結婚後もワークライフバランスを考えた転職先の見つけ方

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#1468 2021/06/05UP
結婚後もワークライフバランスを考えた転職先の見つけ方
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近年「働き方改革」という言葉が多く取り沙汰されていると思います。しかし現在の日本では慢性的な看護師不足が当たり前のため、実際に「働きやすく、やりがいのある職場」「結婚しても仕事と両立が出来る」等を実感しながら働いている方は多くはないと思います。
そこで今回は、結婚し妻やママになってもワークライフバランスを保ちながら、私生活と仕事、どちらも充実して過ごせるための転職方法をご紹介していきます。

【ワークライフバランスとは】

まず、ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」と訳される言葉となっています。
つまり、「一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期・中高年期といった人生の段階に応じて、多様な生き方が選択・実現できる社会」であることと定義されています。一般的に女性が結婚をして子供を産んでも働きやすいといえる職場ままだまだ少ないのが現状だといえます。
しかし、世界でも類を見ないスピードで急速に少子高齢化が進んでいる日本では、高齢化に伴いケアを必要とする患者数は増大し、医療現場や介護施設では、より多くの看護師が必要とされています。そのため、国家資格を有する看護師にとって結婚し妻やママになっても働ける場所は多く存在しています。しかし実際は、結婚を機に職場を離職する看護師が数多く存在しています。そんな離職率の多い看護師のために、日本看護協会も個人のライフイベントに応じて働き方を選択できる「多様な勤務形態」の普及に取り組むようになり、ワークライフバランスに合わせた職場に転職する選択が可能となってきています。

【妻やママになってもワークライフバランスを保てる職場探し】

それでは実際に転職先を探すとなったときに、どのような情報を事前に得れれば希望するワークライフバランスを保てていけるのかをご紹介していきたいと思います。
ワークライフバランスを考える上で、結婚し妻やママになったナースの転職先の条件として挙げられるもの。それは、「日勤のみ」「短時間勤務」「扶養控除内勤務」「残業なしの職場」「育児・産休明けの復帰率が高い職場」「院内保育」「」有休消化100%「子供が風邪の時などに休みやすい職場」「人間関係が良好」「高給料」「勤務地の近さ」「副業可」などが主にあげられるでしょう。そしてどれを重視したいかは個人個人で様々だと思います。しかし、これらすべてを叶えられる職場は現在の日本ではまだまだ発展途上のため、全国的にみても数は少ないと考えられます。
そのため、実際に転職先を探すとなったときに、考えるのが希望する働き方の条件の優先順位を決めておくことが大切です。絶対に譲れない条件を優先順位をつけておき、自分にとって働くうえで何が重要なのかを土台に考えておくことで数多くある転職先から、条件に見合った転職先を見つけるポイントとなります。では実際に転職先をみつける時期はいつがいいのでしょうか?それは、看護師となり現在働いている職場が結婚したあとも続けられそうか、仕事において充実しているかによって変わります。
新卒者の場合、経験値を得るために急性期の総合病院で夜勤や残業もしながらバリバリに働くかたも多いと思います。教育環境や研修環境が整っていることが多く、新卒者にとってはメリットの多い職場になります。しかし結婚し妻やママになった場合はどうでしょうか?「キャリアを充実させたい」「福利厚生を重んじたい」「結婚しても夫が家事や育児に協力的なため夜勤を続けることが出来る」場合には転職を考えなくてもいいかもしれません。
ですが家庭を重視したい看護師の多くはこの「結婚」を機に辞めてしまう方が多いのが現状です。
そのため、結婚することを視野に入れている段階で結婚後はどういった生活を望んでいるのかをイメージし、自分の理想に合った転職先を見つけ出すために、少しでも早い段階で「転職」についての知識と情報を得ておくことが重要となってきます。それではどうやって転職先をみつけたらいいのでしょうか?次は転職先を見つけ出す方法についてご紹介していきたいと思います。

