自分に合った職場選び。やることやれば後悔したっていいじゃない!

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#1579 2021/09/23UP
自分に合った職場選び。やることやれば後悔したっていいじゃない!
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看護師として働くときに、せっかく就職できた病院の人間関係があまり良くなかったり、給料が思っていたのと(聞いていたのと)違っていたり、残業が多かったり…働いてみなければわからないことはたくさんあると思います。いわゆる、ブラック職場(企業)に当たらないために大事なことをお話します。

転職で職場選びに失敗しないために、まず大切なことは、ネットでの口コミです。ただし、口コミといっても様々な口コミサイトがあります。良いことしか書いていないサイトもありますので、要注意です。(私の経験上、優良サイトは会員登録制でしっかり悪い口コミも多く掲載されていました)参考にしてもらいたいのが、看護師専用の転職口コミサイトで、自分が書かなければ他の口コミを見ることができないようになっているため、リアルな口コミが多くあります。(実際に私の勤めたことがある病院の口コミも働いていた人にしかわからない内容のものがありました) 面接は何度も受けるわけにはいきませんし、精神的にも肉体的にも限度がりますので、ある程度それらを確認することで就職希望先を絞るのが良いでしょう。しかし、それだけで良い職場を見抜けるかというと、それも違います。 結局は看護師として、職場に何を求めるのかは人によって異なります。 人生に何度かしかない大切な転職の機会です。自分に合った職場かどうか、それを確認するために、直接面接や見学に出向きましょう。ここで大切なのが、おそらく対応するのが看護部長や看護師長などの管理職、または現場の看護主任などかと思います。面接では、いくつかの質問を必ず用意します。(質問内容は何でも構いません)その質問に対してそういった上層部の人たちの話し方や答え方をよく聞いてみてください。高圧的、一方的、偏った考え方はないか。本来は、管理職ほどフラットな考え方である必要はがあります。面接でそういった雰囲気が少しでも感じ取れる場合は要注意です。笑顔や明るい雰囲気にごまかされる必要はありません。また、面接を受ける立場だからといって遠慮しなくて良いです。 また、病院見学では、現場の看護師だけでなく看護助手やヘルパーさんの表情や働き方、話し方、挨拶などに注目してみてください。とくに挨拶がない職場は、おそらく患者家族にも挨拶が少なく、職員同士のコミュニケーションも多くはないはずです。 コミュニケーションが少ない職場は、指示系統が煩雑で業務効率も上がっていません。また、看護ケアにおいて事故やヒヤリハットも多いでしょう。そして、ここで大きな問題になるのが、それらの影響で残業が多くなることがあります。たった挨拶一つ…と思って侮ってはいけません。私が看護師として働いてきて、職場に必要とされる最も大切なものの一つに職員間のコミュニケーション問題がありました。派閥があったりするのは仕方がありませんが、まずは院内でも人数の多い看護師がチームとして機能しているのかどうか、挨拶から確かめてみてください。 環境の良い職場は、あなたから挨拶をしなくとも、きっとあなたを見かけたら笑顔で立ち止まり挨拶をしてくれるでしょう。なぜなら、働いている看護師にとってあなたは患者家族なのかもしれないのですから、普段の様子が一番良くわかるところなのです。 次に、給与に関してです。働く上で給与はとても大切な要素ですよね。とくに夜勤手当、病棟手当、残業手当など、手当についてはよく確認しておかなければ、後悔することになるかもしれません。 よくあるのが、基本給を大幅に下げて、手当てで上乗せするパターンです。こうなると、ボーナス支給が仮に5ヶ月だったとしても基本給が少ないため思ったほど給与としてはもらえないことになります。では、どうしたらいいでしょうか。給与面の話は直接看護師に確認することは難しいと思いますし、ネット上にも細かく給与明細が出回ることは殆ど無いです。 