これからの時代に求められている訪問看護師!どんなメリットがある?実際に経験したナースがお伝えします!

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#1574 2021/09/18UP
これからの時代に求められている訪問看護師!どんなメリットがある?実際に経験したナースがお伝えします!
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訪問看護師は、これから迎える「超高齢化社会」を目前にし、非常に需要の高い市場です。
また、コロナ禍で自宅療養者が増えている今、自宅で療養する人をサポートできる訪問看護師は、今後需要が高まる一方です。
しかし、ここまで需要があるにも関わらず、実際は看護師人口の4%程度にしか満たないのです。
あまり知られていない現場で経験したからこそのメリットをお伝えします。

○利用者様とゆっくり関われる

病院勤務時代は、業務に追われて、ベットサイドで患者様とゆっくり話せる時間は、ほんの10分程度でした。
意思決定支援や退院指導など、より患者様に寄り添うためには、勤務時間外に時間を割くことも多々ありました。
訪問看護師の場合は、お一人あたり30分から90分まで、その方のためだけに時間を作ることが出来ます。
(保険制度によって滞在できる時間は違います)

○コミュニケーション技術を高められる

訪問看護師が出会う人々は、多種多様です。
ご利用者様やご家族はもちろんのこと、医師や病院の看護師、ソーシャルワーカーやケアマネージャー、ヘルパー、他ステーションの看護師など、さまざまな人、職種の方々と接する機会があります。
病院勤務のときのように、マニュアルで対応する方法だけでは対応が難しい場合もあります。
相手の立場に立って、その状況に応じたコミュニケーションを取る必要があります。
多くのケースを経験することで、自然とコミュニケーション技術は高まります。
いくら静脈注射の技術が高くとも、作業が早く済ませられても、信頼関係を構築する技術力を持っていなければ、通用しません。

○勤務スタイルが選びやすい

訪問看護は「子育て中の方大歓迎!」など求人に記載されることが多いジャンルです。
それはなぜなのか。
訪問時間が30分から90分と、時間で区切られているからです。
働ける時間内に訪問できる件数だけ訪問する、という働き方が可能です。
例えば
保育園に子どもを預けて9時?出勤
保育園のお迎えのために15:30に退社
などの働き方をされている子育てママさんはたくさんいます。
他の仕事をしていて、週2回決まった曜日だけ出勤する、なども働き方も可能で、副業OKにしている会社もたくさんあります。
ワークライフバランスが保ちやすいのはメリットの1つです。

○直行直帰がしやすいのも、訪問看護ならでは

各自宅に訪問するスタイルの仕事のため、直行直帰が叶えやすい職場です。
例えば、スタッフが住んでいるエリアに近い訪問先の場合は、朝直行でそのお宅に訪問することもあります。
そうすることで、いつもよりも朝30分ゆっくり寝られたり、コーヒーを飲むことも出来ます。
訪問先が保育園に近ければ、直帰して保育園にお迎えに行くことも出来ます。
保育園に延長料を払うこともなく、子どもに寂しい思いをさせずに済みます。

○ご家族のサポートもできる

病院でご家族と話したい!と思っていても、なかなか面会時間に会える可能性が低いです。
アポイントメントを取ってご家族と会える日が決まっても、自分の勤務時間ではなく、時間外勤務で残業になったり、同僚に代行してもらうこともありました。
訪問看護師の場合は、同居していたり、普段からご家族と電話で連絡を取り合うことがしばしばです。
ですので、ご家族と話したい場合には、お互いの都合を確認しあってアポイントメントを取ることが出来ます。
ご家族への介護指導なども、場合によっては毎日訪問することもでき、計画的に行うことが出来ます。
なにより、利用者様ご本人のご意向だけでなく、ご家族の思いをお聞きすることで、より利用者様らしく、よりその家庭らしい暮らし方や生き方をサポートすることが出来ます。

