看護師が理想通りの就職をするための履歴書の書き方

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#1402 2021/03/31UP
看護師が理想通りの就職をするための履歴書の書き方
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看護師として理想通りの職場に就職したいと思うなら「履歴書」の記入において手抜きをしてはいけません。「履歴書」は、あなたの第一印象を決め、面接官に先入観を受え付けるかもしれない大事な書類だからです。どのようなポイントが重要なのか、詳しく説明しましょう。

看護師として理想の職場に就職したいと思うなら、まずは、さまざまな情報を集めて比較検討し、ここはという職場をいくつかピックアップしますよね。
職場によっては、先に書類選考が行われるため「履歴書」を郵送して欲しいと言われることもあるでしょう。
その場合、面接官は、あなた自身に会う前に、書類であなた自身を判断することになります。つまり「履歴書」が、あなたの第一印象となるのです。そんな大事な書類「履歴書」をおざなりなものにするなんて、言語道断。では、どんな履歴書を送れば、あなたが理想の職場へ就職することができるようになるのか、そのポイントを5つに分けてお話ししましょう。

まず一つ目のポイント、それは写真です。

履歴書を手に取った面接官が、最初に見るのが、この写真だと言われています。
では、どんな写真を貼れば、高い評価を得られるのでしょうか。まずは基本的なことですが、きちんとした身なりで、清潔な印象を持ってもらうことが大事です。
特に看護師という職業がら、不潔で常識のない人は、敬遠されてしまいます。髪をきちんとまとめ、化粧は控えめに、小さなものでもアクセサリーなどは外しておいた方が無難でしょう。
さらに、表情は少し、柔らかくて優しそうな印象を与えるものを使用しましょう。看護師に、このようなイメージを持つ人が多いのは事実です。固い、きつそうなイメージの写真は、あまりいい印象を与えません。
最近は専用のアプリなどで写真を撮る人も多いようですが、できれば、ちゃんとした写真屋さんで撮影してもらうことをお勧めします。
プロの目で評価してもらえますし、出来上がりも全然違いますので、申し込みに対する意気込みが感じられるからです。

そして、二つ目のポイント、それは文字です。

自分は字が汚いから、そう言われても自信が無いと言うかたもいらっしゃるでしょう。もちろん字が上手いことはメリットですが、大事なのは、上手い下手ではなく、丁寧に書くことです。
そして、小さすぎる時やおどおどしているように見える、不安定な字を書かないようにすること。
そんな字を書いただけで、面接官は気弱で看護師として能力の低い人物を勝手にイメージしてしまいます。時間をかけてもいいので、しっかりとした丁寧な文字を書くよう心掛けましょう。そのためには時間に余裕を持って、はやめに作業に取りかかることも大切ですね。

三つめは、つじつまの合わない部分がないか、何度も見直すことです。

看護師は正確で迅速な仕事ぶりを要求される仕事、しかも人の命を左右しかねない仕事です。
そんな仕事請け負う人間が、履歴書という重要な書類において、ミスをいくつも重ねるようでは、仕事ぶりを疑われてしまいます。年号や月を再確認し、できれば、家族などに再チェックしてもらうとよいでしょう。
また、細かい部分にも、記載間違いがないか注意が必要です。例えば「免許・資格」などの欄において、看護師免許は「取得」となりますが、訪問介護員2級などは「合格」となりますし、講習や研修などは「修了」と記載せねばなりません。合格証書などに詳細が記載されていますので、確認してみるとよいでしょう。
さらに、応募先の病院や施設の敬称にも気を配りましょう。
一般的な病院や医院は「貴院」となります。しかし例えば、希望する就職先が、保育園だった場合、敬称は「貴園」となりますし、会社であれば「貴社」となります。些細なことだと思うかもしれませんが、きちんとした言葉を使えるということは大事なことですし、ミスを見つけたからという理由だけで選考からはずすという面接官はまず、いないでしょうが、きちんと書いておくに越したことはありません。
同じようなレベルの二人が残った場合、ミスがない書類を選ぶなんてことも、無いわけではないからです。どちらにせよ「履歴書」には隅々まで気を配るようにしましょう。

