看護師に必要な就職活動のポイント

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#1350 2021/02/09UP
看護師に必要な就職活動のポイント
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病院やクリニックでの看護師を目指している方が、就職や新たな職場への転職時に必要となるのが履歴書・職務経歴書と面接です。今回は、看護部や採用担当の方に目に止まりやすい職務経歴書作りと面接での応対について詳しくご紹介したいと思います。

看護学生を終えて就職活動を行う際や新たな新天地を求めて転職・就職活動を行う際に必ず必要となるのが履歴書です。

履歴書とは?

基本的に履歴書は手書きとパソコンで作成する場合があります。どちらを選ぶかは自由になります。また、病院では履歴書のフォーマットが予め指定されている場合が多いので、自分の希望する職場がどのような履歴フォーマットを受けつけているのか事前に確認が必要です。
そして最も大事なのは手書きであれ、パソコンで作成した場合であれ、誤字脱字がないことです。最も大事なのは、「丁寧さ」と「読みやすさ」です。採用担当者は文字や文章から本人の性格を見ているので、もし文字を間違えてしまった場合は、修正液で直すことはせずにもう一度書き直すようにしましょう。書き損じを減らすための工夫としては、鉛筆で下書きをしてからボールペンで清書する、事前に記入する内容をメモ帳などにまとめておくといった方法があります。履歴書をコピーして予め練習として書いてみるのも一つの手だと思います。
書き終えた後は「誤字脱字の確認」をおすすめします。一度声に出して読む、家族や知人に読み直してもらい、間違いや気になる箇所を指摘してもらうことも、とても効果的です。

職務経歴書とは?

次に職務経歴書について説明をしたいと思います。ここ10年ほどでメジャーになってきました、職務経歴書ですが、まだその具体的な存在をよく知らない方も実は多いのはないでしょうか?
職務経歴書とは、これまで経験した業務内容や培ってきたスキルが分かるようまとめた書類です。経験やスキルは、看護師の転職において重要視されるポイントの1つです。
職務経歴書を提出することで、自分が持っている能力を採用担当者に示すことができるだけでなく、自分自身が転職活動でアピールすべきポイントも見えてきます。
では、2種類の用紙を書く必要があるでしょうか?
看護師新人には職務経歴書が適用されない場合がほとんどですが、今現在多くの病院や施設、クリニックまでもが履歴書以外に、職務経歴書を求めることがほとんどです。
実際に、履歴書と職務経歴書は具体的にどのように違うのでしょうか?職務経歴書は、これまでの業務内容や培ったスキルを確認するための書類です。一方で、履歴書はプロフィールを提示するためのものです。職務経歴書は、履歴書に比べて定型化された型がないため、看護師のような特殊な職種でも詳しく経歴を示すことが可能です。つまりは、職務経歴書は看護師としてこれまで自分が歩いてきた道のりを話せる空間です。

1.経歴

職務経歴はこれまでの職場ごとに分けて記載します。それぞれの勤務期間や勤務先名、病院規模(病床数、職員数などを可能な範囲で)、経験職種、役職(看護副師長、師長、主任など)、雇用形態(常勤、非常勤、夜勤専従契約など)を書き、職務内容については分かりやすいように箇条書きで端的にまとめます。
看護師は、免許さえあれば日本全国どこでも働ける仕事ですが、他県から移動すると前職の病院のイメージがわかないという事が多く見られます。病院数、クリニック数が非常に多いため仕方のない事ですが、病院の規模や病床数については、調べないと分からないかもしれませんが詳細を書けば採用側がどのような場所で働いていたのかイメージしやすいため有効だと思います。

2. 業務内容

業務内容は、箇条書きで簡潔に記します。配属先、業務内容、習得スキルについて書きますが、略語ではなく正式名称を用いるよう注意しましょう。

3. 活かせるスキル・経験

業務と関連性のあるスキルや経験は、積極的に記載しましょう。また、プリセプターなどの新人教育係を経験した事がある人は、積極的にアピールできるポイントです。私は5年間の新人指導者として10人の新人看護師を指導していた経験を転職する際にアピールしました。その事が採用担当者から高評価を得る事ができ、希望する職場に転職する事ができました。
また、電子カルテを積極的に使っていた職場では、PCスキルもとても役に立ちます。ワード、エクセル、パワーポイントなど使用できるソフト名まできっちりと記載することをおすすめします。

