転職したい、前職は勤続1年未満でも大丈夫?

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#1471 2021/06/08UP
転職したい、前職は勤続1年未満でも大丈夫?
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看護師は、転職が多い職種だとも言われます。国家資格であるため、その資格さえあればどこでも働くことは可能ですね。ただ、勤続年数が少ない場合、次の転職に進むべきか迷いますね。そんな転職のコツをご紹介します。

・看護師が転職が多い理由

看護師が転職が多いといわれるのには、理由があります。その一つの理由が、なかなか自分に合う勤務場所を見つけることが出来ないということです。
仕事が過酷、業務の負担が大きい、マンパワーが少ないといった理由にも重複する部分はありますが、それらすべてが積み重なって、自分に合わないなと感じてしまうのです。

周りの看護師を見てみましょう。仕事が過酷であっても、業務の負担が大きくても、どこの病院でも長く働き続けている看護師はいますね。中には10年、20年と勤続年数が長い人もいます。その人たちと自分はどんなところが違うのでしょうか。当然働き始めたときには、誰もが給料が安いはずです。そしてだんだんと昇給を重ねて、少しずつ給料もアップしていきます。しかしその間はとても長い道といえます。

それを乗り越えて勤務を長く続けている人。その理由は、職場と自分があっているという相性が理由なのではないでしょうか。多少勤務がきつくても、この職場の人間関係や雰囲気が自分には合っている、また有休の希望を聞いてくれるなど、何かしら自分のメリットになることを見出しているのです。そしてそれが自分には合っていると感じることが出来たら、長く勤務するすることはできるのですね。反対に条件が良い病院といわれる所であっても、自分には合わないと感じたら転職を考え始める看護師がたくさんいることは事実です。

・働き始めてすぐに合わないと感じてしまったら

働き始めて1か月以内は、その病院での仕事を覚えて毎日の勤務をこなすだけで精いっぱいな日々が続きます。そのため、その職場が転職先として良かったのかどうかを判断をすることは難しいです。しかしながら、次第に仕事に慣れてきて、仕事をこなすことに少し余裕が出来ていたら、悪いところが見えてくることもあります。この病院のここはいいけれど、ここは嫌だななど。

そして給料をもらったときに、転職前の情報では基本給がいくらで手当てがつくからこれくらいと予測していても、いろいろなものが引かれて支給されるため、手取り額は予想よりも下がることがあるのです。それを見て、こんなに給料が低かったのかと落胆することもあるのですね。
更に人間関係の問題もあるでしょう。初めは全く人間関係がわからなくても、一緒に仕事をしているうちに次第とわかってくるものです。さらに昼食時の会話などから、この看護師とこの看護師はあまり関係がよくないなと感じて、そのうち病棟にある看護師派閥が理解できるようになることもあります。

これらの状況から、転職して始めの数か月は無我夢中で仕事をしてあまり理解できない状況であっても、次第に状況がわかってくるとここは自分に合わないと感じてしまうこともあるのです。

・自分には合わないかも。しかし妥協点も探してみよう

転職して働き始めて合わないと感じても、すぐにやめてしまおうと考えないほうがいいでしょう。やめたいと考えてしまうと、どんどんその職場が嫌になってしまうことが多いからです。

もしも自分には合わないかもしれないなと思った時には、合わないと思った点を見つけだすのではなく、反対にここはいいところかもしれないという妥協点を探すことが大切です。例えば、仕事は残業も多くて嫌だな。でもその分有給は取りやすいかもしれないといったこと。さらに、毎月の給料は安いと感じるけれど、ボーナスは他の病院と同じくらいだからよかったとか。
このように一つ一つ妥協できるところを探していくことが出来ると、その職場の良いところを見つけることもできるようになるのです。

・やっぱりやめたい

それでもやっぱりやめたいというときには、転職を考えることも一つの方法です。また勤続1年未満だけれど、転職してもいいのかなと自分でも不安になることもあるのではないでしょうか。1年未満で辞めてしまうと、次の転職先に行ってもすぐにやめるのではないかと思われるのではないかと不安になりますね。

しかし1年未満で辞めたいと思うにはかなりの理由があるはずです。例えば、本当に自分にあっていなかったということ。自分には希望の科があったのに、そこに配属されず仕事にやりがいを見いだせなかったという場合もあるでしょう。さらに勤務が自分に合わず、体の不調を感じることが多くなったなど。
どうしてもやめたいと思う理由がある場合は、次の転職先の面接でも理解を示してくれるはずです。ただその時にはしっかりとした理由があることが必要でしょう。

・1年未満で転職する人は意外と多い

就職して1年未満で転職する人は意外と多いです。特に新卒で新しい職場に入ったけれど、なかなか慣れることが出来ず、体調も壊してしまい1年も勤務することが出来なかった。そして一旦は休んで次の転職を考えるようになったという人も多いです。

またこれまで転職をしたことがある人は、転職先が自分に合わなかったと思った時には、無理して継続して働かなくても、また自分に合う職場があるのではないかと次の転職先を探し始めることも少なくありません。看護師の仕事をやり続けたいからこそ出る思いでしょうね。そしてそのように自分に合う職場を求め続けるからこそ、看護師を続けていくことが出来るのかもしれません。

・どんなところに転職をするといいのか

新卒看護師として働き始めて1年未満で転職を目指す場合、次の転職先として選ぶべきところは、新人教育のしっかりしているところを選ぶべきでしょう。看護師の資格を持っていても、実務経験がなければ即戦力のある看護師とはいえません。そして自分自身もまだまだ経験が不十分なので、転職することに不安が大きいですね。その場合は、新卒でいったんは働いたことはあるけれど、途中で退職をして転職をしたという看護師を再指導してくれる病院を選ぶといいのです。全くの新卒とは異なるけれど、新卒と同レベルの看護技術であるということを前提に、しっかりと新人教育をしてくれる病院も多いです。

これまでに実務経験もあり転職をしてきたという看護師で、1年未満で辞めてしまって転職をした場合は、転職者が比較的多い職場を選ぶといいでしょう。転職者が多い職場というのは、再就職したときの教育システムも整っています。また転職者を受け入れる態勢も整っています。そのため転職をしてきた看護師にとって、働きやすい職場であることも多いのです。

・1年未満で転職するのはいいことか、悪いことか

1年未満で転職することに、強く罪悪感を感じる看護師もいます。続けることが出来なかったと自己嫌悪感を持つこともあるでしょう。しかし看護師という資格を持っていれば、一つの病院にしがみつくことなく、他の病院やクリニックに転職することは難しくありません。自分の今いる世界から飛び出して、新しい世界に行くことも可能なのです。そのため、1年未満で辞めてしまうことに罪悪感を感じることなく、転職を前向きに考えてもいいのではないでしょうか。
前職が1年未満であっても、次の職場が自分にあっていれば、長く働き続けることも可能でしょう。そしてきっと自分が探し求めていた病院はここだったのだと思える病院に出会うこともできるかもしれません。
看護師の働き方は無限大です。自分らしく働くことが出来る職場を探すためには、勤続した年数にかかわらず、転職を考えることも一つの方法なのです。

まとめ

ここでは、看護師としての勤続年数が1年未満で転職する場合のコツをご紹介しました。転職には理由がある、そしてしっかりとしてビジョンを持って転職を目指すということがわかったでしょうか。1年未満でも転職する理由は何か、次に転職したらどうしたいかをしっかりと伝えることが出来たら、勤務期間は不利になりません。ぜひ参考にしてみてください。

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