あなたの就職、これで大丈夫!自己PRの書き方から面接のポイントまで詳しく伝授します!

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#1366 2021/02/25UP
あなたの就職、これで大丈夫!自己PRの書き方から面接のポイントまで詳しく伝授します!
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初めての就職、新しい道へ進む転職、上手くいくか不安いっぱいですよね。そんなあなた、絶対に大丈夫です。自己PRや面接には押さえておくべきポイントがあります。ここでは、好印象を与える自己PRの書き方、面接でよく聞かれる質問内容とその答え方について伝授します。

【自己PR】

そもそも自己PRとは、自分の良さをアピールする場であり、あなたを採用することで病院側にどんなメリットがあるか知らせる場でもあります。では、どのような内容であれば、良い自己PRと言えるでしょうか。まずはポイントを整理します。
・自分の長所やスキル(強み)が書かれている
・自分を採用することによる病院側のメリットがある
・自己PRに対して興味がわき質問しやすい

それではさっそく例文を見てみましょう。
例1)私は報告・連絡・相談が確実に行えます。また、常に明るい笑顔で患者と接することを心掛けています。
例2)私は報告・連絡・相談が確実に行えます。患者の状態が変わりやすい急性期病棟では、特にチーム医療が必要になってくると感じています。どんな業務も始めてで不安はありますが、不安なことを不安だと相談できることは、一緒に働く先輩看護師の協力を仰ぎやすく、インシデントを防ぎ患者の安全を守ることにつながると思います。

2つの文章を読んでみてどう感じましたか?例1の方は、自分の得意なこと(強み)はわかりますが、それが病院側にとってどんなメリットにつながるのかわかりません。また、自己PRの内容にまとまりがなく、読んだ側は「あ、この人は評価されやすそうなことをただ書いただけなんだな」と思い、良い印象を与えません。

それと比較し例2の方は、自分の強みが病院側にとってどんなメリットを与えるのか、明記されていますね。また、この文章からこの人は責任感のある仕事ができそうだな、と読み取ることができます。さらに、例1の方ではあなたの情報量が多く、どれに対して質問しようか迷ってしまいますが、例2の方では、1つのことについて深堀してあって質問しやすいです。相手が質問しやすいということは、あなたにとってもかなり有利に働きます。なぜなら、自己PRで書いた自分の強みを1つ熟知しておくだけで良いのですから。面接の不安材料の1つに、「相手が何を質問してくるのかわからない」という未知に対する不安があります。そのため、突然の質問にも十分答えられる自己PRを作成しましょう。

転職される方は、自分の強みがどのように裏打ちされるのか、わかりやすく表記しても良いですね。
例3)私は報告・連絡・相談が確実に行えます。例えば、初めて行う業務の前には必ずその旨を伝え、先輩ナースに協力が得られるか相談します。また、業務の進捗状況を報告し、手が空いていれば他看護師の業務を手伝うことができます。これまでも、病棟全体で残業が出ないよう配慮してきました。

例3のように、これまで自分がどのように働いてきたのか明記すると、病院側もあなたの人柄を理解しやすいでしょう。

【面接】

就職活動で最も緊張する瞬間は、この面接だと思います。私は大学在学中に面接を2回、転職活動で3回行い、計4つの内定をもらいました。そんな私が、これまでの面接でよく聞かれた内容と、それに対するポイントを押さえた回答をお伝えします。
〈面接でよくある質問〉(★の数で私の思う確率を表記しています)
・どうしてこの病院を選んだのか ★★★★★
・看護師という職業を選んだ理由 ★★★★☆
・自己PR ★★★☆☆
・今後の進路希望(これから看護師としてどのように成長していきたいか、将来像をどう考えているか)★★★★☆
・突然実家に帰らなければいけない用はあるか、またそのときどうするか(特に実家から離れた就職先の場合)★★★★★
・自分の長所と短所 ★★☆☆☆
・病院に対して何か質問はあるか ★★★☆☆
・面接を他にも受けているのか ★★★★☆

では、順番に解説していきます。

・どうしてこの病院を選んだのか ★★★★★

この質問は必ずと言っていいほど聞かれます。理由は、数ある病院の中で、当院を選んだポイントは何か知りたいからです。つまり、あなたが、この病院を良く理解しているのか知りたいということです。このとき、どの病院にも当てはまるような回答では印象に残りません。それどころか、あなたの病院に対する熱い思いが伝わらず、質問攻めにあってしまいます。対策としては、病院の理念や指針をよく理解し、自分がそのような働き方を目指しているということを伝えることです。転職の場合、前病院にはない画期的な取り組みがあれば、それを題材に話しても良いでしょう。また、実習でお世話になったことのある病院の場合は、そこでの印象的な出来事や、自分が取り組みたいと感じたことを伝えても良いでしょう。
ポイント:この病院でなければいけない理由を伝える、病院の理念や取り組んでいることを良く理解しておく。

