社会人から看護師をなるために知っておきたいこと

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#1569 2021/09/13UP
社会人から看護師をなるために知っておきたいこと
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安定した職業に就きたい。では安定して収入の得られる女性向けの職業とはなにか?といった時に挙がる職業として多い看護師です。今日では、一度社会人として働いてから実際に看護師を目指される方も増えてきています。では実際に社会人になってから看護師を目指すにはどうしたらいいのか。その方法や看護学校でどんなことを学ぶか、現実問題を入れながらお伝えしていきたいと思います。

1.看護師になりたい。まずは何から?

看護師になりたいと思って考えたときに、まずは学校に行かなくてはいけないと思われると思います。学校に入るためにはその学校に入学するための受験が必要となります。学校によっては社会人枠などが設けられているものもあるため受験の要綱を確認することも大切です。逆に社会人枠のない学校の場合だと一般受験で受験をしなくてはならないため、現役の学生と学力を競って入学しなくてはいけません。一度社会人として仕事に出ていると、一般的な国語や数学といった点では現役学生より圧倒的に不利になります。学校より社会人枠を積極的に設けている学校もあるため、学校選びは重要になってきます、しっかりと情報を収集して自分の条件に合う学校を探していきましょう。

2.実際の看護学校はどんなことをするのか

看護学校の内容としては、学校によって多種多様です。教育課程によって3年か4年かなどによっても学校のカリキュラムや授業の構成は変わってくるために一概には言えません。
私の場合は、1年目は主に座学と学内実習、2年目には座学と病院実習が半分、3年目で病院実習と学習内容の復習や国家試験に向けた対策といった様に少しずつ現場に近づいていきました。座学は覚えることの多さと専門用語に慣れるまでが大変でした。
解剖生理学はひたすら暗記で苦労したことが懐かしいです。余談ですが毎日の授業に合わせて教科書を持っていきましたが、これがとにかく重たいです。重すぎて毎日筋トレしているのではないかと思うレベルでした。
初めて触れる専門の世界だと思うので何もかもが新鮮に聞こえてくると思います。学ぶことを楽しんでいただけたらいいと思います。私は、勉強は好きではなかったので、結構苦痛でした。
校内実習というのは、学校内にある病室を模した実習室を中心に看護技術の実践練習になります。
実習内容としては、生徒同士で看護技術に関連した基本的な技術を実践していきます。最初はシーツ交換やシーツのたたみ方、体の動かし方や使い方といった基本的なところから始まっていきます。
人形や模型などを利用して基本的な技術を学ぶ機会はあります。実際に患者さんに対して行う医療行為(注射、点滴など)については、看護師として働きだしてから病院の新人研修の中で行うため安心してください。今のご時世では昔と違い、学生同士で採血を行うのは少ないのではないでしょうか。
実践実習というのは、実際に病院で指導教員や病院の学生担当者の指導・監視のもと看護を実践していきます。
ここで行う実践の内容としては主に、日常生活支援になってくるため患者さんの寝衣交換や体位変換、食事の介助や入浴の介助、おむつ交換や排せつの支援、体の清潔を保つための支援といった内容になってきます。
そして担当する患者さんの疾患や背景をもとに、座学で得た知識を使い今その人がどのような状況にありどんな治療が必要か分析し考え、どのような支援やケアが必要かを考えて実践していきます。この時の看護記録が本当に大変でした。
率直に言うと卒業して時間が経ちましたが、二度とやりたくありません。ただ、この時の経験は実際の現場で本当に役に立つためぜひとも頑張ってください。応援しています。

3.ちょっと待って!自分は学校に行っても大丈夫?