○幅広い知識を得られる

病院では、1つの診療科に配属されたら、その分野の知識や方法は学ぶことが出来ます。
もちろんスペシャリストを目指したい方はその働き方も素晴らしいことです。
訪問看護の場合は、利用者様がさまざまな年齢や疾患、そしてバックグラウンドを持っています。
また、関わる医療機関もさまざまであり、使う医療機器や薬剤も医療機関ごとに取り扱いが違います。
病院では同じ医療機器や薬剤を使用しますが、訪問看護の場合は新しい医療機器に出会うたびに、自ら学んだり、勉強会に参加するなどの努力が必要です。
漠然と学ぶのではなく、利用者様のために学ぶ、という目的意識があるため、積極的に学ぶことが出来ます。
学びの積み重ねが、また次に出会う利用者様に活かす場面も多くあります。

○対応力が身につく

ご利用者様はさまざまな年齢や疾患だけでなく、その家庭それぞれの家の構造など環境の違いもあります。
また、さまざまな医療機関との関わりもあり、マニュアル通りに対応できることばかりではありません。
自ら考えて動き、経験を積み重ねることで、どんどん対応力を身につけることが出来ます。

○自分の強みを活かせる

訪問看護師は、それぞれバックグラウンドが違います。
子育て後でブランクがある看護師、看護師経験数年で訪問看護の現場にチャレンジしている若い世代、何十年訪問看護の現場にいるベテラン看護師…。
違ったバックグラウンドだからこそ、自分が苦手と思っている分野が得意なスタッフが必ずいます。
逆に、違うスタッフが苦手、と感じていることが、あなたにとっては何の不安もなくできることだってたくさんあります。
お互いの強みを活かし合えるのも、訪問看護の素晴らしいメリットです。

○時代のニーズに敏感になれる

これから超高齢化社会に突入します。
日本の医療費は逼迫し、また新型コロナウイルスの影響もあり、医療崩壊が起きています。
今後、入院困難者など在宅療養の需要は高まる一方なのは明白です。
その中で、時代の流れを感じながら仕事をできるのは、在宅の現場、訪問看護の現場です。
病院勤務時代には、経営のことや医療制度改正のことなどを考えたり、意識する機会はまったくありませんでした。
しかし、訪問看護の場合は、日々変わる医療や介護保険の法改正があり、その都度契約内容も変わります。
そして、契約内容を利用者様やご家族に説明する場面が必ずあります。
説明するためには、自分自身もその制度改正を理解しておく必要があります。
その制度改正には、それぞれの理由があります。
それをタイムリーに知ることができるのです。

○日々成長し続けることができる

繰り返しになりますが、さまざまな利用者様や他職種などと関わる機会が多くあります。
マニュアル化しにくいところがある反面、各事例から丁寧に学んでいくことで、自分自身の成長を感じることができるはずです。
「1年前はこんな症例の人と関わることに自信が持てなかった」
「前の自分は、人工呼吸器なんて怖くて触れなかった」
出来なかったことができるようになる。
成長を実感できる場面とたくさん出会えるのは、訪問看護の魅力です。

○リアルなフィードバックがもらえる

1人で訪問する場面が多くありますが、そこに不安を感じる方も多いでしょう。
でも、1人で訪問することで、利用者様やご家族から
「あなたが来てくれてよかった」
「あなたがケアしてくれると安心する」
など、直接その日のケアをフィードバックしてもらうことが出来ます。
ときには、ネガティブなフィードバックを受けることも少なくありませんが、その場合も
「なぜそのフィードバックをもらったのか」
を、タイムリーに分析することができます。
また、自分ひとりで分析する必要はありません。
一緒にケアをしているスタッフや、その利用者様を知っている上司などにフィードバックを受けたことを伝えて相談することで、より具体的な方法を検討することができるのです。
そして、それをすぐにケアに活かすことができるのです。
病院では「たくさんいる看護師のひとり」と思われていたことが、「私のところに来てくれる〇〇さん」と、1人の看護師として認識してもらえることがモチベーションにつながっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
漠然としかイメージできなかった「訪問看護師」が少し具体的にイメージできたでしょうか?
新しい分野に足を踏み入れるのには勇気が要ります。
でもきっとあなたならではの訪問看護師のスタイルがあるはずです。
だからこそ、今までの経験に自信を持ってください。
興味を持っているのなら訪問看護の分野にぜひチャレンジしてみてください!

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