【看護学生必見】就職に役に立つ記事

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#1680 2021/12/31UP
【看護学生必見】就職に役に立つ記事
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今回お話しするのは、看護師の転職で失敗しない為のノウハウ。これから転職を考えている方は勿論、新卒で就職する看護学生の皆さんにも役立つ情報です。この記事では失敗談や体験談も交えながら話していきます。この記事を読んで、皆さんも良い転職、就職を実現しましょう。

【転職しなきゃ良かった』転職を悔やむ4つの原因】

まずは転職で後悔しがちな看護師の4つの特徴から、転職で失敗してしまう要因を探っていきましょう。

【転職で後悔する看護師の特徴】

1  求人情報の条件を細かく確認していない
2  自分の希望する条件が明確になっていない
3  応募先の病院などの職場見学をしない
4  1カ所の面接だけで就職を決めてしまう

【1】求人情報の条件を細かく確認していない

転職サイトなどに載っている求人情報だけを見て納得してしまうのも、転職で後悔する看護師にみられる特徴です。

【体験談】転職前に勤務状況について質問できなかった

(27歳・女性・産婦人科病棟から産科クリニックへ転職)
新型コロナウイルス感染症が流行している中での転職活動であり、実際に病院を訪れて労働条件などの説明を聞くことができなかった。
面接もオンラインだったため、詳しく質問する機会がもてず、実際の勤務状況を知らないまま転職してしまった。
一般的に求人情報には次のような労働条件が書いてありますが、記載の情報だけではなく実態を細かく確認する必要があります。

【求人情報の記載項目(一部)】

業務内容
給与、給料の額、内訳
始業及び終業の時刻
求人情報に虚偽が書かれていることはないと思ってよいですが、例えば「休日手当が別に付くと思っていたら、給与に含まれていた」「終業の時刻は早めだが、実際は帰りづらい雰囲気」などのケースも考えられます。
このように、記載の内容だけでは現場の実態を読み取れない求人情報が存在することは理解しておきましょう。

【2】自分の希望する条件が明確になっていない

後悔する看護師の特徴の3つ目は、自分が転職先に希望する条件が明確になっていないというものです。具体的には、希望条件があいまいなまま「言語化」できていない人が目立ちます。
例えば「人間関係が良い職場」を希望する人は多いですが、人間関係の良し悪しの定義は人それぞれです。そのため、理想の職場についてもっと考える必要があります。
また、次のような口コミも寄せられています。

【体験談】希望条件を担当者に詳しく伝えれなかったら

(25歳・男性・大学病院の眼科、内分泌代謝内科から個人病院の眼科、内科へ転職)
転職したことで後悔。転職活動では転職サイトを利用したが、自分の転職の希望条件を詳細に伝えることができなかった。
転職後の仕事の条件や生活を見据えて職場を考える必要がある。
このように希望条件をうまく言葉にできないと、求人を探す際もうまくいかなかったり、迷ってなかなか絞り込めない状況になったりする可能性があります。

【3】応募先の病院などの職場見学をしない

職場見学などで働く現場を見ずに転職先を決めてしまい、後悔する看護師も少なくありません。
看護師にとって、働く病院やクリニック、介護施設などは長時間過ごす「第二の家」のような場所です。そのため事前に院内の雰囲気や、働いている人の特徴を肌で感じる機会をもつことが大切になります。
人間関係などが理由で後悔してしまう看護師の場合、事前に「職場見学」をしていなかったケースは多くあります。こうした口コミも寄せられました。

【体験談】日々の様子を何回か見学するべきだったと思う

(41歳・女性・総合病院内科病棟からデイサービスへ転職)
ハローワークで求人票を見て、時間や給与のみで勤務する事を決めました。そのため職場見学などはせず、転職前に職場を訪れたのは面接時の1回のみでした。
その時点で働くことを決めてしまったのが後悔することになる原因だと思いました。何度か実際の日々の様子を見学させてもらったりするべきであったと思います。
また次の口コミのように、見学をしたとしても職場の一部しか見なかったり、見学の際の質問が不十分だったりするパターンもあります。

【体験談】配属先の職場をほとんど見学できなかった

(26歳・女性・総合病院の混合病棟から小規模病院の整形外科の外来へ転職)
環境も機材も機械も違うものなのに、勉強して質問しても指導はそこそこ。人間関係が理由で転職したことを後悔しました。
ライフワークバランスを考え夜勤のない業務を行いたいと希望し、面接しましたが、配属されるであろう部署には見学がほぼできなかったのが判断ミスの理由であると考えています。
あとは看護部長がメンバーを紹介するときに少し濁した部分を踏み込んで聞かなかったのも原因かと思います。

【4】1カ所の面接だけで転職を決めてしまう

病院や施設1カ所とだけ面接をし、そのままその職場への転職を決めてしまう看護師も後悔しがちな傾向にあります。1カ所しか見ていないので「本当はもっといい環境があったかも…」と感じてしまうのです。
次の口コミを見てみましょう。

