介護への就職、転職を考えている方へ~自分に合った介護施設選び~

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#1381 2021/03/11UP
介護への就職、転職を考えている方へ~自分に合った介護施設選び~
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介護への就職、転職を考えている方必見です。介護業界というのは公共のお仕事という観点から少し特殊で一般的な転職概念から異なる点も感じられました。ではどういった点にフォーカスすればいいのか?という事についてお伝えしたいと思います。

■最優先で見るべきポイントは介護施設の『種類』。『離職率』ではありません。

私の考えで恐縮ですが介護施設の『種類』にとことんこだわり抜くのがおすすめです。良い施設で働くためのポイントとしては転職業界でよく言われる『離職率』ではありません。こと介護業界であれば価値観やオペレーションが明確化、固定化されている傾向にあるので、離職率が低い=その人にとって最高の職場となりうるかどうかは不安が残ります。 
例えばですけど離職率が低い施設だとして、そこが身体介護に特化した施設であれば体力に自信の無い人にはマッチングしない職場になりうる可能性があります。

介護施設にはいろいろあります。病院から特別養護老人ホーム、老健にグループホーム、サ高住など…どの施設もメリットは一長一短。どれがが優れているとかはなくて、大事なのは【自分のスタイルに合っているか】というところになります。このうち、私が経験した3つの施設はどんなところ?という特色の説明から皆様に合っているかどうかという転職の一つの情報提供になれば幸いです。 
今回お話しできる私が経験した施設は3つ。「病院」「特別養護老人ホーム」「グループホーム」になります 

①病院

・介護に専念したい方には最高の環境
・人が多いので仲間が出来やすい
・時間に追われます
・身体介護多め

小規模の施設から転職してきた方は毎日の朝に始まる大規模なミーティングに驚かれると思います。看護士はもちろん栄養士、事務局、ケアマネージャー、薬剤師 …このミーティング自体はすぐ慣れるのですが、これが病院の個性を体現しているともいえます。介護士の視点から見るとまさに大企業。様々な職種との連携が重要となり、それにともなう「送り申し」の数も相当多くなります。

利用者様に対しかなりの分業化がされている環境でして、介護士の方は介護に特化している側面も多く、シンプルに介護に専念できます。純粋に介護をしたい方や介護技術を上げたい方にはすごく良くて、勤務時間も他施設より若干短い傾向にあります。規模も大きいところが多く多種に渡った職種の方がいるので仲間が出来やすく人間関係も構築しやすいでしょう。そして一番重要な点は、高水準で介護業務が時間管理されているためタスク通りに動くのが得意な人にはまず向いているのではないでしょうか。

逆を言えば時間通りにテキパキ動くのが苦手な人や他職種とのコミュニケーションが苦手、と言った方には少しストレスになるかもしれません。介護に特化しているということは当然ながら身体介護も多く体力面もある程度要求されるので、体力に自信の無い方は最初のうちはキツいかもしれません(ここはすぐ慣れます)。夜勤に関しては看護士の方が常駐している施設も多く何かあった時は頼れる存在といえるでしょう。

②特別養護老人ホーム 

・従来型は病院に似た環境 
・ユニット型は判断力と介護力の掛け算 
・夜勤は施設によっては全部カバーする必要性

特別養護老人ホームには2種類あって従来型は上記に記述した病院をイメージしていただければわかりやすいかと思います。病院もそうですが従来型特養も広いところが多く、場合によってはほぼ歩きっぱなしの日もあります。メリットは「いやでも体力がつくこと」「健康的な肉体を維持できること」でしょうか。本当に上記施設で働いている方はスリムで体力がある方が多いです。

ユニット型ですが、病院に比べある程度の範囲を介護士がカバーする必要があり、自分自身で時間管理をする能力が求められます。要介護度も高い利用者様の方が多く、介護技術というか介護力はまず磨かれることになるかと思います。 ご自身で優先順位を決めて仕事する、と言った判断することが得意な人には向いているといえるのではないでしょうか。食事や入浴もある程度は分業化されていますので、計画を自分で考えつつある程度のスピードで実行するのが好きな方はストレスなく働けるのではないでしょうか。

主体性を求められるので、自発的に何かをするのが苦手な人には少しストレスになるかもしれません。病院ほどではないですが決められたルールも多く、ルール内で自分なりにタスクを作って仕事をする、といった自己管理能力が必要とされます。そして、介護士一人である程度の範囲をカバーするという観点から病院より小規模だとしてもやっぱり時間に追われます。夜勤は人員次第ですが2ユニットを一人で見る事もあります。要介護度が高い利用者の方も多く頼れる看護士の方が夜は常駐していない施設も少なくないので、場合によっては大変な日もあるかもしれません。ですがメリットもあって、介護力全般という観点からこれほど成長出来る環境はないとも思います。どんな事態にも動揺しない強い精神が身につくでしょう。
少し極論ですが病院が体力特化だとしたらユニット型特養は体力と精神力の両立でしょうか。介護で両方を同時に磨きたい方は、これほどうってつけの施設もないと思います。

③グループホーム 

・「レク」に本気
・身体介護以外のウェイトを大きく求められる 
・ご家族様との関わりが多い
利用者様に提供する『料理』があります。料理は料理未経験者でもすぐに慣れます。これ構造的に本当で、一から魚の骨を骨抜きしたり3枚に捌いたりといった料理人みたいなことはなくて、食材が介護専門の食品会社からレシピと一緒に届くからです。介護士の方が本格的調理をしている施設も探せばあるかもしれません。料理は料理未経験者の介護士の方にとって不安になるポイントだと思いますので、まずは説明させていただきました。

特別養護老人ホームや病院から転職して来たかたは驚かれるのが、体力的負担が少ないということです。 上記二つの施設に比べると要介護度の低いこともあり、どうしても数字上身体介護は少なくなります。自立している利用者様の方が多いこともあり時間管理されている部分も少なく余裕も感じられます。そしてこれまた数字上の構造の話ですがグループホームは「1ユニット9人まで」「各ユニットに夜勤は最低一人配置」という法律上の決まりから夜勤は比較的楽な傾向があります。カバーする利用者様が少なければ、シンプルに他施設より楽だと感じます。

こう聞くと良い事ばかりな気もしますが、シンプルに楽とかじゃなくて、空いた時間に可能な限り利用者様とのセッションを求めらます。一つの具体例は毎日の「レク」です。レクの本質は遊びなので自分なりの創意工夫が必要となるでしょう。一見楽しそうに聞こえますが介護士の方が提供するという立場上、品質の低い物は提供出来ないわけで難易度はかなり高いです。他の施設でもレク自体はありますが、グループホームが他の施設よりレクを重要視していることもあって、絶対無視できないポイントです。というか本気です。利用者様と触れ合うことが苦手な人、イチから遊びを作る事が苦手な人にはストレスを感じるかもしれません。自立してる人が多いこともあってかより介護士一人で介護以外のところをカバーしなければいけない範囲も広く、様々な知識を求められます。具体的には電話応対や買い物などです。そして重要なのがご家族様とのコミュニケーションなどの外来応対でしょうか。真摯かつ丁寧な対応が求められます。これらの事から同業種間でのコミュニケーションが多い病院とはまた違ったコミュニケーション能力が求められることでしょう。

まとめ

いかかでしたか?
施設の種類選びが重要だというお話、それにともなう施設の特色等をご説明させて頂きました。もちろん大切なのは利用者様に対する心ではあるのですが、その土台となるプラットフォームが自分に合っていなければ、自分本来の力は発揮できないのではないでしょうか?
この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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