社会人から看護師を目指した方へのアドバイス

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#1351 2021/02/10UP
社会人から看護師を目指した方へのアドバイス
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現在5人に1人が社会人経験から看護師になる時代です。
社会人になってから、もっと人のためになる仕事を感じてみたい。社会貢献したいと思っている方々は多いのではないでしょうか。
それでは看護師になるためにはどのような考えでどのような手順で今後歩んでいけばいいかイメージできるようお伝えしていきたいと思います。

昨今の看護師を目指す人は社会人経験をしている方々が増えてきました。
それも専門学校の5人に1人は他の職種経験してきたです。
私自身も違う畑から正看護師資格を取得した身です。
看護学校には自分の母親くらいの年の方もいました。
人生40歳以上でも自分の夢を諦めずに勉強されている方は沢山おられます。
今まで経験して培ってきた仕事を捨ててまで看護師を目指す理由には、看護師資格が取得したあとも一生を通して有効である、プラチナチケットと同じであるからです。
一度現役を休んで冒険して違う職種についても、資格と実績を積んでいれば職場を選ばなければ仕事を見つけることができます。
一生仕事に困らない資格としていえる資格とも言えます。
また現在高齢化社会では看護師としての仕事は存在意義を大きく持ちます。
介護施設では介護福祉士の方々がメインで仕事をされていますが、最近では医療依存度の高い高齢者の方々が施設や在宅でその人らしく暮らしていく、人の最期は病院のなかだけではない社会に突入しており、その役割やニーズは沢山あります。
今は看護師が社長として会社たちあげて訪問看護ステーションや、宅老所の経営を行う事例も増えています。
病院以外での活躍という部分も看護師資格を取るメリットにもなります。
キャリアアップのために看護師経験を積み重ねることでケアマネージャー資格も試験や研修を受けることで取得できることができます。
今後も活躍の場が高まっていくとされています。
看護師を目指す社会人の方々は女性だけでなく、男性看護師も増えてきています。
それは売り手市場であるということや、安定しているということもあるかもしれません。しかし、なかには人のためになる仕事をしたい。人間がすき。人から必要とされたい。人と直接ふれあいたい。
という人間らしい絆な、深いかかわり合いから仕事のやりがいを求めていることもひとつの要因だと思います。
その背景には、他のサービス業や、様々な職種では看護師のように誰かのためになっているという実感や感覚が得られにくいのを指している象徴とも言えます。
私が看護学校に通っていたときは、現役の学生が多く、しかし、社会人経験も豊富な方もおられよいバランスを保っていました。
しかし、社会人から看護師の資格を取得した方々が周囲にどのように思われている考えていきます。
医療現場では医師とのコミュニケーションが必須となっていきます。
しかし、ときには同僚の看護師間や、医師と張り合うなどの場面もありそのコミュニケーションもうまくいかないときもあります。

一般の企業を経験してきた看護師ならば、色々な人間関係にもまれてきた経験もあり、なぜそのようなことが起こってしまったかなど違った目線で改善策を考えれるスキルを持ち合わせているともいえます。
一般の組織で身に付いた視点は閉鎖的な病院などには新しい風を吹き込むカンフル剤にもなりえます。
そのような意味でも社会人経験のある看護師は期待される立場になる可能性が高いです。

私自身も社会人経験から鍛えられた教訓やモットーが今でも生きていますし、看護師の仕事でも必ず活かせています。
そして、サービス業など接客をしてきた方であれば患者さまとのコミュニケーションもとりやすいと思いますし、スキルも持ち得ています。沢山の視点と広い視野で一人の人間のおける観察ができ理解できると思います。
看護師の仕事は医師の補助と、患者の療養上の世話となっていますが、患者様と心が通わなければ看護が成り立ちません。
そのような場面では患者さんとラポール形成するなかで社会人経験で学んできたことは活かせていくると思います。
その方法として経験の豊かさを強みにコミュニケーションとれることが大きいと思います。
看護師の仕事の基準として病気を治す以外に、人間法海という観点が大きく求められます。
世の中には色々なタイプの人がいます。
ときには気むずかしいタイプの患者さんがいるとしても、怒ったり、感情が左右されない精神的なタフな部分が社会人経験者には共通しています。

