ママさんナースとして、働き続けたい!そのためには、どんな働き方がおすすめ?

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#1420 2021/04/18UP
ママさんナースとして、働き続けたい!そのためには、どんな働き方がおすすめ?
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ママさんには様々な時間の制約が発生しますね。しかしながら苦労して取得した看護師資格…「母親業はこなしたい、でも看護師も続けたい。」「収入ゼロでは余裕がないので、仕事もしないと!」そういったママさんも少なくないはず。ママさんと看護師を両立するためには、どのような方法があるでしょうか?いくつかのパターンをご紹介します。

看護師の働く場所別に、ママさんが働く方法としておすすめしたい勤務形態とその理由(メリット・デメリット等)をご紹介します。
ここでは、夜勤なしで働く方法を中心にお話させていただきます。

①急性期病院病棟(日勤のみ、時短勤務)

急性期病院での病棟勤務には夜勤がつきものですね。しかしながら、ママさんをやりながら夜勤をこなすというのは体力的に大変厳しいものでしょう。お子様が小さなうちは、夜、家にいてあげたい。子供が産まれればそういった気持ちも大きくなったり…。
そのようなとき、病院規模が大きいほど、時短勤務や夜勤なし対応を選べる場合があります。
時短勤務や夜勤なし対応に切り替えてくれる病院であれば、お子さんが大きくなり手が離れた時、もう一度バリバリ働く選択肢がとれますね。働き方を変える際に転職活動をしなくてよいことも大きなメリットといえます。同じ病院に勤め続けることで勘も鈍らず、キャリアも途絶えさせず積んでいくことができます。
デメリットとしては、時短勤務とはいえ業務内容は変わりませんから、体力勝負となる点が挙げられます。
生涯看護師として最前線で働き続けたい!という想いの強いママさんにおすすめの働き方です。

②急性期病院外来(パート勤務)

急性期病院にも外来があります。急性期病院では外来はパート勤務、としている病院が多いかもしれません。常勤で外来勤務をする場合には、救急外来の夜間当番制が条件となっている病院もあります。急性期病院でのパート勤務はもちろん夜勤はありませんので、上に記した時短勤務と同じく大きく負担が減りますね。
加えて、外来勤務では医師の診療補助が主な業務となりますので、病棟勤務に比べて体力的にも更に負担が減ります。病棟勤務と比べて大きく違ってくるのは体力面だと思います。また、急性期病院の外来に勤めることで病棟復帰もしやすくなるでしょう。急性期病院であれば診療科も豊富で、経験のある科目や興味のある科目の選択肢が多く持てることもメリットです。
デメリットとしては、どの急性期病院も慢性的に人手不足ですので、病棟勤務の希望がなくともヘルプや勤務場所の変更を打診されることがあるかもしれません。
体力的を温存して働きたいが、看護師としての知識や情報は最前線に近い場所で得たい、そんなママさんにおすすめです。

③慢性期病院病棟(日勤のみ)

慢性期病院には、リハビリを中心とした病院や、緩和・看取りなどまで対応される病院があります。急性期病院に比べればややゆったりと看護ができるので、忙しいママさん看護師には働きやすい病院のひとつになると思います。慢性期の病院では家庭とのバランスを大事にできることを掲げる病院も多いため、急性期ほどバリバリこなせないけれど、病棟勤務が好きだというママさんにはおすすめしたい職場ですね。
実際に、急性期病院では負担が大きすぎるというママさん看護師が多く活躍されている印象です。

④慢性期病院外来(常勤もしくはパート)

慢性期病院の外来で働くメリットは①②の急性期病院についてのお話と被るところがありますが、病棟に復帰したいと思った時、別の病院に転職せずに復帰しやすいということです。慢性期病院もまた入院設備が整っているため、下記に挙げる職場に比べて職員の数も多いです。同じように育児をしながら働くスタッフ、また家庭人数は多いけれど育児が落ち着いて家事を続けながら働くスタッフも特に多くなりますので、パート勤務であればなお同じ境遇の看護師との出会いが多いかもしれません。
外来で体力を温存しながら、病棟復帰も考えたいけれど、バリバリ働くよりかは家庭に重きを置きたい。そんなママさんにおすすめです。

