看護師に人気のデイサービスに転職する方法を紹介

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#1605 2021/10/18UP
看護師に人気のデイサービスに転職する方法を紹介
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看護師の志望動機、デイサービスに採用されるためには、どんな志望動機を用意すれば良いのでしょうか?
仕事への熱意を主張できて、「うちのデイサービスで働いてもらおう!」と思ってもらえるような志望動機を例文を参考にしながら考えてみましょう。

看護師の転職の志望動機、

看護師の志望動機、デイサービスに転職して働こうと思ったあなたの本音は何でしょうか?
デイサービスに採用されるための理想的な志望動機を考える前に、あなたがなぜデイサービスで働こうと思ったのか、あなたの本音を探っていきましょう。
日勤のみ&残業なし、体力的にも精神的にも楽、割がいい仕事
デイサービスは日勤のみの仕事です。同じ介護系の仕事でも、老健(介護老人保健施設)や有料老人ホームは夜勤がありますし、特養(特別養護老人ホーム)はオンコール体制があります。
でも、デイサービスは夜勤もオンコールもありませんので、完全に日勤のみの仕事になります。
しかも、在宅で過ごせるような健康レベルの利用者さんがデイサービスを利用しますので、医療行為はなく精神的なプレッシャーがありませんし、急変などのイレギュラーな仕事もありませんので、ほぼ残業もないんです。
そして、介護士さんがいますので、トイレ介助や入浴介助は基本的に介護士さんの仕事になり、体力的にも楽になります。
さらに、お給料も悪くないので、仕事内容を考えると、デイサービスはとても割がいいと思える仕事なんです。

転職志望動機のNG例

この例文をNGだと感じるのは、この例文に3つのNG要素が含まれているからなんです。3つのNG要素とは何かを確認していきましょう。

「全体的に楽で割がいい」ばかり強調されて、仕事への熱意が伝わってこない
この志望動機の例文を読んだとき、「なんだか、ただ楽であればどんな仕事でも良いのかな、デイサービスの仕事を甘く見てるな。」と感じませんでしたか?

「全体的に楽で割がいい」という待遇面に関する理由は、「高齢者の個性に合わせた看護」などの仕事内容に関する理由よりも、志望動機を読んだ人の印象に残りやすいという特徴があるんです。
そのため、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=8:2」の割合で書いても、読んだ人が受ける印象は「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=9:1」と「全体的に楽で割がいい」の印象が1割アップするんです。
しかも、この例文は「全体的に楽で割がいい」を最初に書いているので、印象はさらに1割アップし、オブラートに包まず正直に表現していることでもう1割印象がアップしています。
つまり、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=8:2」の割合で書いているのに、読んだ人が受ける印象は「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=11:-1」となるのです。

この割合だと「全体的に楽で割がいい」が10割を超えていますので、「とにかく楽で割がいいことを重視しているんだな。少しでも忙しくなったら、文句を言いそうだな。」とデイサービスの人事担当者に思われてしまいます。
また、仕事への熱意を主張できる「高齢者の個性に合わせた看護」の理由はマイナスになっていますので、熱意を主張するどころか、「この人、デイサービスの仕事を甘く見てるよね。」とマイナスの印象を与えるのです。
人事担当者に「忙しいと文句を言いそう」とか「デイサービスを甘く見ている」と思われたら、すぐに不採用になってしまいますから、あなたの本音を正直に表現するのはNGなんです。

デイサービスの欠点に触れていない

この例文では、デイサービスの欠点に触れていません。「何で志望動機でデイサービスの欠点に触れる必要があるの?」と疑問に感じるかもしれません。
でも、デイサービスの欠点に触れることは、採用されるためにはとても大切なポイントになるんです。
デイサービスの欠点は、介護士と同じような仕事をすることがあることです。介護士と同じような仕事をするということは、医療行為がないことの裏返しです。
医療行為がないという利点は、裏を返せば、介護士と同じような仕事、人によっては看護師としてのやりがいを感じないとも言えるのです。
この欠点を知らない看護師さんがデイサービスで働いた場合、「私、介護士じゃなくて看護師なんだけど!なんで、介護士と同じ仕事をしなくちゃいけないの?こんな仕事、もう辞めたい!」と思うかもしれません。