・看護師という職業を選んだ理由 ★★★★☆

ここでは、あなたが看護師を選んだエピソードを詳しく話しましょう。例えば、身内に医療関係者がいてあこがれを抱いていた、入院した時に看護師の偉大さを知った、実習で患者や家族へ看護を提供し、自分にしかできない看護をさらに提供していきたいと思った、などです。
ポイント:看護師を目指した理由を明確にしておく。

・自己PR ★★★☆☆

あなたが、新卒の場合、この質問を聞かれる可能性が高いと思います。質問というより、「それではまず初めに、自己PRをお願いします」と始まることが多いです。履歴書に書いた自己PRに具体を混ぜて話しましょう。
ポイント:自己PRに書いた内容をさらに深堀して話す。その強みが病院側にとってどんなメリットにつながるか考えておく。

・今後の進路希望(これから看護師としてどのように成長していきたいか、将来像をどう考えているか)★★★☆☆

あなたがこの病院に就職して、どのようなキャリアプランを考えているのかということです。これを明確にしておくと、そのための支援にどのような選択肢があるのか、病院側から提示されることがあります。
例)循環器内科で数年働いた後は、CICUで急性期の勉強をしたい。将来的には訪問看護師を目指しているので、呼吸器や消化器内科でまずは勉強したい。将来像はまだぼんやりとしているが、一人前の看護師になってリーダー業務を行ったり後輩指導にも力を入れたい。
ポイント:自分のキャリアプランを明確にしておきましょう。ここでは、将来的にこの病院を辞めて地域で働く看護師になりたいなど、やめることをほのめかしても大丈夫です。その際、2~3年と短い期間で辞めようと思っていることは伝えてはいけません。病院側も一人の看護師を育てるのに多くの労力が必要になるので、すぐにやめる看護師は採用しません。

・実家に突然帰らなければいけない用はあるか、またそのときどうするか(特に実家から離れた就職先の場合)★★★★★

わたしは地方から上京しているのですが、この質問はほぼすべての病院で聞かれました。急に帰らなければいけなくなったとき、あなたが休んでしまうと代理の看護師を探さなくてはなりません。しかし、どの病院も看護師が不足している状態で、それは難しいでしょう。ここで、「何かあればすぐに帰ろうと思っています」という返事は良い印象は与えませんが、私が実際働いてみて、本当に緊急の時は数日間休みをもらっている看護師が多いと感じました。意外と融通が利く場合もありますので、入職して相談するのが良いと思います。
ポイント:離れて暮らすことを、家族とどう話し合っているのか伝える。

・自分の長所と短所 ★★☆☆☆

これは、自己PRと似ていますので、聞かれたり聞かれなかったりです。転職の場合は聞かれることはありませんでした。長所も短所もいくつかあると思いますが、短所に「朝起きるのが苦手で、遅刻を繰り返してしまいます」などは避けましょう。短所であっても、それをカバーできる対策を立てられるものを選びましょう。
ポイント:短所を述べるときは、それに対する対策も伝える。

・病院に対して何か質問はあるか ★★★☆☆

あらかじめ考えていく必要はありませんが、面接を行っていて疑問に思った点や、転職の場合はそれまでに勉強しておくべき内容など、あれば質問するという形で大丈夫です。
ポイント:「質問はありません」と答えても大丈夫です。接遇や給料面に関しては避けた方が良いでしょう。

・面接を他にも受けているのか ★★★★☆

この質問もほぼ確実に聞かれますが、なんとも答えにくい質問ですよね。いくつかすでに内定をもらっている場合、正直に「他にも内定をもらっています」と答えても大丈夫ですが、その時は「他にも内定をもらっていますが、もし御院で採用してくださるようであれば、御院を選ぼうと思っています」とアピールしてくださいね。
ポイント:正直に話しても良いし、当院だけだと嘘をついても良い。この病院に来るつもりだとアピールする。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自己PRでも面接でも大事なのは、病院と自分をよく理解しておくことです。話がいくつも散らかってしまうより、それぞれの質問に対して一つ丁寧に答えられる回答を準備しておくことをオススメします。どうかあなたの就職活動がうまくいきますように!

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