【転職先を見つけ出す方法】

すでに病院などで働いている看護師にとって、転職先を希望したい病院に直接足を運び、毎回病院見学や面接の調整をするのは時間的にも労働的にも難しいことがほとんどです。またハローワークなどに出向くのも平日に仕事していることが多い看護師にとって簡単なことではないでしょう。そんななかでまず活躍するのがネット上で気軽に転職先を見つけ出せる「転職サイト」です。
転職サイトは数多くの病院や施設・クリニックなどの人材募集を多数取り扱っており、転職を手助けしてくれるエージェントも存在しています。どうやって転職先をみつけたらいいか分からない方や、自分に合った転職先を見つけたい人、1人で面接するのが不安な人にもオススメです。私も実際に転職サイトに登録しリアルな口コミを参考にしながら、自分に合った職場を見出すことが出来ました。しかしその職場の「時給面」だけは納得がいかず、試しに時給の交渉をエージェントを通して行ってもらったところ、時給交渉の成立に繋がり、無事に転職することが出来ました。
このように、自分ではなかなかしずらい様々な働き方の「交渉」においても手助けしてくれるのがエージェントなため、信頼できるサイトに登録することも大切になってきます。
そして、口コミの評価が高い転職サイトに1社だけでなく数社登録を行い、どこの転職会社が信頼できるのか比較することをオススメいたします。その理由として転職サイトに登録しても「勧誘」ばかりに力をいれて、利用者が希望している転職先を探すのではなく、とりあえず転職させることを目的としてしまうエージェントも数多く存在しているからです。
また、会社によっては転職先の候補の病院や施設の数も異なり、実際に登録してみないと分からない、登録者限定の転職先やその病院や施設のリアルな口コミが載っているのも利点なため、その点においても数社の内容の比較するのも成功する転職の秘訣となります。
しかし、転職サイトを利用すると時としてデメリットも出てくるので注意が必要です。その理由は、転職サイトに毎回募集をかけている病院や施設は、看護師の離職率が常に高い可能性があるということです。また転職サイトを通して就職することで、病院側は転職サイトに成功報酬を支払わなくてはいけないため、転職サイトを利用した転職者を嫌がる職場もあるのが現状です。
またなかには、転職後に自己の給料の分から転職サイト先へ成功報酬を少額ずつ天引きされてしまうケースもあるので、利用している転職サイトがどのような対応をするのかの情報は必ず事前に得ておく必要があります。転職サイトを利用しない場合は、リアルな看護師の口コミサイトを利用しながら満足度の高い病院や施設を探し出し、自らその職場に問い合わせるという方法をとることをオススメします。

そして最後に「看護師」というとどうしても「病院」や「施設」「クリニック」にとらわれてしまう方も少なくありませんが、看護師の資格があれば「企業(産業看護師)」や「訪問看護師」「派遣看護師(応援ナース)」「保育園」「ソーシャルワーカー」「治験」「医療器具メーカーのコーディネーター」「ライター」「保険会社」等、とても多くの職場で働ける可能性もあるのがメリットといえます。
そのため、家事を充実させるために在宅でできるライターを行いながら家族との時間を大切にしている看護師も少なくなくありません。しかし在宅ワークだけだと医療現場から離れることに不安を感じる人も多いと思います。そんな方には、単発や働く日数も選べる派遣やパートと在宅ワークを兼業しながら働く方法もあります。転職先だけでなく「どんな働き方があるか。どのような場面や就職先なら働けそうか」ということも念頭にいれて情報収集しておくことで、これから先自分に合った働き方を見出すことが出来ると思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?せっかく苦労して手にいれた看護師の国家資格であるにも関わらず、結婚を機に活用しなくなることはもったいないですよね。自分に合った職場や働き方は探せばきっと見つかるはずです。まだまだ職場環境が整っているとはいえないのが日本の現状ですが、だからこそ数ある情報を自分のものにして、ワークライフバランスを自分なりに保ち生活していくことが、これから先必要となってくるのではないでしょうか?この先数多くの看護師が、充実した生活を過ごせることを心から願っています!

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