実体験を交えた就職活動から採用試験までの流れ

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#1688 2022/01/08UP
実体験を交えた就職活動から採用試験までの流れ
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目を留めて頂きありがとうございます。こちらの記事では看護師の就職活動について実体験を交えつつ、筆者が重要だと思った内容をまとめております。就職活動はなかなかに時間も体力も使うイベントです。皆さんの就職活動の一助になればと思います。

1はじめに

誰しも働こうと思った時に真っ先に訪れるのが就職活動です。それは看護師とて例外ではありません。どうせ就職するならやはり自分がここで自分の能力発揮したいと思える職場で働きたいものです。しかし、そういう職場に限ってライバルは多いもの。今回私が実際に体験した就職活動の内容を織り交ぜつつ重要と思ったポイントを中心に記事にまとめてみました。参考になればと思います。
私は大学卒業後、県立病院へ就職。その後7年間病棟勤務を歴て、結婚を機に転職。転職の際にはまったく知らない土地に引っ越さなければならなくなり無知だった私は看護師専門の転職サポートサイトを利用し病院探しから見学、履歴書製作や面接を経て採用通知を頂きました。

2看護師の実情

現在の看護師の状況は多職種と比較しても離職率が高い傾向にあります。これは資格を取得している強みがあることやどこの病院も看護師不足の状態にあるため転職しやすい環境が一因しているのではないかと考えます。近年のコロナ化による業務の激化はさらに離職者の増加を助長させる可能性があります。離職率が上がると多少なりとも転職率が比例して増加することが推察されます。もちろん離職した人全員が転職するとは限りません。しかし実際私の周りでも多くの人が転職経験があったり現在進行形で転職を考えています。そうなると少しでも希望する病院、クリニックへの就職採用の可能性を上げるため転職サイトを利用しようと考える人も多いのではないでしょうか?
次の項では実際に私が転職サイトを利用した内容について記載します。

3転職先探し

前述した通り私は結婚を機に地元を離れ転職しました。まったくの知らない土地ということや引っ越すギリギリまで働いていたため、引っ越し先の土地を見て回ることもできずネットで調べてみるもののさっぱりでした。そんな時、後輩から転職サイトのことを教えてもらいました。転職サイトでは自身が働きたいと希望している地域や勤務体制、総合病院がいいのか、クリニックがいいのかなど条件を提示すると、サイトの担当者様がその条件にあった病院やクリニックをピックアップしてくれます。そこから私はいくつかの病院に候補を絞りました。
ここで私がもっとこうすればよかったと感じたのは転職サイトにおんぶにだっこ状態にならず自身でも引越し先の地域を中心に検索エンジンなどを利用し就職先を探す努力をすればよかったということです。今の病院は結果的には満足していますが他スタッフに聞くと転職したいと話している人も多いような病院です。(これに関してはどこの病院も似たようなものかもしれませんが・・・。)

4病院見学

次に行ったのが実際の病院見学です。といっても私は働いていいながらの就職活動だったので頻回に見学に訪れることはできませんでした。そのため2つの病院のみを見てまわりました。私の引っ越す土地はもともと条件にあった病院が少ないこともありそこまで困ることはありませんでしたが、やはり病院見学も考えている方の場合は余裕を持った転職活動をおすすめします。特にネットによる情報は手軽に調べられるのでやっておいて損はないと思います。もしあるようなら病院のサイトを覗いて見たり、パンフレットを取り寄せたりとするだけでも情報量は多いです。
また、病院見学を行うことで病院の雰囲気を知れるだけでなく、病院側が私をどんな人なのかアピールするチャンスでもあります。そのため見学に行く際はしっかりとした服装で挑みましょう。スーツを着用し、化粧や髪型にも気を配れるとベターです。