【体験談】他の病院の話も聞いてみればよかった

(35歳・女性・総合病院の外来から消化器内科クリニックへ転職)
後悔した原因は、転職先を複数箇所で検討はしていたが、面接1件目で決めてしまったこと。入職の話が進んでしまったことに前向きに返事をしてしまい、断りづらい状況になってしまったこと。
他に面接だけでも来てくださいと言われていた病院もあったので、実際に話を聞いてみるなどしていればよかったと思っています。
誰しも「早く転職先を決めたい」という気持ちが勝り、慎重さを欠いてしまうことはあります。
しかし病院など複数の医療施設の面接を受け、比較して検討することができれば、労働条件の妥当性や自分に合った職場環境かを相対的に判断できます。後悔が少ない転職先を選び取れる可能性が上がるのです。

【看護師の転職で後悔を防ぐ!成功のための4つのコツ】

ここでは看護師の転職で後悔を防ぎ、より良い転職、就職を成功させる4つのコツをお伝えします。

成功のコツ1. 応募先の情報収集を多方面から行う
成功のコツ2. 自己分析をして希望条件を明確にする
成功のコツ3. 複数の応募先を検討して比較する
成功のコツ4. 職場見学をして実際の雰囲気を確かめる

【成功のコツ1. 応募先の情報収集を多方面から行う】

自分に合った職場への入職を成功させるためにも、看護師が転職先を考えるときは多方面からの情報収集を心掛けてみましょう。

【多方面から情報収集を行う方法】

求人情報を読み込む
病院、施設など応募先のホームページをチェックする
看護師の知り合いに応募先の職場環境を聞く
口コミサイトで投稿者のリアルな声をつかむ
さまざまな媒体から応募先の情報を集めるほど、情報の精度が上がっていき、転職成功の可能性を高められます。逆に1方面からしか調べていないと、得られる情報が偏ってしまう可能性があります。
いざ転職したあとに「聞いていた話と違った」といった失敗を回避するためにも、これらのポイントを意識して転職先を探していきましょう。

【成功のコツ2. 自己分析をして希望条件を明確にする】

看護師として自己分析をし、転職でかなえたい希望条件を明確にしておくのも成功のコツの一つです。
自己分析が重要な理由は、希望が明確になっていないと、転職後に「こんなはずじゃなかった」と感じる可能性が高まるからです。
まずは自身を振り返り、仕事の経験や看護師として大切にしてきたこと、転職理由を深く考えてみてください。そのうえで、次のような転職でかなえたい条件を洗い出します。

【転職で重視する条件の例】

業務内容
勤務時間や残業時間
給与
年間休日数、有給休暇
ある程度出そろったら「Must(絶対かなえたい)条件」と「Want(できればかなえたい)条件」に分けます。頭だけで考えると漏れが発生しがちなため、紙に書き出すのがおすすめです。
こうして「Must条件は絶対に外さない」とあらかじめ決めておけば、転職先選びに失敗して後悔する可能性を限りなく低くすることができます。

【成功のコツ3. 複数の応募先を検討して比較する】

看護師が転職成功を目指すには1回だけの面接で決めずに、複数の応募先を比較することも意識しましょう。複数に応募して面接を重ねれば、医療機関同士を相対的に見て希望に合う職場を選べるようになるからです。
直接応募であれ、転職サイト経由での応募であれ、複数の病院に併願で応募するのは看護師の転職でも一般的です。
それで選考が不利になるおそれはありません。むしろ複数の病院の面接を受けると、採用担当者の人柄や対応も見比べられるので、看護師にとってはメリットの方が大きいのです。

【成功のコツ4. 職場見学をして実際の雰囲気を確かめる】

4つ目の成功のコツは「ここに転職しよう」と決める前に、職場見学を申し出て看護の現場の雰囲気を確かめてみることです。
どれだけ求人情報や口コミサイトを読み込み、友人に話を聞いても、職場の雰囲気までは正確につかめないものです。失敗して後悔しないためには、自分で事前に体験してみる作業が欠かせません。
無事に職場見学を許可されたら、自分に合う職場か確かめるためにも次のチェック項目を意識してみましょう。

【職場見学でチェックしたいポイント】

院内の設備、清潔さ
働く看護師の雰囲気(笑顔はあるか、忙しそうか)
人員構成(ベテランが多いか、または若手主体の現場か)
見学者への対応
周辺環境(飲食店などの充実度、騒がしくないか)
これらの項目を確かめておけば、大体の雰囲気がつかめるはずです。他にも、自分に合いそうな職場はどのような雰囲気か、考えて職場見学に臨んでみてください。
これらの流れの全ては転職は勿論、新卒として就職を控えている看護学生も知っておくべき知識です。

まとめ

今回の記事で紹介した4つのポイントを抑えてれば、大きな失敗は避けれるでしょう。筆者自身、希望を持って転職したにも関わらず、以前よりも職場関係の悩みが増えてしまった経験があります。これから転職、就職を考えている皆さんが、より良い転職、就職を実現できるよう願っています。

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