転居に伴う転職を成功させるコツとはどんなことか

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#1274 2020/11/27UP
転居に伴う転職を成功させるコツとはどんなことか
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転居に伴い、転職を決めるという看護師もいるでしょう。果たして転居前に転職先を決めるべきか、それとも転居後落ち着いてから転職を決めるべきか。この二つのメリットデメリットを比較しながら、転職についてのポイントを紹介します。

これまで看護師としてキャリアを積んできたけれど、夫の転勤などに伴い、これまで看護師としてキャリアを積んできた病院での仕事をやめ、全く土地勘のない新しい場所で働くことを決意する看護師もいるのではないでしょうか。

新しい場所での働き方。これを考えると、新たな看護師生活が始まるとワクワク、ドキドキすることも多いとは思います。ただ同時に不安に感じることもあるのはないでしょうか。
例えば、転居に伴っていく場所が自分にとって初めての場所である場合です。土地感もないから、すぐに働くべきなのかな?それとも少し慣れてから働くべきなのかなと迷うでしょう。また子どもがいる場合は、転居先の学校生活のことは心配になりますし、慣れない場所での生活はたいへんだから、生活リズムが整うまでは働くことはあきらめたほうがいいのかな、様子を見て決めたほうがいいのかなと自然と仕事をしたい気持ちにセーブをかけてしまうこともあるはずです。

著者である私の経験では、転居前にすでに転職先をきめて、転居後にすぐに働きだしたという病院もあります。反対に、転居して約1か月の間に情報収集を重ね、そして転職活動をして働きだしたという病院もあります。
この二つを比較して、転職を決める時や転職のタイミングについてメリット、デメリットを考慮して考えたことをご紹介していきます。

・転居前に転職を決めてすぐに働きだすメリット・デメリット

土地勘がない場所で転職先を探すのは簡単ではありません。ただし、人材紹介会社や転職サイトといったものもたくさんあるので、住所から病院を検索することは簡単です。また求人情報を見つけることも難しくありません。

簡単ではないのは、その病院の評判を知ることなんです。自分がよく知っている場所であれば、看護師間の会話でも、そこの病院は勤務がきつい、シフトが複雑、給料が良いなどの情報を得ることはできます。またどのような疾患の患者さんがよく来るのか?専門的な治療はどんなことをしているのか?人気のある医師や専門科があるのかといったことも自然とわかることもあります。

しかし土地勘がない場所の病院は、それらの情報を得ることが簡単ではないのです。そのため求人は出ていても、果たして自分はこの病院で働くべきなのか、判断するのが難しいのがデメリットのひとつです。

ただ知らないから飛び込むことが出来るというメリットもあります。いろいろな病院の評判を知っていたら、この病院は家から近いのに働きたくないなと自分の気持ちにセーブをかけてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかしながら、何も知らない状態であれば、転居先の住所や病院の立地、給料などの条件だけで思い切って転職を決めることが出来る場合もあるのです。つまり先入観を持たずに転職を決めるというメリットがあるのです。

転居後というのは、引越しの片付けもあります。また家族がいれば、みんなの生活の基盤やリズムが整うまで少し時間がかかるでしょう。
転居後仕事をすぐに始めると、この片付けやリズムをつけるということを平行して行っていくことが大変なので、そこにメリットもデメリットも生じてきます。
始めから働き始めるのであれば、それを組み込んだ生活リズムを始めから作ることが出来ます。そのため一度できた生活リズムを崩すことなく続けていけるのがメリットになります。
しかし慣れていない土地、慣れていない生活環境や職場環境、そして人間関係などクリアしていかなくてはいけないことがたくさんあります。それを理解して生活を整えるまでの精神的な負担がデメリットの一つにもなるのです。

・転居後生活が落ち着いてから転職先を探すメリット・デメリット

引越しというのは、ライフイベントのなかでも、大きな出来事の一つです。一人で転居するという場合には、荷物の少ないですし、自分自身でさまざまなことを決めて動き始めることが出来るので、比較的転居しやすいです。
しかしながら家族が一緒に転居するとき。その場合は、かなり転居に関する手続きも複雑で大変なものになります。それを自分がやらなくてはいけないとなると、時間もかかりますね。

そのような転居にかかわる手続きなどをしていると、転職したくてもなかなか転職活動できないということはよくあること。そのため手続きも自分の気持ちも落ち着いてから転職先を探すというのは、それだけで時間の余裕もあり、じっくり求人を見て決めることが出来るのでメリットが大きいのです。

反対にデメリットはどんなことがあるのでしょうか。転居後は、さまざまな新しい出来事が起こるために精神的にも疲労困憊になることが少なくありません。そのため落ち着いたら働きたいなと思っていても、なかなか重い腰があがらず、転職活動に踏み切れないこともあるのですね。そのため転職を成功させるまでに、転居後数か月かかるという場合もあるのです。

看護師として一生懸命働いてきたのだから、少しは休息期間をとってもいいのではないかと気持ちを切り替え出来る人は、その期間も楽しむことが出来ると思います。しかし早く転職したい、でもモチベーションが上がらないという場合は、転職までの期間があけばあくほど、精神的な焦りが出てくることが大きなデメリットになります。気持ちが焦ってしまうと、求人が出たときに何としても成功させたいと飛びついてしまうこともあります。その気持ちが転職後に後悔を生んでしまうこともあるのです。そのため、期間が開いたとしても転職に焦りを感じないことが一番大切です。

・転職まで期間があいてもあかなくても転職は一苦労

転居後すぐに働きだしたとしても、落ち着いてから転職活動を始め働きだすにしても、転職というのは一苦労です。それは全く新しいところで働きだすことだからです。
どちらも経験したことのある著者の私からすると、転居前に転職を決めて引っ越したときのほうが、メリットが大きかったかなと思います。もちろん慣れるまでは試行錯誤で苦労の連続、失敗の連続ということもありますが、それでも一度に大変なことが全部終わったという感覚がありました。
また仕事をすることが前提で、新しいところでの生活リズムを整えることが出来たので、それが一番のメリットだったと思います。

・転職における一番の難しさは病院の情報収集をすること

求人情報というのは、ネット環境があればすぐに調べることもできます。しかし本当の大変さは、その病院が自分が働きたい病院かどうかを見極めることが大変なのです。

もしも今所属している科があり、それについて転職後もスキルアップを目指したいという目標を持っていたとします。転職先の求人情報の中にその診療科を掲げていても、スキルアップ出来るほどの科であるかどうかというのはわかりません。たとえ診療科があったとしても、専門的に学ぶことが出来るほどのものがなかったりするのです。
転職サイトに登録をして紹介をしてもらっても、担当者がその地域に精通していないということもあります。病院の求人条件については情報をたくさん持っていたとしても、その病院の評判や特に力を入れていることなどまではわからないこともあるのです。転職をする場合には、やはりこれまでの経験を生かせる病院がいいですよね。またもっとスキルを伸ばせる病院もいいですね。それを見極めて自分が働きたい病院かどうか知ることが一番難しいのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。転居に伴い転職する場合、転居前に転職を決めた場合と、転居後に転職を決めた場合でさまざまなメリットとデメリットがあるのです。一番大切なことは、やはり病院の情報収集です。メリットデメリットを比較しながら、どのように病院を選んで転職するべきか、参考にしてみてください。

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