これから訪問看護ステーションで働く方々へのアドバイス

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#1354 2021/02/13UP
これから訪問看護ステーションで働く方々へのアドバイス
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訪問看護師になる意欲のある、関心がある方々は年々増えてきているのではないでしょうか。
その訪問看護師が所属している訪問看護ステーションを探す際のポイントや注意点をお知らせしたいと思います

訪問看護が注目を浴び独立して会社を設立している看護師の方々も最近では多く見られます。
訪問看護師になりたいと思い、新卒でも訪問看護師を目指すパターンも見られるようになりました。
しかし、私が見た限りでは病院でみなしとして行う訪問看護と、
会社として設立し訪問看護を提供する訪問看護ステーションでは若干違いがあるように思います。

病院からの訪問看護は会社が行う訪問看護ステーションより利用量料がやや低く設定されています。
会社で行う訪問看護ステーションは会社ですので利益をあげないと会社の存続に影響しますので利用者の獲得が大前提になってきます。
そこで病院の感覚のように看護だけを提供しておけば給料がもらえるという認識のバイアスが訪問看護ステーションに入社し働くことで気づかされると思います。
しかし、それはマイナスの部分でなくプラスの部分も大きく感じることもできます。
ビジネス的な視点を持てることと、個別性もありますので、長い時間一人と向き合っていかなければいけない。そのため看護師も人間であるため利用者の方との相性もあることが実際訪問看護を提供すると感じることができます。
本人のみならずご家族との関係もありますし、本人が認知症を患っていたり、精神疾患を抱えている人への訪問も一人でいくこともあるため緊張することもあります。
病院のなかではチームで動くので、たくさんのスタッフがおりもし、患者様が自分自身を拒否したら他の看護スタッフに変わってもらえるなどのことができました。
訪問看護師は基本一人で行動する為知識や技術もですが、メンタル面も強くないといけないと感じることもあります。
基本ご家族と一緒にケアを行ったり、自分がしている看護やケアを目の前で見られ評価されます。そのようなことが緊張を産み出しますが、家族との関係もできていくうちに信頼関係も構築されていきます。
そのようなとても個別性が高く在宅療養をされている利用者様やご家族の生活支えていく訪問看護師というお仕事はとてもやりがいがあるお仕事です。
訪問看護になる為の手段としてはステーションによっては経験年数は3年以上と示したり、経験不要で入社後しっかり指導するという事業所もあります。
私が面接を受けた事業所では即戦力がほしいということも言われたことがありました。

ステーションによっては精神科のみの訪問看護ステーションであったり、重症心身障害児の訪問看護ステーションであったり、高齢者も含め手広く看護を提供している事業所と様々です。
そして各ステーションの給料形態も様々で新規の訪問看護ステーションでは給料携帯が23万円で賞与や退職金がないパターンが多く見受けられます。そのような事業所には訪問看護をしてみたいと思い報酬でなくチャレンジ精神がある方にはよいと思います。
給与も安定したところがよいと探している方ならば医療法人科、社会福祉法人が創設している事業所の方が安定しているイメージがあります。
実際に訪問看護ステーションは増える一方でも看護師の獲得が難しい、利用者の獲得が難しいなどで閉鎖する事業所もあるため、ひとつの事業所だけではなく色々なカラーの訪問看護ステーションがある耐え話を聞いて回るのもひとつの方法だと思います。

あと訪問看護ではケアマネージャーとの連携が不可欠となります。

もし自分自身がケアマネージャーの資格を取得し、資格がいかせない方がおられたら訪問看護ではいかせることが多いとおもいます。
訪問看護は医療保険と介護保険の請求になるため介護保険制度や、どのようなことを求められちるかなどケアマネージャーの資格があると回りからも信頼されますし、理解力が未経験の方と比べたら差がでると思います。
もうひとつがオンコール対応をされているかどうかなどやそのオンコールが一回どのくらい給与でもらえるかも訪問看護師になるためのポイントになると思います。
訪問看護は夜勤がないため全体的な収入が低くなるなるイメージがあります。
事業所によっては一回1500円であったり、高いところで3000円つけているところもあります。
行きたい訪問看護ステーションがあればオンコールとその対価は確認した方がよいと思います。
私自身思ったことはパートの訪問看護の方が仕事的にしやすいイメージがあります。
正社員だと事務業務など兼務する可能性もありますし、仕事を探す際請求業務は事務を雇って運営しているかも確認してもよい判断材料になると思います。
私は新規でできた訪問看護ステーションと、医療法人の系列の訪問看護ステーションに所属したことがあります。
医療法人の方が看護師の人員確保は容易にされていたと思います。
病院から移動になったかたもいましたし、正看護師の比率も大きいでした。そのため職員間のチームワークはよくとれていました。
准看護師の方も所属していましたが、訪問による収入が正看護師と比べ低いのでデイサービスや、有料老人ホームへ応援などされているのを目にすることが多かったです。
新規での訪問看護ステーションでは2、5人いれば運営できるのですが、そのなかで4人で勤務しても朝と昼、夕方に少し顔を合わせるくらいでした。
こまかな指示は電話で行うのですが、管理者との相性や、少人数で仕事をすることでの人間関係位の部分も働きやすいかはやってみないとわからないと思います。
訪問看護師になる方法は様々でハローワークを通す方法や、紹介会社に仲介に入ってもらったり、広告、インターネットを使用した求人検索のツールを利用する方法など様々です。
ほかに知人の紹介という部分もありますし、移動になることもパターンとしてあります。

訪問看護は形態として小規模多機能と併設している訪問看護ステーションもありますし、施設のみをメインとして訪問する訪問看護もあります。
小規模多機能施設や、サービス付き高齢者住宅、グループホームとも連携をし訪問看護の提供ができます。
施設看護のように思えて実際の在宅とは違うギャップを感じてしまう方もいると思う為訪問看護ステーションの事業所選びは慎重にする必要があります。
サービス付き高齢者住宅では看とりを積極的にされている事業所や在宅医とも連係しされているところもあります。
看護師が施設で夜勤専従で兼務し、医療体制を強化している在宅施設もあります。
このようの2025年までの特別擁護老人ホームや老健以外で在宅で高齢者の生活を支えることが主流になりつつある為訪問看護師が担う役割は今後も強くなり、ニードが高い職業ともいえます。
看護小規模多機能では医療に強かったり、リハビリに強く力をいれていたりと様々です。
自分自身が抱いた看護観や経験したことがいかせる事業所と出会いことは、とても運命であると感じてもよいと思います。
そのくらい訪問看護やそれに関する事業所も増え一部飽和状態になっている地域もあります。
都心などそのようなケースが多いかもしれませんが、地方の方では看護師不足もあり、まだまだ活躍できるフィールドはたくさんあります。
これから訪問看護師を目指している方々は以上のことを注意しながら天職に出会っていただけたらと思います。
病院と違いルーチン業務ではなく、車を使用し、在宅を訪問する。
そこでダイレクトにその人の困っている現状や、家族の悩みなど感じることができるお仕事です。
医療介護福祉を支えていくこれから注目されていくお仕事だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
訪問看護ステーションでも様々な形態での勤務が可能である反面、経験値や即戦力を必要としているところまで様々です。
たくさんある訪問看護ステーションのなかでも、諦めずに探せば自分の看護観と見合った事業所と出会うことができます。病院での経験があれば在宅分野でも同様の力を発揮できます。
そしてこの記事が訪問看護を目指す方へのお手伝いになれたら幸いです。

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