仕事と家庭の両立について  ~現在フルタイムで働く看護師としての意見・アドバイス~

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#1481 2021/06/18UP
仕事と家庭の両立について  ~現在フルタイムで働く看護師としての意見・アドバイス~
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看護師は多忙な仕事であり、夜勤もあるため、仕事と家庭の両立が必要になります。現在総合病院でフルタイムで働く看護師として実際の経験や立場からアドバイスをさせていただければと思います。

看護師は他の職種と比べて給料は高い仕事ですが、その分夜勤があったり、責任のある仕事やプレッシャーなどがあり、時には看取りに立ち合わなければならない場面などもあり、体力的にも精神的にもハードなお仕事です。そのような中で結婚し、家庭を持つと楽しいことだけではなく、両立が大変なときもたくさんあると思いますので実際に総合病院の病棟でフルタイムで働く看護師という立場からアドバイスをさせていただければと思います。

私の場合、旦那さんはサラリーマンで週5日働き、土日はお休みという一般的なワークスタイルの人です。その反面、私は休みも不定期で夜勤もあるため、なかなか時間が合わないことも多くあります。そのような中で家庭と仕事を両立していくには、基本的に家事は分担制にしていくことをおすすめします。お互いに自分の得意な家事は進んで行ったり、協力する体制が大切です。例えば「料理は妻が得意なため、妻が中心に行い、掃除は旦那」などのおおまかなもので構いません。分担せずに一人ですべて行おうとするとストレスがたまり、私も爆発しかけたことがありました。そのため、協力できることは協力してもらい、お互いに助け合っていくことが大切だと思います。
勤務が多忙な日は帰宅時間がかなり遅くなることもあるため、そのような時は外食したり、お弁当を買ったりと、抜けるところは手を抜いていくことも必要です。すべて完璧にしようとするとストレスがたまり、両立が難しくなってしまいますので・・・。
休みについてですが、私の場合、旦那さんと休みを合わせたいときは休暇希望を提出します。そのため、どこかお出かけしたりしたいときや休みを合わせたいときなどは前の月から話し合い、早めに予定を立てておく必要があります。共働き夫婦は、お互いに多忙であるのであらかじめ予定をたててたまには休みを合わせて出かけたり、旅行へいき、リフレッシュする時間も取ると楽しんで生活できると思います。休みが合わないことがデメリットと感じる方もいると思いますが、実際にはメリットもあります。これは性格によるのかもしれませんが、私の場合はどちらか一方が仕事でどちらかが休みの場合、お互いに一人の時間を楽しむことができ、案外よかったりもします。趣味に時間をかけたり、一人でくつろいで一人暮らし時代を思い出して満喫することも可能です。旦那さんが連休中に自分は働いていると少しうらやましく感じることもありますが、その逆もあるので要は考え方次第だと思います。

私の職場では結婚した際に結婚祝い金をもらえる制度がありましたのでとても助かりました。他の病院はどうなのかわかりませんが、やはり福利厚生がしっかりとしている大きな病院で働くことで安心にも繋がり、ライフワークバランスを向上させることにも繋がると思います。また、総合病院で働くメリットとしては勤務体制が選べるので例えば、結婚前はフルタイムで働いていたが、結婚後、パートとして働いたり、部署異動もあるので残業が少ない部署などに変更できる可能性もあり、生活スタイルに合わせた働き方ができることです。結婚後、出産・子育てをしながら働くスタッフも周りに多くいますが、託児所なども完備されている病院で働くことで働きながら無理なく子育てをしていくことも可能となります。
もし、託児所などの施設がなかったり、自分の生活スタイルに合わないような病院で働いている場合も看護師の資格があれば転職は可能のため、自分に合った病院を選ぶことも可能です。例えば旦那さんの転勤があったとしても全国どこでも働けるのでその面は、看護師の資格の強みだと思います。他の職種では一度退職すると仕事復帰や転職が難しかったりする場合もあると聞きますが、看護師の場合は働き口がたくさんあり、復帰や転職もスムーズにできるので心配無用です。