では社会人を経てからの看護師への転身する方法をお伝えします。
1、看護学校に合格し入学することから看護師の道が始まります。
2、学費が自己投資および経費として割りきって考えること。
3、看護師国家試験合格から就職までの3~4年間の学生生活を楽しむこと
これらが看護師になる道への心構えになります。

看護学校に入学できないと看護師になるためのファーストステップに進むことができません。
学校に入るためには学校により試験や面接がありますが、現在では大学卒業後も看護専門学校に入学に挑戦する社会人経験者も多いため、現役の学生達をおびやかす存在にもなっています。
しかし、その高校生と比べ学業と離れて何年も経過しているため、試験に挑戦するための準備は大変なものとなります。
そして、看護学校へ入学後は学費や、入学金など大きなお金を支払うことになります。
その後も学生生活を続ける上では、学費がかかるため社会人で挑戦する立場では貯金を使用し進学を挑むパターンが多いです。
社会人で貯めたお金を将来の為の投資として使うことは覚悟がいりますが、お金を払うということは後戻りはできない、大きな決意とも言えます。
近い将来看護師として活躍できれば、自己投資したお金も取り戻すことができますし、技術や知識、そして看護師資格のライセンスというもっと大きな財産を得ると思います。
そして社会人経験を経て現役の高校生だった子たちと学業を共にすることは初めは慣れませんし、ある程度は世代間ギャップがあると思いっていいと思います。
貯金を利用しながら、学校中心でアルバイトをしながら生活を送ることが当たり前になったり、ときには実習に入るとさらに不規則な生活や、メンタル面の不調を起こしやくなり社会人からの挑戦はいばらの道という言葉がふさわしいかもしれません。

また、再就職となる際の年齢の問題や、今までと環境を変えることへの不安は大きいものとなります。
学生生活で3~4年費やすということは、20ー30代であれば大きな時間を費やすものとなります。
周囲では結婚、妊娠、出産と順風満帆に人生を歩んでいる同級生を横目に一度社会人生活を経て横目で学生生活に独身でチャレンジしていると焦りも感じることもあります。
中には結婚出産育児とある程度経験してきた方でも家族のバックアップもあり、両立されている方もおられます。
時間は有限ですが、怖がらずに看護師という夢や目標に挑戦することは、とても人生において有意義なものになると思います。
そして女性が結婚し育児で収まることだけではなく、いきいきと働き続けることができる世の中になっていることを象徴しています。
また、男性、女性とも結婚適齢期を過ぎ晩婚化が進んでいます。
故に看護師という道も視野で考えられる世の中にもなってきたと言えます。
それは昔と現在では個人での価値観が変わり、新しいことへ挑戦できるという社会でできてきた証拠とも言えます。
看護学校では年齢制限をはずす学校も増えてきたり、公務員と違い、社会人では目指しやすい職業になりました。
しかし、社会人からの病院への入職のデメリットとして年齢と給与が比例しない面があります。
看護学校を20ー30最代で卒業して、病院に入職すると新卒扱いになり、新卒のベースと同じラインからスタートとなります。
いくら自分が社会人で他の仕事を経験してきたとしても評価されないという現状があります。
いまや、病院にこだわらず介護施設や訪問看護など地域医療を支える看護師のお仕事は沢山あります。
自分らしく看護師として活躍できる場所をさがすことも社会人から看護師を目指す方々にとって大切な作業となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
社会人から看護師になる為のイメージが少しでも感じてもらえたでしょうか。
現在看護師の数も増え、その社会的な貢献度から誇れる仕事のひとつです。女性のみならず男性も活躍できる世の中になっており、もし、社会人から看護師を目指したいという方がおられたらまず看護学校も門を叩いて見てください。
これらの内容が社会人の方に少しでも参考になり、看護師という仕事に関心をもってもらえたならば幸いです。

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