社会人から転職。看護師を目指し男性看護師なった経験談。

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#1452 2021/05/20UP
社会人から転職。看護師を目指し男性看護師なった経験談。
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私は社会人から転職して看護師となりました。看護助手として病院で勤めながら看護学校に通っていました。看護師の免許取得し病院で勤務し5年後に別の病院に転職しました。
違う職業から看護師を目指す方、看護師を目指すため看護学校に通う方に経験を伝えられればと思います。ちょっと特殊な例になるかと思います。

「看護師になったキッカケ」

私は、看護師になる前は電気工事士でした。約10年前に転職をしました。転職の理由は電気工事の会社が個人経営の会社であったことが大きいと思いますが、給与と仕事量に差があったことが理由です。このまま続けていたら身が持たないと感じ転職を決めました。看護師を目指した理由は、看護師である妻から「看護師目指してみたら」の言葉に後押しされて看護師を選びました。そして看護学校への受験を目指しました。仕事を辞めることは決まっていたので、看護学校に入学出来なければ無職の状態でした。受験当時は倍率も高く、また2次試験しかなくかなり崖っぷち状態でした。90%は落ちることを覚悟していましたが、運良く試験に合格し看護学校に入学出来ました。

「看護学校へ入学、病院選び」

私が入学した看護学校は、准看護師を取得する学校でした。そこの学校は午前中は働いて午後から学校で勉強するスタイルの学校でした。大学や専門学校とはスタイルが違う学校なので、もし私と同じような学校を選択された方の参考になれば良いと思います。
准看護師を取得するのに2年間学校に通いました。取得後、さらに正看護師を取得するため3年間同様に働きながら学校に通いました。5年間学生であり、その内3年間は准看護師として働きながら学校に行き、正看護師を取得するとうスタイルでした。入学した時、同期の学生はほぼ働く病院が決まっていた状態でした。私は生活するためにお金を稼ぐ必要もあり、直ぐにでも病院を決めて働かないといけないと焦っていました。今振り返るとこの病院選びを焦って決めてしまった事がとても後悔しています。
後悔している理由は他の病院と比べて給与は安い、新人看護師の教育も定まっていない状態の病院でした。年数を重ねるごとに役割も多くなり、業務内容は増えるが給与は増えない状態の病院でした。年2回の賞与も少なかったです。
勤める病院によっては学生に修学資金援助をしてくれるところもあります。学生にとってとても助かる制度ですが、看護師免許取得後3~5年間は勤務してくださいという規約があります。その修学資金を全額返せば、看護師免許取得してすぐに他の病院に勤めることはできます。私はその制度を利用していた為、全額返金することもできず、規約の通りに勤務をしてから別の病院に就職をしました。

「病院の見極め方」

私の経験から、病院を選ぶコツを伝えられたらと思います。
私が病院選びを失敗した原因として、
1.働ける病院を直ぐに決めてしまった事。
2.病院の教育体制が整っていないことを知らなかったこと。
3.修学資金をかりて返すお金がなかったこと。
まだ就職する病院が決まっていない方は焦らずに、各病院の情報を集めてから病院を決めてください。もちろん給与は大切ですが、修学資金がどのように設定されているのか、何年間勤めたら返金しなくて良いのか確認してください。働きながら学校に通い続けるので、勉強する時間も大切です。病院によっては学校の授業が終了した後病院に戻り業務をしなければならないところもあります。家庭学習も必要ですので、遅くなっても勉強ができるのであれば良いと思います。
個人の病院でも多科のある病院であればまず、教育体制は整っています。規模が小さいほど看護師の人数も少ないし、教育体制が整っていない事があります。しっかりした教育がされていないと、看護師の質は向上しないのでここも重要です。
准看護師免許を取得するまで、病院に勤務しないで2年間通うことが出来るのであればそれも一つの方法です。正看護師免許取得する為に後3年間学校に通うのであれば病院も准看護師の有資格者として就職させてくれます。
どの看護学校にも実習の科目があります。実習は丸一日行うため半日働くことが出来ません。どこの病院でも雇用形態はパートになっていたと思いますので実習が始まってからの収入はかなり減ります。そのため病院では修学資金制度をしてくれいているところは多いです。
私のような働きながらの看護学校に通う方向けになりますので、そこはご了承ください。