人事担当者はすぐに退職する人を採用しません。これは、あなたが人事担当者になったつもりで考えてみればすぐにわかることですよね。

求人を出して、書類審査をして、面接をして、採用する。採用になったら、社会保険などの手続きをして・・・。また、現場では仕事を一から教えなくてはいけない。
看護師1人を採用するのに、これだけの手間がかかるんです。ですから、少しでも「あ、この看護師さんすぐに辞めるかも」と感じる人は不採用になるんです。
ですから、志望動機の中でデイサービスの欠点に触れて、「デイサービスの欠点は知っていますが、それでも私はデイサービスに転職したいです!」と伝える必要があるのです。

ブランクがあることをフォローしていない

この例文では、ブランクがある看護師さんを想定しています。ブランクがある看護師とブランクなしの看護師ではどちらが採用されやすいかは考えるまでもありませんよね。
では、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=0:10」でデイサービスの欠点に触れ、ブランクがあるならそれをフォローした例文をご紹介します。
「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=0:10」&デイサービスの欠点に触れる&ブランクをフォローした例文
「結婚を機に一度看護師を辞める前までは、急性期病棟で10年働いてまいりました。急性期病棟で働いていたころは、毎日目の前の仕事を終わらせるのに精一杯で、患者様とじっくり向き合った看護ができないことに疑問を持ち、もっとゆっくり患者様とかかわりたいと思っておりました。デイサービスではゆっくりと向き合い、日常生活に寄り添った看護ができますし、貴施設(貴園)では利用者様の個別性を尊重したサービスを提供していると伺いましたので、利用者様とじっくり向き合い、1人1人に合わせた看護ができると考え志望させていただきました。ブランクはありますが、積極的に老年看護を学んで、デイサービスの仕事や看護師の役割を早く覚え、介護士の方と連携を取りながら、利用者様の健康維持と日常生活のお手伝いをし、看護師としての視野を広げ成長していきたいと思っております。」

3つのNG要素は解決できているかをチェックしよう!

この例文では、NG例その1の3つのNG要素を解決できているのかをチェックしていきましょう!

「全体的に楽で割がいい」が強調されすぎて、仕事の熱意が伝わらないことはどうなった?
この例文は、「高齢者の個性に合わせた看護」10割で書いていますので、「全体的に楽で割がいい」は強調されるどころか、志望動機に入っていませんので、問題になりません。
また、なぜデイサービスを志望しているのか、なぜそのデイサービスを選んだのかを伝えていることで、デイサービスへの熱意が伝わってきます。

デイサービスの欠点には触れていないことはどうなった?

デイサービスの欠点は、介護士と同じような仕事をすることがあるというものでしたよね。
この欠点は、「介護士の方と連携を取りながら」や「日常生活のお手伝い」という言葉で、看護業務だけではなく介護業務をすることがあるという欠点を知っていると伝えています。
そして、「デイサービスの看護師の役割を覚え」で、「介護士と同じような仕事をするのは、デイサービスの看護師の仕事の1つですので納得して働きます」と欠点への対応策を伝えていますね。

このようにデイサービスの欠点を知っていること、そしてその欠点にどう対応するかを伝えれば、人事担当者は「この看護師さんはデイサービスの仕事をよく理解できているから、長く勤めてくれるはず。安心して採用できるな。」と思ってくれるでしょう。

このデイサービスの欠点に触れる時に、1つ気をつけなければいけないことがあります。それは、露骨な言い回しは避けることです。

露骨な言い回しを使うと、人事担当者に悪い印象を持たれかねないのです。露骨な言い回しを使ってデイサービスの欠点に触れた例文をご紹介します。

「デイサービスでは、看護師が介護士と同じような仕事をしなければいけないことがあり、看護師としては疑問を持つ部分もありますが、それがデイサービスの看護師の仕事であることを理解し、割り切って働きます。」となります。
これでは、「割り切って働く」と言いつつも、不満たっぷりであることが伝わってきますよね。
それに、人事担当者は「こういうことをはっきり言う人は、介護士やスタッフ、利用者さんとトラブルを起こしかねないな。」と思うはずですから、採用は遠のきます。
ですから、デイサービスの短所に触れる時は、露骨な言い回しは避けてオブラートに包むようにしましょう。

ブランクのフォローはできた?

