いよいよ本番!就職面接 面接試験の対策は万全に Poi

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#1672 2021/12/23UP
いよいよ本番!就職面接 面接試験の対策は万全に Poi
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就職面接準備をしておけば、過度に緊張することなく本番に臨めるので、気を抜かずにがんばりましょう。面接官が面接を通して知りたいのは、あなたがどんな人間かということ。そのためには。面接官とはいえ、将来、一緒に病院で働く仲間になるかもしれない相手です。そのことを忘れないようにすると、面接の意図を理解できるはず。面接試験の重要ポイントをきちんと押さえて万全な対策を立てましょう。

面接官は面接試験でどんなところをチェックするのでしょう。具体的な対策を練る前に、面接で重視される点を把握しておきましょう。

1. 身だしなみや第一印象

面接で評価される一番のポイントは、あなたに「社会人となる資格」があるかどうかということ。何といっても、身だしなみや表情、しぐさといった第一印象は、面接官の評価を大きく左右します。他人に不快な気持ちを与えない信頼される身だしなみは、社会人になるために必要な要素。特に看護師は、安心感や優しさが求められるだけに、与える印象も意識しなくてはいけません。その心構えも判断されます。身だしなみについては、Step3の「Point3 〈マナーの心得〉見学会や説明会でのマナーを知っておこう」で紹介した「就職活動での身だしなみ」をもう一度参考にしてくださいね。

2. 社会人としてのマナー

社会生活を営むうえで、言葉遣いや態度といった社会人としてのマナーは欠かせません。自分の良さを相手に伝え、良好な人間関係を築くためにも大切なものでしょう。看護師という職業は、さまざまな年代や立場の患者さんを相手にするだけに、最低限のマナーはきちんと身につけておきたいものです。とはいえ、話し方やしぐさなどは自分ではわからないものです。先生や友達に客観的に評価してもらい、好感の持てる姿が身につくよう、今のうちから練習しておきましょう。

3. 病院への熱意・仕事への意欲

「なぜこの病院を選んだのか」「本当に一緒に働く意志があるのか」、面接官はそれを知りたいと思っています。面接官にとっても、あなたは仲間として一緒に働くことになるかもしれない相手。どんな考えを持っているか、熱意や責任を持って仕事をしてくれるのか、仲間としてふさわしいか気になるところでしょう。熱意を伝えるには、受験する病院のことを詳しく知っていることはもちろん、マニュアルどおりではない、自分の考えを素直に表現することも大切です。

4. 対人力など

面接では、人柄はもちろんですが、順応性や協調性があるか、さらに円満に人間関係を築けるか、協力的に仕事を進めることができるか、場をよんで対応できるかといった対人力や、自分の気持ちをコントロールできるか、モチベーションや前向きな気持ちを維持できるかといったことも評価されます。

面接の形式

学生1名 対 面接官1名

いわゆる個人面接といわれるものです。1対1の形式を採用している病院は一割程度と少なく、面接官は看護部長であるケースが多いようです。相手の顔をみながら話し、あまり間をあけないようにして、会話のキャッチボールを心がけましょう。
 

学生1名 対 面接官数名

個人面接で最も多いのがこの形式で、一般に面接官は2~3名です。この形式の場合は、複数の面接官の評価の合計で判断されます。面接では質問者だけでなく、面接官全員をまんべんなく見ながら答えることが大切です。
 

複数の学生と一緒のグループ面接

グループ面接では、協調性があるか、円満な人間関係をつくれるかといった対人力も評価されます。他の学生への質問もよく聞き、話す人の顔を見てうなずきながら聞くように心がけましょう。ただし、他の人と考えが同じであった場合、「私もそう思います」と答えると主体性がないように受け取られるので、同じ意見でも自分の言葉で伝えることが大切です。

質問事項と評価ポイント

志望動機
医療や看護の実情をどこまで理解できているか、他の病院との違いや魅力などを簡潔に説明できるかなどを評価。病院の理念に同調するのではなく、自分の考えを述べることも大切です。
 

自己PR(長所や短所、得意分野など)