多くの病院は、給与を管理する部署を設けているでしょうから、可能であればその部署の人とも面接をするなり、して待遇面の確認をすることをおすすめします。 夜勤を月に何回以上こなさないと手当てがでないなど、待遇面の説明をしてくれるスタッフと面接をするときに、必ずこれらのことを確認しましょう。 とにかく大切なのは相手が誰であろうと、待遇面の話をしてくれる人に遠慮をすることは厳禁です。(間違っても現場の看護師や看護師部長などにお金の質問は、やめましょう)お金に関することなので、後戻りはできません。 もう一度言います。手当て関係や基本給、昇給、ボーナスなどについて必ず確認をしましょう。 次に休暇のことについてです。看護師にとって、休暇はとても大切な要素ですよね。とくに病棟勤務ですと夜勤が必須であることも多く、当たり前のように明けの翌日が休みをあててもらうなど、当然のことを当然のようにやっている職場かどうか、確認が必要です。 この部分については、看護部の管理職に確認をします。毎月の希望休の数や有給休暇の取得率などについて質問し、曖昧な答え方であれば要注意です。笑って曖昧な答えをするようなら、私ならアウトだと考えます。数字で出せるものは明確な答えが必ずありますので、必ず質問するようにしましょう。また、もし、あなたが小さなお子さんを育てているなら、その職場にママさんナースがどれほどいるのか、どういった休み方ができているのか(土日のどちらかは必ず休ませてもらえているとか)を聞くようにしましょう。 もちろん、これら休暇の情報も看護師の口コミサイトから情報を拾うこともできます。しかし、自分で直接確認することが、相手の反応を感じられる面からも、何より大切であると考えます。 そして、私が何より大切に考えているのが、設備や看護アイテムの導入や更新にきちんとお金がかかっているかどうかということです。ここにお金をかけられていなかったり、古いものを使いまわしていたりする場合は、経営利益を優先させて、患者ケアの質を落としていることになります。無駄な贅沢をする必要はありませんが、こういったところを見学のときによく見てください。ここにお金をかけられていれば、おそらく人件費にもお金をかけられているでしょう。人件費にお金をかけられているということは、それだけマンパワーな充実しているわけですから、残業や休暇も取りやすくなるということに繋がります。 挨拶の部分でもお伝えしましたが、一部分の視点が、全てに繋がります。看護師として長く働くためには、心にゆとりを持つ必要があります。 良い職場とは何でしょうか。人によってそれぞれ異なることだと思いますが、最低限のラインは皆さん同じであると思います。人を大切にする職場、働く職員に感謝できる経営者かどうか、これらは全てどこにお金をかけているかに表れるものです。 以上、転職前の見学のときのポイントについて、なるべく後悔がないように注意して行ってみてください。 ここで一つ…今は新型コロナの感染拡大で病院見学などが難しく、オンライン面談などで対応している医療機関も増えています。慣れない方法で転職先を決定しなければならず、戸惑うこともあると思いますが、基本的に確認することは変わりません。直接目で見て肌で感じることができない部分もあると思いますので、現場の看護師さんと話をさせてもらったり、遠慮せずにリクエストを出しましょう。それはあなたの熱意を向こうに感じ取ってもらうことにもなりますし、あなたが職場を良く知ることにも繋がります。自分自身が働きやすい職場かどうか、100%見極められなくても、これだけ確認したんだということが後悔を小さくしますし、何より長く働ける相性の良い職場発見になるのだと思います。

まとめ

もしあなたが動きやすい若年層で、かつ現在の仕事内容や職場環境に悩んでいるのであれば、あれこれ考えずに、行動をしてみることをおすすめいたします。たとえば上長や同僚に相談や提案をして改善を試みたり、違う職場で働いている看護師学校時代の友達に相談したり、スキルアップのための資格取得にチャレンジしたり、出来ることは多数あります。 それでもうまくいかない時には転職という選択肢も考えるべきです。現在の看護師は人手不足の状態なので、すぐに新しい職場も見つかるはずです。

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