看護学校はどんなことをするかお話しましたが、ここでちょっと厳しいことをお伝えすることになります。学校に通おうと思っても、自分は学校に通うことができるのかという現実的な問題になります。社会人になってからということは今現在お仕事をされていると思います。
その仕事は休職をしますか?退職をしますか?ご実家暮らしですか?一人暮らしですか?子育て中ですか?周りに支援者はいますか?といった環境的な問題が発生します。
私自身、一人暮らしで仕事をしながら学校に通いました。その間は自分の貯金が主な財源となり、月々の生活費は奨学金、自分の職場で週末や長期休暇のみ単発バイトのように働きました。結果として貯金額はマイナスになり、国家試験直前には貯金が底をつきそうになり急遽実家に帰りました。現実問題としてお金は湧いて出てきません。学校に行っている間にも生活費はかかります。社会人の場合は各種税金などの支払いもあります。
また看護学校は勉強量も多いです。
内科、外科、母性看護、老年看護、小児看護、精神看護、関連法規、解剖生理学といった様に覚えなくてはいけない範囲も広く、国家試験ではこれらのものがまんべんなく出題されます。
レポートや調べもの、テスト勉強など時間がいくらあっても足りないレベルで忙しいです。多少学校のカリキュラムによっては差があるかもしれませんが、勉強はとにかく大変でした。
そして一人暮らしの場合何が大変かというと、その勉強と並行して家事をすることが大変でした。
普段からの掃除や洗濯、食事や買い出しといったいつも行っていたことが全然できないくらいには忙しかったです。特に実習が始まると毎日の記録物や調べもので家事をする時間はほとんどありませんでした。
毎日の実習でとても疲れていたこともあって、家事をするぐらいなら睡眠が欲しくて仕方がありませんでした。国家試験直前の時に実家に帰ることによって、家事を親に行ってもらったり食費や光熱費などを賄ってもらって何とか勉強時間の確保や国家試験合格につなげることができました。
また同期の中では子育てをしながら学校に通っている子もいましたが、独り身であった自分よりももっと大変そうでした。
その子は実習があるときは子供の対応をする余裕がなく、実家の協力を得て通っていました。
また保育園を利用していたとしても、行事への参加が難しくなり予定の調整が効かなくて後悔している子もいました。
以上のことを踏まえて、自分が学校生活を送ることができるのかよく考える必要があります。
そして自分であったらどのような方法を考えれば対処することができるかをしっかりと考えてください。看護師への道は険しいです。周りの理解や協力、使える行政の補助なども確認していきましょう。自分に合った方法が見つかることを願います。

4.専門実践教育訓練給付金制度について

前項でお金の話をしました。それに併せまして、教育訓練給付金について簡単に説明していきます。
専門実践教育訓練給付金というのは、社会人の方にぜひ使ってもらえるとよいのではないかと思う制度です。
厚生労働大臣が指定した講座を受講することによって、支払った教育訓練経費に相当する額の50%がハローワークより支給されます。また、対象資格の取得かつ雇用保険被保険者として雇用されたまたは雇用されている等の場合には、支払った教育訓練経費に相当する20%の追加支給を受けることができます。さらに45歳未満の失業状態にある方が一定の要件を満たす場合には、教育訓練支援給付金も支給を受けることができます。そのため現職業を退職して学校への入学を検討されている方はぜひこの制度を利用されることをお勧めします。
専門実践教育訓練給付金は、講座の受講開始日までに、通算して2年以上の雇用保険被保険者の期間がある方が対象になります。各種申請や内容の確認はお住まい近くのハローワークで対応してもらえます。また、自分が給付金制度を利用できるかどうかの確認も行うことができるため自分が該当するかわからない方も、一度確認していただくとより安心できるのではないかと思います。

まとめ

ここまで長々と学校についてや、実際の自分の経験を踏まえて厳しいこともお話をさせていただきましたが、看護師は本当にやりがいのある仕事です。そしてそれと同時にとても責任が重い職業だと思います。ですが、看護師を目指したいというその思いはぜひ大切にしていただいて夢をかなえていただけたら嬉しく思います。振り返ると大変だったと思うことでしたが、看護師を目指したことに後悔はありません。学校生活も大変だと思いますが、意外となんとかなっていくことも多いのであきらめずに頑張ってください。

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