看護師が一般企業に就職するためのコツをご紹介

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#1609 2021/10/22UP
看護師が一般企業に就職するためのコツをご紹介
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看護師の資格は取ったものの、一般企業に就職して経験を積んでみたいという方や看護師としての経験を活かしてほかのところで働いてみたいという方のためにこの記事では看護師が一般企業に就職するためのコツをご紹介していきます。

まずは、代表的な卒業後の進路を見てみましょう。看護学校の全過程を経て国家試験に合格した後は、卒業後の進路として内定が決まっているケースが多いです。

一般病院
大学病院
クリニック
福祉施設
高齢者施設
障がい者施設
訪問看護ステーション
企業の医務室
産婦人科及び助産所
リハビリテーションセンター
トレーニング運動センター
保健福祉センター
医薬品会社
検診センター

上記のような進路に進む新人看護師さんが多いですが、施設によっては勤務体系や仕事内容に違いはあります。

一般的な進路以外の3パターン

看護師を目指して看護学校を卒業しても(するつもりでも)、最終的に看護師を諦めてしまうのはなぜでしょうか?それは、上記の職場で看護師として働く以上はどの施設も体力と精神力が必要になることに変わりはありませんね。
つまりまず、看護師という職業の厳しい現実に対して嫌気や自信がなくなって、看護師になることを諦めてしまう人が結構います。→ネガティブ型
また、看護学校に通ったのは保険で、そもそも別の夢ややりたいことがあった、それを叶えるために自分の進路を切り開いていこうという人もいます。→ポジティブ型

その両者を併せ持ってジレンマを抱える人もいます。→中間型

そしてその3つのパターンに加え、その3つが影の要因となったかならなかったにかかわらず、看護師試験に不合格になってしまったという人もいるでしょう。今回は、最後の”看護師試験に不合格”のケース以外の3パターンについて深掘りして考えていきましょう。

看護師の厳しい現実に嫌気や自信がなくなった
看護師向いてない?
看護学生だけでなく、卒業後実際に看護師として働いた人もこう思う人が一番多いのではないでしょうか?

看護師の仕事が大変なことは看護学校での実習でも身に染みているかと思いますが、厳しい現実を目の当たりにしたり実際に体験したりして、「やっぱり看護師として働くのは嫌だな…」と思ってしまう「ネガティブ型」の人は、残念ながら実に多いのです。

こうした気持ちが生まれた時には、以下のことを心の中で自分に問いかけて、ポジティブに転換することがまず重要になります。

プラスに考える看護師を目指そうと思った理由は?

病院やクリニック以外にも看護師の道はあるのでは?
看護師として働く自分の姿は素敵だと思わない?
看護師以外で自分に何かできることはない?
改めて自分の心と向き合って、看護師というお仕事を見つめ直すことで答えが見つかるはずです。

たまたまその職場(見た現実)が良くなかった可能性

ポジティブに考えると、嫌気の原因が”その職場”にあると思われる場合は、“その職場”を変えることを考えてみましょう。あなたが嫌だと思っていることは、他の人も嫌と思っていることが多いはずです。逆に、あなたしか嫌と思っていないことは、あなたのワガママかもしれませんし、特別不遇な目にあっているのかもしれません。

いずれにせよ、”その職場”を変えるのは大変で一人では無理です。”その職場”を変えるには、同じ意思を共有できる人と協力して、職場改革に取り組んでいくのが良いでしょう。「そんなこと言っても上司が話を聞かない」という人がいますが、上司は部下が言うことを聞かなかったり現場がやることをやってくれなければ自分が責任を取らされるので、取り付く島は必ずあるはずです。 
ただし、それはかなりエネルギーの必要な事で、そこまで”その職場”に愛着がないという人が大半でしょう。
それならもっといい職場にとっとと転職して、”違う職場”で違う経験をした方が良いと思います。

“その職場”が嫌だから辞めるのではなく、”違う職場”を体験してみたいから辞める。これはポジティブな転職です。

「どこの病院でも一緒だよ…」と言われますが、そういう人はいったいどれだけの病院を渡り歩いてきたんでしょうかね?勝手に諦めてネガティブになって他人の足を引っ張る人の話は、たとえ先輩だろうと聞く必要がありません。自分の目と耳で確かめるまでは決して他人の意見で自分の人生を左右されるべきではありません。

