っている期間になります。場合によっては24時間勤務となることもあるそうですが、滅多にないそうです。皆さんがもつイメージにベーリング海のカニ漁のイメージをもたれる方が多くいますが、捕鯨船は比較的波の落ち着いている場所で漁を行いますので、激しい波風にさらされることは滅多にありません。求人枠も少ないので捕鯨船会社などに看護師求人があるかどうか問い合わせ得るのは一番です。給料はとても高く、年収で1000万くらいあるそうです。短期間で多くのお金を稼ぐことができます。これも臨床経験が必要になってくる職業なので外傷や手術の簡単な介助が出来ると優遇されると思います。一方、一度漁に出てしまうと当然陸に戻ることはありません。携帯電話も電波が届かない場所なので全く機能しません。家族などがいる場合は衛星電話を使用することが出来ますが、これは有料になります。個室ですが部屋は狭いですし、旅客船と違ってスタビライザーがついていませんので、揺れも旅客船と比較すると激しいです。半年漁に出たら、帰港すると半年休みになります。長期間家を空けることになるので、独り身で短期間で金銭を稼ぎたい人にはお勧めです。
一般的に人気がありなかなかでない求人についても触れてみました。参考になれば幸いです。

まとめ

看護師として転職をすることは、容易なことですが、自分が希望した条件を満たすにはとても困難を極めることになります。今いる病院が本当に転職するに当てはまるものなのかをしっかりと見定めて検討していく必要があります。年齢を重ねるとともに転職は難しくなります。面接の練習や履歴書の書き方など今一度行い、自分のライフスタイルに合った就職先を見つけてください。

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