5履歴書作成

いよいよ就職希望先を決定し採用試験の準備に入ります。私がまず取り掛かったのが履歴書の作成でした。履歴書の作成にあたっても担当者がチェックしてくれたのでそこまで不安を感じることはありませんでしたが、実際に書いてみて感じた注意点をまとめます。
まず写真ですが顔周り、特に目元が見えるよう髪型を整えた方が見る側としても相手に雰囲気を伝えやすくなります。出来る限り清潔感のある襟付きの服装などで撮影するのがオススメです。
次に学歴、職歴の項目になります。学歴は高校入学から記入し新人さんであれば看護学校卒業までを書きます。転職希望の人は現在就職している病院までを記入します。短い期間で記入すべきか悩むような場合でも正確に記載しておいた方がいいです。また、もし短い期間の就職があった場合は面接でどうして短期間だったのかと聞かれる可能性があるため答えを考えておくといざという時すんなり答えることができます。
履歴書作成で重要となるのが志望動機の項目です。自分が過去に一生懸命取り組んできたものがあればぜひそれを織り交ぜて記入するといいです。私の場合は以前の病院で看護研究に力を入れていたためそのことを織り交ぜつつ、最後まで責任を持って仕事をしますよというアピールとして記入しました。また、就職希望する病院の理念なども加えるといいです。自分の働きたい理想と病院がマッチしていることなどそちらに強い動機と希望がありますよということと私を採用すると病院のために頑張りますよという内容が伝わるとベストです。
最後に本人希望記入の欄ですがここでは自分がどんな業務を希望しているのか詳細に記入しておきましょう。不採用を気にしてどこでもいいです。なんて書いてしまっては折角の転職そのものが意味なくなってしまいます。どんな病棟、業務を希望し夜勤は出来るのか?精神科や透析といった専門性の高い分野でも良いのか?できるだけ詳細に記入しておきましょう。

6筆記試験

履歴書がかけたらあとは採用試験対策です。私が受けた病院では筆記試験、面接の2つがありました。筆記試験対策については一般常識的な内容のテストと小論文作成でした。特に対策はせず挑みました。正直一般常識のテストはそれぞれの病院によって内容は違うので参考にはならないと思いますが、私の受けた病院では数学と歴史の問題となっていました。
小論文に関しては苦手意識のある人も多いのではないでしょうか。小論文はお題によって難易度かかなり左右されると思います。しかし、お題の中でも自分が知っているものや実体験を記入することで説得力のある文章となる上に文字数を埋めることが出来ます。特に自分がどう感じているか、という主観的内容を記載することでかなり文字数を埋めることが出来ると思います。小論文の具体的な書き方については調べてもらえば多くの文献や情報があると思うのでもし採用試験に小論文がある病院の場合は少し練習しておいた方がいいと思います。ちなみに私が書いた小論文のお題は看護観についてです。看護をお題にした内容の小論文は多いのではないでしょうか。私は予め自分が看護をしていて印象的だったエピソードをいくつかピックアップしていたためスムーズに書くことが出来ました。皆さんもぜひ自分が印象に残ったエピソードを考えておくと良いかもしれません。また、そのエピソードを交えた上でどんなことをまとめの言葉にするかなどエピソードがあると想像しやすくなります。学生さんの場合なら実習中での出来事でもいいと思います。

7面接

最後に面接です。面接では看護師だからといって特別なことはありません。印象を良くするため清潔感のある服装と髪型で挑みましょう。私が受けた病院は割と小規模の病院だったこともありアットホームな感じの面接となりました。できるだけ自分のことをアピールしつつ、希望条件を伝えることが面接においては重要となります。長所、短所、病院の志望動機などは予め履歴書に書いているかもしれませんが自分でもしっかりと覚えておくようにしましょう。また、話す時の雰囲気も相手は見ています。相手の目を見ることが出来ない場合には相手の喉仏のあたりを見て話すようにしましょう。出来れば笑顔があるよよりよいと思います。看護は人対人の仕事となります。そのため相手の喋っているときの姿勢、聞いている時の姿勢などが大切だと考えます。おそらくは面接官も似たような部分を見ているのではないでしょうか。自身のいいところを言葉だけでなく姿勢でアピールできるといいですね。

まとめ

以上が私が実際に体験した就職活動の採用試験までの内容になります。採用までにはたくさんのタスクがあり正直大変と感じる人も多いと思いますが、自分の環境が大きく変わる一大イベンドです。その後のことを考え妥協なく挑んでもらえたら幸いです。皆さんの就職活動がスムーズに行くことをお祈りしております。

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