四つ目のポイント、それは「志望の動機」です。

よく、いろんなマニュアル文から、特定の部分をピックアップして、つぎはぎにしたような文章を、そのまま記載する人がいらっしゃいますが、これでは面接官の心に響く文章は記載できないでしょう。「
志望の動機」を書くためには、まず、その病院やクリニックの特徴、院長の理念、力をいれていること、などを徹底的にリサーチして、情報を集める必要があります。
例えば、院長の理念が「患者様に来院した時よりも、さらに笑顔で帰宅して欲しい」というものであるならば、その理念に感銘したことと伝え、理念達成のために自分には、どういったことができるのか、どんな風に貢献できるのかをアピールします。
この際「履歴書」には記入しなくても、面接ではさらに具体的なエピソードなど交えて話に深みを出せるように、話を膨らませておきましょう。
逆に、それができない内容は、履歴書に記載するべきではありません。このように面接のことも考えて、しっかりと話を組み立てた上で、記載しておく必要があるのです。

そして、五つ目のポイント。

それは、普通の人が手を抜いてしまいがちな部分にまで気を配ることです。
例えば、性別の、男・女のどちらかに〇をつける部分、いかにも書きなぐったような丸印をつけていないでしょうか。
他の部分を丁寧に記載したとしても、このような小さな手抜きでガサツな人だと思われてしまうことがあります。気を付けましょう。
さらに、郵送する際に、必ず添えておく「添え状」の記載、どうせ読みもせず捨ててしまうはずなどと、マニュアルを丸写しして適当に作成していないでしょうか。マニュアル通り書いてしまうと、「時候の挨拶」の時期が微妙にずれていたり、「○○職の応募」の部分が事実と違っていたり、「貴院」とすべきところが「貴社」になっていたりなどと、ミスをおかしてしまう可能性が高くなります。看護師として、こういう適当な仕事をする人なんだなあなどと、誤解されてしまう可能性もないとは言えませんので、気を付けましょう。
さらに、郵送する場合は、封筒の表書きにも注意が必要です。宛名の間違い、応募先の担当者の名前間違い、切手の貼り忘れなどは言語道断。何度も確認した上、書類はクリアファイルなどにまとめて、表をきれいにそろえ、上から「送付状」「ハローワーク紹介状(必要時)」「履歴書」「職務経歴書(必要時)」の順番に並べて郵送しましょう。できれば折らずに送れる、大きめの封筒で郵送したほうがいいですね。

さて、5つのポイントを挙げてみましたが、あなたはきちんと書類を作成できたでしょうか。
人間は思いこむとミスを発見しにくいものです。できれば、見直しは作成してすぐではなく、少し時間をおいて冷静になってから、行うと、ミスを起こす可能性が格段に減るでしょう。
もちろん、家族などに再チェックしてもらうのも、いい方法です。
ただ、私は再チェックの際に、書類を汚さないようにと手を洗ってからチェックしようとしてくれた母親の手に水滴がついており、文字がにじんでしまったせいで、泣く泣く全部、書き直す羽目になったという苦い思い出があります。
その点だけは、くれぐれも気を付けて、チェックをお願いしてくださいね。心を込めて一生懸命作成した履歴書の想いはきっと面接官にも伝わります。心穏やかに、結果の連絡を待ちながら、続く面接に向けて、策を練りつつ、有意義な時間を過ごしましょう。きっとあなたの頑張りは、報われるはずです。

まとめ

きちんとした「履歴書」を書くことは、理想通りの職場に就職するための第一歩です。写真にこだわること、丁寧に正確に書くこと、面接も考慮した内容を記載すること、細部まで手を抜かないことなどに注意して、面接官をうならせるような完璧な「履歴書」を目指して記入してみて下さい。

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