4. 保有資格

業務と関連性のある資格は、必ず記載します。資格取得日(証書記載日)の古いものから順に正式名称で載せます。例えば、分類がある看護師免許は「専門看護師(○○)」とします。これ以外にも、ケアマネージャー、三学会合同呼吸療法認定士、リンパ浮腫療法士、救急分野で活躍できるBLS、ACLSなどが挙げられます。

5.自己PR

これまで経験した内容やスキル、長所を根拠にしながら自己PRを書きます。ここで大切なのは、応募先に求められる人材としてマッチしているかどうかです。
職務経歴書を書く前に、応募先のことをよく調べ、どのように自分の持つ経験とスキルで貢献できるのか伝わるように工夫が必要です。つまり、職務経歴書は看護師としてより詳しい仕事内容、身に付いたスキルを伝えるのに役立ち、用意しておくことで自身の魅力が伝わりやすくなるものなのです。良い職務経歴書を作れば、採用担当者との面接時の話のネタになることもあります。そして、そこから話題を広げて関係性が良くなり、自分自身をアピールしやすくなったりと、面接が有利になる可能性も存分にあります。

次に面接について紹介してきます。
まず、看護師として就職・転職する際の最終審査となるのが、採用面接です。面接の場では行動や話し方、立ち居振る舞いなどから、履歴書ではわからない「人柄や考え方」も注目されています。

1.持ち物について

・履歴書や職務経歴書などは、クリアファイルに挟んで封筒に入れます。
・郵送・メールなどで提出している場合でも、念のため書類のコピーを用意しておくと安心です。
・履歴書以外に持ち物の指定がない場合でも、筆記用具、ノート、ナースシューズなどは最低限持っていきましょう

2.服装や身だしなみについて

・当日着るスーツが綺麗にクリーニングされているか、シワになっていないか確認しましょう
・靴は綺麗なものを用意しましょう
・男女ともに爪は短く切り、特に女性はマニキュアを綺麗に落としておきましょう

3.面接会場までの行き方や天候を確認しておきましょう。

・自家用車で移動する方は駐車場の有無の確認が必要です。
・電車やバスなどの公共交通機関を使う人は、「自宅から幼稚園の最寄駅・バス停までの経路」「最寄駅・バス停から幼稚園までの行き方」を確認しておきましょう。
・当日の遅刻は、採用者に悪印象を与えてしまいますので、初めて行く場所で不安な場合は、どのくらいの時間がかかるか事前に下見をしたり、面接会場付近に30分前に着けるように出発時間を決めたりしておくと安心です。また、大雨や雪などの悪天候の下では、高い確率で交通機関が乱れます。当日の天気を確認して、出発時間を早める必要があるかどうかの検討も忘れずにしておきましょう。

4.面接中は携帯、スマホはマナーモードにしましょう。

・面接中は電源を切るか、マナーモードにして面接の邪魔にならないように配慮が必要です。
・そもそも病院内で面接をする事がほとんどだと思われますので、基本的なマナーが行われているかが見られています。ついつい忘れやすい点ですのでご注意ください。

5.面接中のマナー

・相手の顔をしっかりと見て、元気よく姿勢を正して話しましょう。聞き取りやすさを意識して、俯いたりせずに、相手との視線を合わせながら話を進めていく事が大事です。第3三者との模擬面接を行い、事前練習をすることも効果的かと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?看護師の就職活動は、いかに自分の持つスキルを理解してもらうことが大事かご理解頂けましたでしょうか?これまでの自分をスムーズに理解してもらうための手段として、履歴書、そして職務経歴書を最大限に活用すれば、希望する職場でのさらなる活躍も夢ではないと思います。

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