看護師としての職場は病院以外にもあるということへの可能性
先に上げた看護師の進路先でもたくさんの種類があったよう、大型病院、小規模病院、クリニック、訪問看護、これらは全然違います。

ポジティブに考えると、人の性格により集団組織の一部としてベストなパフォーマンスを発揮する人(=大型病院向け)もいれば、個人一人である程度自由に権限を与えられていたほうがいい仕事をするという人(クリニック、訪問看護向け)もいます。

最後に看護師そのものを辞めるという可能性

ポジティブに考えて看護師そのものを辞めてしまうというのも、やはり選択の余地はあります。看護師の職場としては病院や医療関係が一般的ですが、根本的に「人助け」の現場であり、コミュニケーションやそれに伴う人間関係の良い面・悪い面は必ず発生します。

それがいいと思える人は看護師に向いているでしょうが、中には看護師の知識や経験を企業や開発の現場に活かしたいと思う看護師もいたり、ビジネスマンに転職を成功させた看護師もいたります。彼、彼女らは病院で勤務する看護師とは別の才能があったのです。また全く別の業界に飛び込む勇気もありました。
通常の病院やクリニック等で働く看護師に求められる性格は、だいたい適性が見えてきています。もしよろしければ、性格適性診断に挑戦してみてください。もちろん、結果がダメだったからって看護師は辞めた方がいい!という短絡的なものではありません。
参考程度にどうぞ。

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看護師としてではなく一般企業に就職・個人で活動
看護学校を卒業した人の中には、「やっぱり看護師ではなく他のお仕事をする!」と決意する人もいます。また、そもそもそれが夢だったという人もいます。そんな看護師たちは、以下のような仕事に就いているようです。

IT企業
銀行
出版社
キャビンアテンダント
アナウンサー
…など、他にもたくさんあります。

このように、看護学校に通ったなら必ず看護師にならなければいけないという訳ではありません。例えば、アナウンサーの山本舞衣子さんも看護師の資格を持っていて、医療・健康の分野における取材を得意としてお仕事をされています。

看護師としてではなく一般企業への就職を目指すことは珍しくないですが、問題となるのは面接官を納得させられるかという点です。
看護学校を卒業、または中退して一般企業に就職するのですから、当然ながら面接官はこう質問します。

「なぜ看護師ではなく一般企業に就職することにしたのですか?」
この質問に対してどう答えるか。それが肝になるでしょう。もし、「看護師は辛そうだから…」「看護師の裏の顔が怖くて…」「他の業界に憧れてしまって…」といった返答をしたら、面接官に対してネガティブなイメージしか与えられません。

もっとポジティブな理由で、面接官が是非うちの会社で働いてほしい!と思ってもらえるような回答を予め用意しておきましょう。

看護学校といえど実習で色々なことを学んで、大変さをよく理解してるはずです。そういった事も「忍耐力が身に就いた」という自分のメリットとしてアピールするのも良いでしょう。
看護学校に通う中で培った経験は、一般企業でも必ず役立つことです。

転職活動で他の応募者に勝つためには

面接でいくらアピールが上手にできても、結局は「資格」がモノを言う時代です。
看護学校で培った経験も強味にはできますが、一般企業の実務で使う資格を一つも持っていないという状態では、なかなか採用されにくいです。

すぐに正社員として就職できない(不採用になってしまう)場合には、アルバイトでも採用してもらえるところを探し、働きながら簿記、TOEIC、パソコン検定などの資格の取得を目指すと良いでしょう。

看護師の知識を活かせる他業種を選ぶ
看護師として働くことを諦めてしまった場合でも、せっかく得た看護の知識を活かさないのはもったいないです。
一般企業の中には、看護師ではなくても看護の知識があると優遇される会社はたくさんあります。

以下のような就職先もおすすめです。

看護大学の補助教官
製薬会社の社員
一般企業にも健康管理業務部
企業の保健指導員
こういった会社であれば看護師の資格を持っている人(看護学校を中退した人でも)が優遇されますし、看護業務だけでなく事務処理のお仕事もすることができます。
もし、看護師としてではなく、普通のOLになりたいと考えている人も、こういった道があることを頭に入れておいてください。

まとめ

看護師が一般企業に就職するためのコツをご紹介していきましたが、看護師としてのスキルや経験を活かせる職業からまったく新しい職種までさまざまな職種がありますので、これを機会に転職をして新しい世界にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?あなたらしく働ける職場が見つかりより一層充実した日々が送れることを願っています。

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