面接か面談かを確認して看護師の就職活動をスムーズに進めよう

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#1476 2021/06/13UP
面接か面談かを確認して看護師の就職活動をスムーズに進めよう
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看護師の就職活動では面接対策がとても大切です。ただ、どのような対策を立てたら良いかで悩んでしまう人も多いでしょう。この記事では実施されるのが面接なのか面談なのかを確認することで、スムーズに就職活動を進められることを解説します。

#面接と面接の違い

看護師が求人に応募して選考を受けるときには面接が実施されます。ただ、面接という名称がついているだけで内容は応募先の施設によって千差万別です。面接をする目的は履歴書や職務経歴書だけではわからない応募者の情報を獲得することです。その情報に基づいて、募集目的に合っている看護師かどうかを判断したいと考えています。この点はどのような施設でも共通していますが、面接を通してどのような情報を得たいかはそれぞれ異なります。結果として面接の内容も雰囲気も個々に全く違うのが実態です。
ただ、大きく分けるといわゆる面接と面談の二種類に分類できます。このどちらに分類されるかによって行うべき対策は大きく違います。まずは面接と面談の違いを理解しておきましょう。

・就職活動における面接とはs

面接は応募した看護師に対して面接官が質問をしていき、看護師はその質問に一つずつ回答をしていくものです。採用する施設側が知りたいことを質問にして投げかけてくるので、意図を外さないようにして的確な答えを返すのが重要になります。
いわば試験のようにして実施されるのが就職活動における面接です。多くの業界では試験のような面接を実施して候補者をよく吟味し、本当に採用しても大丈夫な人材なのか、採用したら貢献してくれるのかといったことを確認しています。面接は相手の良いところを見つけつつ、採用したら失敗するリスクがあるような悪いところがないかを隈なくチェックするのが一般的です。その考え方を念頭に置いた対策を立てることが必要です。
試験風の面接で選考をする際には、雇用側の立場が有利な場合がほとんどです。応募者がたくさんいるから選べる立場にある、あるいは人材の雇用を進めるのが喫緊の課題というわけではないから時間をかけて選べるというときに慎重な面接が行われるのが一般的な傾向です。

・就職活動における面談とは

面談の場合には顔合わせをして採用候補としてふさわしいかどうかを見定めるというニュアンスが強いのが特徴です。面接のように質問事項を吟味しておいて、応募してきた看護師に投げかけ、どんな回答をするかで採用の可否を決めようという考え方はあまりありません。もちろん志望動機や入職後の抱負などの質問をされることも、自分の長所や短所を説明するように求められる場合もあります。ただ、その回答を一字一句漏らさず聞いて評価しようというよりも、どのような人物なのかを知りたいというのが本当の意図です。採用した後、現場で働いている姿をもっとはっきりとしたイメージを持てるようにしたいと考えて面談の場を設けているからです。
面談では現場で働いていて同僚になる予定の看護師も同席する場合が多く、少し話をする時間も設けられています。現場の看護師たちが同僚として付き合いやすいか、応募した看護師がうまく現場の看護師とコミュニケーションを取っていけそうかと実際に話して確認して欲しいと考えられているのです。
このように面談の場合には現場に合う人柄や考え方、価値観などを持っているかを知るために行われています。質疑応答がたどたどしかったとしても魅力がある人物なら受け入れてくれるでしょう。良さそうなら採用という前提での面談のことが多く、経験を問わずに採用する意思を表明している施設でよくあるパターンです。

#面接か面談かの見分け方

就職活動で実施されるのが面接か面談かを見分けるにはどうしたら良いのでしょうか。面談を実施すると明記されていない限りははっきりと判断することはできませんが、見極めるための考え方はたくさんあります。代表的なものを紹介するのでチェックしておきましょう。

・施設の規模から考える

応募先の施設の規模を見ると概ね面接か面談かはわかります。大勢の看護師を抱えている大手の病院やクリニックの場合には面接の場合がほとんどです。それに対して個人クリニックや地方の小さな病院では面談の場合が多くなっています。応募してくれる看護師の数が多いか少ないかによって大きな差が生じるのです。

・人気の高さから考える

応募者の募りやすさという点で人気から判断することもできます。人気が高くて応募が殺到する病院やクリニックでは面接が多く、いつも求人が出ていて応募者がいる様子がない施設では面談が多くなっています。

・募集要項や施設情報から考える

募集要項や施設情報を見てみると面接か面談かを見分けられることもあります。募集要項で複数回の面接が予定されているなら、面談のことはまずありません。きちんと試験のように面接をしようという意図が見えています。また、施設情報から理念やビジョンを見たときにフレンドリーな印象を受ける場合があります。環境を重視して仲良く元気に働ける職場を作っている様子があるなら、面談を通して選考する可能性が高いと考えられます。

・転職エージェントに相談する

選考の実態をよく知っている転職エージェントに相談するのもわかりやすい方法です。過去の事例から調べたり、施設に問い合わせたりしてくれるので正確な情報を教えてもらえます。面接か面談かに応じて適切な対策方法も伝授してくれることから、就職活動では大きなサポートになるでしょう。

・書類選考通過後のメールや電話で確認する

書類選考を通過した後に面接か面談かを見分ける方法もあります。その時点で面談を行うと連絡が来ることもあるでしょう。カジュアルな服装でいらしてくださいという連絡があった場合にも面談の可能性が高いと考えられます。また、施設の時間外に呼ばれる場合には現場の雰囲気を見てもらおうという意思がないので面接だと考えることが可能です。このようにメールや電話で伝えられた内容からも面接か面談かがわかることがよくあります。

#面接の場合の対策方法

応募先の施設が面接を実施する場合には、質問対策をするのが最も大切です。想定される質問の回答を考えて、その回答が施設側の期待に合っているものに整えましょう。自分の考え方を貫いて説明しようとするよりも、施設側の考え方に合わせて回答するというスタンスで面接に挑むと内定を獲得しやすくなります。
募集要項や施設の経営理念などを見てみると、どのようなスキルを持っている看護師を必要としているのか、どんな看護観がある看護師の応募を期待しているのかがわかってきます。そのイメージに合わせて質問の回答を練っていき、面接に挑むときっと高い評価を得られるでしょう。

#面談の場合の対策方法

面談が実施される場合には細かい質疑応答の準備をすることは必須ではありません。応募動機などを大まかに考えておくことは大切ですが、むしろ重要なのは施設の雰囲気を十分にイメージすることです。現場の看護師と穏やかに話をすることができたり、雑談で話が弾んだりしたら内定を得られる可能性が高いと考えられます。基本的に自然体で接すれば大丈夫ですが、もし施設研究をして自分の考え方とずれている部分がありそうなときには覚悟を決めておくだけで大丈夫です。無理に考え方を合わせてしまうと、採用された場合にはその考え方を貫き通す必要が生じてしまって大変になります。あくまで事前調査は施設側の様子について理解を深めておき、面接の場で動揺せずにすぐに同調できるようにするのが目的です。このような対策をすればきっと和やかな雰囲気で面談を終えられます。

まとめ

面接と一言で言っても試験のような面接と現場に合うかを見るための面談があることがわかったでしょうか。
看護師の場合には面談がよく行われているのでとても重要な視点です。
どちらの選考が行われるのかを見極めて、適切な準備をしてから現場に赴くようにしましょう。

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