⑤訪問看護師(パート)

訪問看護ステーションでは、常勤で働くと多くの場合オンコール対応が必要になってきます。ママさんをやりながら訪問看護師をするにあたって、おすすめしたいのはパート勤務です。訪問看護師も、これまでの看護経験を活かして個別性のある看護を展開することができます。件数制度のあるステーションでは、自分の努力次第で仕事を早く終わらせて余裕をもてる場合もあるようです。ただし、訪問看護ステーションでの勤務で気をつけたいのが残業の有無。ステーションによっては、訪問業務の終了後に看護記録を作成したり、診療所や各種連携機関への報告書、対象への計画書等の作成のような、事務作業で残業が多くなる場合があります。残業が多いと職場に縛られる時間も長くなり負担となるため、パート勤務をおすすめします。

⑥クリニック(常勤もしくはパート)

ママさんナースが活躍する場として外せないのがクリニック勤務。有床病院からさらに地域に近くなる職場です。クリニックにはもちろん夜勤がありません。体力的にも負担が少なくなることは皆さま想像がつくかと思います。これはすべての外来業務に共通しますが、決まった時間、決まった休みで、土日や祝日に休みであることがほとんどですから、お子様と生活リズムを合わせやすいのが特徴ですね。また、勉強面でもひとつの診療科についてゆっくりと学ぶ事ができます。これまで経験した臨床での知識が何かに活きる場面も多くあるでしょう。
クリニックでママさんが働く際に注意したいのは、スタッフが少ない点、常勤看護師が急な休みを取りづらいということです。小さなお子様がいる場合にはパート勤務をおすすめします。代わりといってはなんですが、ある程度お子様が成長されていれば常勤でもパートでも、お子様の成長過程にあるイベントにゆっくり向き合うことができる可能性が高いです。スタッフの人数が少ないので人間関係も重要となる職場です。
体力には自信がないけれど、人付き合いは嫌いじゃない。そういったママさんにおすすめの働き方です。

⑦派遣看護師(単発・スポット求人)

さらに家族を最優先したいママさんにおすすめの働き方が、派遣看護師です。注意したいのは、「一度決まった仕事は原則キャンセルしないこと」という約束があることです。小さなお子様は発熱や予測不能なできごとが多いので、ある程度手を離せる年齢のお子様のいるママさんにおすすめの働き方となります。仕事内容を選ばず様々なことに挑戦される方であれば、単発求人で自分の勤務予定を自分で組むことも可能となるかもしれません。ただし、単発求人で働くためには年齢や世帯年収等の条件もありますので、自分が当てはまるかどうかを確認することも必要となります。求人数が少なければ収入もそれに比例してきますことも注意してください。
収入に余裕があって、仕事に対し時間はそんなに取れないけれど、たまに働きに出るなら看護師をやりたい。そんなママさんにおすすめします。

様々な職場について紹介しました。
ここでお気づきになられる方もいるかもしれません。

ママさんでありながら看護師を続けるにあたって明確にしていきたいのが、
・今後、看護師としてどのようにありたいか
・仕事と家庭、どちらをメインにしたいのか
こちらの2点です。

そして、お子さんの年齢に合わせた働き方を考えることも大事なひとつとなると思います。
転職活動をしたくなければ1箇所で様々な働き方を考えられる有床病院で働くことは大きなメリットになりますし、転職の手間はあってもその時その時に合わせて働く場所を変えることができるのも、看護師という職の強みだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?看護師という仕事は、とても多く働き方を選べる職種だと思います。
ママになったから、看護師を諦める…という選択をとらずとも、続けるための道は多くあります。
色々な職場について書きましたが、最後に伝えたい、全てに共通する大事なことは「理解のある人が多い職場をみつける」ということです。
働いてみないとわからないですから、難しいことかもしれません。
しかし働く前から唯一想像することができるのは「働き方」です。今回はその働き方について、ママさんにおすすめしたい選択肢を紹介させていただきました。
ご参考になれば幸いです。

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