「転職のコツ」

社会人から看護師になる為には、自身の生活状況によって看護学校の選択も変わると思います。働かないと生活できなければ私と同じように働いて学校に行くスタイルになり、5年間はかかりますし、3年間働かずに学業一つで免許取得することもできます。
大学、専門学校は学業に集中して学べるので多くの知識が深く身につけられると思います。学業に集中して出来るところや、大学であれば学歴が大卒になりますし、専門学校でも1年放送大学などで学べば大卒になることができるのがメリットであります。
働きながら学校へ通うスタイルでは、学業に専念していられない状況になる可能性があるのデメリットですが、実際に病院で看護補助者として勤務する為、患者さんとの関わり方を直に実践出来ることや、看護師の仕事を直に体験できる事は大きなメリットですし、資格取得してから即戦力として役に立つ事があります。ただし、大卒の学歴になる為には2年課程の追加で放送大学などに行かなければなりません。看護師になるためにもまずは看護学校に行くことが出来なければ始まりません。私と同じスタイルの学校であれば、社会人として最低限のことが出来ていれば入学できると思います。

「病院からの病院への転職」

私の場合は、勤めているところが地方なので病院の数が多いわけではありませんがそれでも給与の良い病院や悪い病院など状況は様々です。病院を転職する為に私が一番頼りにしたのは学生時代の同期や元同僚などから病院の情報をもらったことです。求人情報サイトも選択の一つですが、病院の現状をリアルタイムで聞くことが出来るのは実際に働いている方からの情報が一番だからです。

「やっておいた方が良いこと」

一緒に暮らしている家族がいる方限定になってしまいますが、まずは家族の協力と支えがないと看護師への転職は難しいと思っています。もちろん一人暮らしでも看護師を目指してなった方もいますが。看護学校に入学することが最低限必要になります。看護師の資格を取るまではあきらめずに続けてください。
病院から病院へ転職する為にやっておいた方が良いことは働きたい病院に学生時代の同期又は元同僚がいるか、いたら必ず病院の情報をその方から入手してください。病院も実際に働いているスタッフから紹介があるだけでも入職しやすくなるのでお勧めです。

「私自身看護師としての今の現状」

以前は専門科の病院ではなく療養型の病院の病棟に勤めていました。そこの給与は他の病院に比べて安い状況でした。さらに一日の業務も忙しく時間に追われた環境でした。病院自体看護師の質を向上させるような機能を作れていなかったところもあり、ステップアップする為にも転職をしました。現在は精神科で働いています。以前の病院に比べたら忙しく時間に追われることは少なくなりました。専門的に知識も必要なため今は充実して仕事が出来ています。看護師は時間で帰ることが出来ない、委員会や看護研究など業務以外のことも多くあります。その分給与がいい病院もあります。看護師は転職するにも年齢を重ねるとしづらい状況になります。このまま同じ病院で働き続けるか他に違う病院で働くかもし考えることが出てきたら直ぐにでも転職するといいと思います。

まとめ

何が言いたかったのかと言うと、社会人から看護師になる時、働きながらの看護学生になるなら色々な病院の情報を必ず集めてから自分に合った病院を選択してください。給与はどうなっているか、修学資金の制度はどうなっているか、看護師の教育の体制が出来ているのかを見てください。もし選んだ病院が思っていたのと違うと思ったら、後々転職することは出来ます。
看護師免許を取得してからの転職は学生時代の同期や元同僚に聞くことがお勧めです。同じ地域の転職の場合になりますが。

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