私の周りでも半数以上は転職しています。看護師は離職率や転職率も高く、どこの病院も常に人手不足であるとお聞きすることが多いです。そのため、逆を言えば、転職先はたくさんあるということです。これから高齢化社会が進んでいき、患者さんも増える中で医療スタッフの人材は、数多く必要であり、引く手あまたです。その中でも看護師はたくさんの働き方があり、ライフスタイルに合わせた働き方がしやすい職種だと考えます。例えば、先ほどお伝えしたように大きな病院では職場の中でも異動制度があり、様々な経験を積み、知識や技術を身に着けることができます。その他にも看護師には在宅ケアをする訪問看護というものもありますので自分の興味のある分野を選ぶことができます。看護師としてひとつの分野の知識をより深めたいのであれば認定看護師として活動したり、教育の立場で人材を育成したいということであれば看護大学や看護専門学校の教員として働くことも可能です。逆に結婚後に「家庭に重きを置きたい」、「出産後、子育てに専念したい」などの時期があれば、その間はパートやアルバイトとして時間を制限して働くことも可能です。時間を制限したとしても他の職種と比べると給料の面でも高めに設定されていることがほとんどだと思います。このように結婚後もライフスタイルに合わせた働き方が可能であることが看護師の大きなメリットであると考えます。
現在、看護師という職種に興味や関心のある方はぜひ今回のレポートを参考にしていただければ幸いです。実際に働くと、大変なことやつらい場面もたくさんありますが、看護師として働く大きなメリットも多々ありますのでぜひ前向きに考えていただければと思います。私も10年弱働いてきて何度も辞めたいと思ったことはありますが、やめたとしても再就職がスムーズであり、どこでも働けるという点では保障があって安心です(実際に辞めたことはありませんが・・・。)。

最後に、おまけとして記載します。ここからは個人の意見のため興味のない方は読まなくてもいいです?笑?。正直な意見として結婚するならこんな人がおすすめです。

・聞き上手な人
・一人の時間を楽しめる人
・仕事に対して理解のある人
・家事がある程度できる人
・亭主関白でない人


→このような人がいいと思います。これは本当に個人の意見なので違ったら申し訳ありません。ただ私の周りの看護師仲間たちとよく話す際にみなさんこのような方がいいと話します。看護師は仕事の中で大きなストレスを抱えて仕事のテンションをひきずって帰宅することもあります。そのような時に話を傾聴してくれるような旦那さんがいると仕事であったいやなことも発散できます。また、本文でも出てきましたが、お互いに休みが合わないことも多くあるので一人の時間を大切にできる人、楽しめる人だとこちらも問題なく、働けます。医療現場で働いている人はわかると思いますが、生死がわかれるような判断を求められるような機会も多くあり、殺伐とした環境の中で働いているのでそのような現場であることを理解してくれるような人だとなおいいと思います。また、忙しく働いている看護師が私の周りには多いため、家事の協力が必須になります。逆に言うと、お互いに協力して家事を分担しないと、正直回らないです。これが現実です。最後の「亭主関白じゃない人」というのは好みもあると思いますが、基本的に看護師は一見ほんわかしてそうな雰囲気でも芯が強い人がほとんどです。これは、学生時代はほんわかしていたとしても社会人になり、働きだすと医療現場の荒波にもまれて強くなるんです。私もそうでした。いや、強くないとやっていけないんです。そのため、亭主関白な方だと意見がぶつかってしまうことが多くなってしまうと思います。
→以上が補足となります。本音の意見として軽く流していただければと思います。以上、長文でしたが、読んでいただき、ありがとうございました。

まとめ

結論を申し上げます。看護師の仕事は精神的にも体力的にも大変な仕事であり、結婚や出産後は両立が大変なときもあると思います。しかし、旦那さんや家族の協力、職場の支援体制を利用する、働き方を変える?転職や異動?などの工夫しながらであれば仕事と家庭の両立が可能です。資格があることは大きな強みになるのでぜひ看護師の資格を取って仕事や家庭との両立を一緒に頑張っていきましょう。

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