この例文でもブランクがある看護師さんを想定していますが、「ブランクはありますが」とブランクがあることを自覚していると伝えていて、さらに積極的に学ぶ姿勢や、仕事を早く覚える姿勢を見せています。
これなら、人事担当者は「この看護師さんはブランクがあっても、すぐに戦力として働いてくれるだろうな」と判断してくれるでしょう。
これで、3つのNG要素はすべて解決できました。でも、この例文にはNG例その1にはないもう1つのNG要素が隠れていることに気づいたでしょうか?

もう1つのNG要素って何?

もう1つのNG要素とは、「全体的に楽で割がいい」を志望動機に入れていないために、真実味が欠けていることです。
あなたのデイサービスの本音は「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=8:2」でしたよね。

人によって、この割合には差があることでしょう。でも、デイサービスを志望する看護師さんの中で、「高齢者の個性に合わせた看護」の理由だけで志望していて、「全体的に楽で割がいい」の理由はまったく気にしないという人はいないですよね。
みんな、「デイサービスって割がいいよね!」のように待遇面に魅力を感じて、デイサービスを志望したはずです。そして、このことはデイサービスの人事担当者も知っています。
それなのに、あなたの「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=0:10」の志望動機を読んだら、人事担当者は「胡散臭い」と思うはずです。
もし、あなたが人事担当者だったら、胡散臭くて真実味に欠けた志望動機を書いた看護師さんのことを信用できますか?信用できませんよね。
どんなに看護スキルが高い看護師さんだとしても、信用できない人を採用しません。
そのため、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=0:10」の割合の志望動機はNGなんです。

看護師の志望動機、デイサービス編 良い例文

確実に採用されるよう、志望動機はよく考えましょう。
看護師の志望動機、デイサービスに採用されるためには、どんな志望動機が良いのでしょう。
ここまで2つのNG例を見てきましたので、NG要素を整理してみましょう。
NG例その1では、本音を正直に話したことで、「全体的に楽で割がいい」が強調されて、仕事への熱意が伝わりませんでした。
また、デイサービスの欠点に触れないことやブランクがある場合はそのフォローをしていないこともNGでしたよね。

NG例その2では、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=0:10」の割合にしたことで、真実味に欠けて信用できないと思われてしまいました。
では、これを元にして、デイサービスの理想的な志望動機を考えてみましょう。まずは仕事への熱意を伝えつつ、真実味を失わない方法です。
本音の「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=8:2」では、「全体的に楽で割がいい」が強調されすぎました。
そうであれば、この割合を逆転させて、「全体的に楽で割がいい:高齢者の個性に合わせた看護=2:8」にすれば、「高齢者の個性に合わせた看護」が強調されて、熱意があることを主張できるはずです。
そして、「高齢者の個性に合わせた看護」を最初に書いて、「全体的に楽で割がいい」にはオブラートに包んだ表現を用いるようにしましょう。

まとめ

デイサービスの欠点は、介護士と同じような仕事をすることがあるというものでした。
この欠点は「日常生活に近い環境での看護」や「介護士さんと連携して」などの言葉で、看護師は看護業務だけでなく、介護業務を行うことがあると知っていると伝えています。
そして、「デイサービスの仕事を理解し」で、介護業務もデイサービスの看護の仕事の一環であると納得していると、デイサービスの欠点への対応を述べています。
ブランクに関しては、「ブランクがありますが」や積極的に学ぶ姿勢を見せて、「ブランクがありますが、頑張ります!」とフォローしています。
これで、デイサービスの理想的な志望動機の完成です!

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