物事を客観的に冷静に捉えられるか、自分の考えを明確に伝えることができるかという力を評価。自分のことを話しているときの表情や態度、話し方も観察されています。長所だけでなく、短所も正直に客観的に話すと評価が上がります。ただし、短所を補うためにどんな努力をしているか、ということを伝えることも忘れずに。
 

病院を選んだ理由

その病院で働きたいという熱意、仕事への意欲を評価。給与や看護体制に関する個人の要望を知りたいという意図もあるようです。
 

実習での印象

実習での体験を通して何を感じ、何を学んだか、などを評価。具体的なエピソードなどを加えながら伝えましょう。
 

質問・病院への希望

仕事への意欲や積極性、病院への関心の高さ、人間性が評価されます。「特にありません」と答えるのはNG。質問は積極的に、最低でも1つは質問するようにしましょう。
 

看護観・目標とする看護師像

看護に対して現段階でどのような考えを持っているか、目指す看護師像を持っているか、患者の命や人間としての尊厳を尊重しているかなどを見ます。看護師という仕事にどのような魅力を感じているか、これまでの体験を通して具体的に伝えることが肝心です。さらに自分の考えが、病院の特徴と一致しているとベスト。
 

併願・進学

自分の現在の状況や方向性を正直に話すことにより、評価がマイナスになることはありません。病院側も採用計画の調整を図らなくてはならないので、誠意を持って伝えることが重要です。
Point 2〈HOW TO〉しっかりマスターしよう。面接の基本マナー
面接試験の重要ポイントがわかったら、具体的に試験対策に取り組みましょう。面接官に自分の良さを知ってもらうためには、まず社会人になるためのマナーを身につけておく必要があります。面接は苦手という人は、早めに試験対策を行い、苦手意識を克服することこそが近道です。マナーに自信がある人もない人も、面接の基本マナーをチェックしてみてください。自信を持って振る舞えるようになるまで、しっかりとマスターしましょう。

入退出時のマナー

入室の際は、軽く2、3回ノックして、「どうぞ」という声が聞こえてからドアを開ける。入る時は「失礼します」のひと言も忘れずに。
ドアは静かに閉める。閉める時には、面接官に完全にお尻を向けないように注意する。
お辞儀は30度くらいの角度で丁寧に。
着席は「どうぞ」と言われてから。「失礼します」とお辞儀して座わる。
背筋を伸ばして足はきちんと揃え、手はひざの上で軽く重ねる。
荷物はイスの脇または足元に置く。
話すときのポイント
相手の目を見つめすぎると威圧感を与えてしまいます。相手の目を中心に顔全体をみながら話しましょう。
明るい大きな声で丁寧にはっきりと、敬語で話しましょう。
なるべく間をあけずに話しましょう。
質問にはまず結論から述べ、ハキハキと話しましょう。棒読みにならないように注意を。
1つの質問に対して1分以内で答えられるように簡潔に答えます。長くなる場合は「少し長くなりますがよろしいでしょうか」と前置きして3分以内にまとめましょう。だらだら話すのはよくありません。
面接官の質問は最後まで聞き、質問の意図をしっかりと理解し、具体的な事例などを盛り込んで答えるようにしましょう。
わからないことは無理に答える必要はありません。「申し訳ありません。不勉強でわかりません」と素直に謝りましょう。
緊張したり、話ベタであっても誠実さや熱意を伝えることが大切。笑顔で面接に臨みましょう。
敬語の使い方
普通語謙譲語尊敬語丁寧語
言う申し上げるおっしゃる言います
聞くうかがう・お聞きするお聞きになる聞きます
思う存じる思われる・お思いになる思います
見る拝見するご覧になる見ます
知る存じ上げるご存知・ご承知知ります
会うお目にかかる・お会いするお会いになる会います
行くうかがう・参るいらっしゃる・おいでになる行きます
もらういただくお受けになるいただきます
するいたすされる・なさるします
いるおるいらっしゃるいます
面接時のタブー
貧乏ゆすりをする。
「●●とか~」と語尾を伸ばす、「やっぱ」「私的には」「って感じ」といった友達言葉や流行言葉を使う。
しゃべり過ぎる。
他の病院の悪口を言う。
言い訳をする。
嘘をつく。
Point 3〈面接の流れ〉面接試験をシミュレーション
マナーや言葉遣いは、一夜漬けで身につくものではありません。Point1とPoint2の内容を頭に入れたら、日頃から意識して行い、自然にできるようにしておきたいものです。面接もぶっつけ本番では、緊張して実力を十分に発揮できないでしょう。そうならないために、家族や友達に協力してもらい、繰り返し予行演習を行って慣れておくことも大切です。そこでPoint3では、試験前日と当日に見直せるようにチェックリストと面接試験の流れをまとめてみました。本番に備えてシミュレーションをしてみましょう。万全な体制で臨むには、試験前日からの準備が重要。しかも当日は、どこで誰が見ているかわかりません。試験会場の病院に入ってから出るまでが面接試験と心得て行動しましょう。

試験前日

当日面接に集中できるよう、試験の準備は前日までにしておくことが鉄則です。履歴書を読み返し、ベストな状態で試験に臨めるようにしておきましょう。

前日までにしておきたいチェックリスト
〈持ち物〉
□必要書類
□履歴書の写し
□筆記用具
□スケジュール帳
□病院の連絡先
□面接会場の地図
□就職活動ノート
□印鑑
□ハンカチ・ティッシュ
〈交通機関の確認〉
□病院までの交通機関と道のり
□自宅から病院までの所要時間

〈身だしなみの準備〉
□服装チェック
□かばん
□靴


〈あると便利なもの〉
□予備のストッキング
□汗拭きシート
□ソーイングセット
□絆創膏

就職面接試験当日

●出発前
遅刻は論外。交通機関の遅れなども考慮して、時間に余裕を持って出かけましょう。万が一遅れそうになったら、必ず採用担当者に電話で連絡しましょう。
評価ポイント

忘れ物はないか、持ち物の再確認を 病院へは試験時間の30分前、遅くとも10分前には到着するよう、余裕を持って出発
 
●待ち時間の過ごし方
面接まで用意された控え室で待ちます。時間に余裕があれば、トイレで身だしなみのチェックを。待っている間の態度もチェックされているので、呼ばれるまで私語は慎み、着席して静かにすごしましょう。
評価ポイント

携帯電話の電源を切る 髪などの身だしなみは整っているか確認
 
●名前を呼ばれたら
「はい」と元気よく返事をしてすぐに席を立ち、面接の部屋へ向かい、ドアを軽く2、3回ノックします。「どうぞ」と言う声が聞こえたら、ゆっくりとドアを開けます。
 
●入室
「失礼します」と言ってから部屋に入り、再びゆっくり静かにドアを閉めて、面接官に一礼してから、イスのあるところまで進みます。
評価ポイント

ドアを閉めるときは、面接官に完全にお尻を向けないように注意する
 
●挨拶&お辞儀
イスの横に姿勢を正して立ち、「○○学校(在学校名・出身校名)の○○と申します。よろしくお願いします」と元気良く、笑顔で挨拶をします。
評価ポイント

お辞儀は30度の角度になっているか
 
●着席
「どうぞおかけください」と言われてから、「失礼します」と軽くお辞儀をして座ります。 バッグはイスの脇か足元へ置き、イスに座ったら足を揃えて、手はひざの上で軽く重ねます。
評価ポイント

イスに座ったとき、あごを引き、背筋が伸びているか
 
●面接中
できるだけ笑顔を心がけ、面接官の目を中心に顔全体を見ながら話しましょう。面接官が複数いる場合は、1人だけに視線を集中させず、全員の顔を見るようにします。また、履歴書やエントリーシートに記載した内容と矛盾しないよう、何を書いたか覚えておきましょう。
評価ポイント

生き生きとした表情で話しているか メリハリのある話し方をしているか
 
●退室
面接が終わったら、座ったまま「本日はありがとうございました」と言って会釈をしてから立ち上がり、イスの横に出て「失礼いたします」と言ってお辞儀をします。さらに、ドアの前まで立ち止まり、もう一度、面接官の方を向いて軽く一礼してから退室します。

まとめ

わかっているようで意外な落とし穴があるのが就職活動です。さい用する側も人間です、印象やイメージは判断基準においてとても重要なものの一つになります。皆さんが希望の看護師となれるよう一歩一歩を大事にしていきましょう。是非、面接試験対策についても確認してみて下さいね。

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