医療機関へ就職する時の助言と注意点

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#1234 2020/10/18UP
医療機関へ就職する時の助言と注意点
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医療機関への就職において、就職がゴールではない事を念頭に、採用担当者視点とアドバイスを中心に、具体的な内容と理由を紹介してます。
又、喫緊の病院の都合や就労において気になる部分や、実際に福利厚生として聞かれたまとめも記述しております。

・就職のポイント

時間厳守である事がまず病院内では求められます。遅れる時は必ず連絡する事、採用担当者がどの様な方でも、病院内は分単位で連携しているので、採用面接時の空き時間を作れる人がいない実情があります。たとえ縁故採用での面接でも時間に遅れて来れば落ちます。
面接で必ず質問される内容として、卒後研修や院内研修期間の理解度を聞かれます。機材や器具名称は勿論、看護におけるバイタルの意味合いと感染予防対策としての清潔域、不潔域といった、基本的な内容から、急性突発性難治性といった座学で少し習った症例についても、ある程度聞かれる場合があるので、必ず国家試験程度の知識の見直しをしておきましょう。
学校の教科書や実習帳の見直しで十分ですが、呼吸器など機材の使用上の注意点などの操作説明マニュアルに書かれてる部分も確認しましょう。

・自己分析、自己PRの仕方

自己分析においては、後ろ向き前向きなコフォート(追跡)において、自己認識できているかで良いです。内容においては正直に朝起きれないのが欠点ですと書かれていても、自覚をしており改善しようとする意思が見られるので、採用基準においては欠点にはなりません。逆に専門性の高い部分に興味が高いと書いてしまうと、それらについて深く追求される可能性が高くなりますので、自己の知識と経験に見合ったPRに努めて下さい。又、趣味などで、スポーツ経験を書かれる方は採用優位な傾向が強くあります。体力的に特に持久力が試される不規則勤務があるので、疲れにくく、かつ、スポーツで培った協調生をアピール出来るのはどの病院での就職においても有利になれるポイントだからです。

・病院の採用担当者は基本的に何を見ているか、何を注意しているか

履歴書において

エントリーシートにおいては、まず字が綺麗に書かれている事を重要視される採用担当者は多いです。院長が確認するケースでも字の綺麗さを必ず見ます。
読める程度の字なら良いという先生もおられますが、院内資料の作成において手書き部分の書類がまだまだある為、字の綺麗さが業務に直結する事があるからです。
手書き文章作成の必要性から、テンプレートの文書作成が出来るかどうかを見る人もおります。これら文書作成において、電子カルテやレセプトの扱いもある為、一般技能程度のPC操作が出来るなどは高く評価されます。転職者の方の場合は扱える電子カルテやレセプトソフトをあらかじめ記入しておくのも、採用担当者としては助かる部分です。
経歴重視よりも、スキル重視であり、且つ実用性の高い部分が評価される傾向にあります。
例としては、普通自動車免許も訪問診療の必要性から高く評価される項目にもなっております。

面接において

前項と被る部分もありますが、時間を守るは最低限として、国家試験程度の知識を備えてる、清潔感がある、言葉使い関係なく、はっきりとした受け答えが出来る、出来ない事は誤魔化さない。採用担当者に時間の空いてる医師、看護師、など、現場の人間が付いてるケースも少なくないので、知らない部分はわかりません、勉強不足ですと答える事が定石になります。現場経験の差もあるので、知らない程度によりますが、下手に知ってる風を装うのは深く質問される時に答えに窮するので止めましょう。

・あらかじめ就職において下調べするべき事

(勤務実態、給与、福利厚生における住宅補助又は勤務地へのアクセス)
勤務実態については、なかなか調べる事が難しい為、卒業した学校から情報を取得しておく事が必要です。院務又は学生部に情報があるので、必ず聞いてください。
有給消化率などの詳しい情報も得られる場合もあり、給与においても超過勤務手当や当直、宿直手当など各種の情報もあります。
福利厚生として、住宅補助や通勤補助も差があるので、車でしか行けない遠隔地に就活しようと考える場合は必ず調べてください。
場合によっては病院の敷地外に医療スタッフ用の寮や宿泊施設を完備されてる所もあります。早朝勤務や深夜勤務の送迎をしているケースもあるので、住居の引っ越しを念頭にした就職を考える方は調べる項目として必須になります。

・転職の方への注意点

経験者優遇という文言を掲載される求人がありますが、面接においては新卒と同じく、基礎的な内容を問われます。
前項に書いてある国家試験程度の知識と、当たり前ですが、以前の従事してきた院内科についての職務経験を必ず聞きます。
逆になぜ辞めたのか、前職場での環境への不満などは、特殊な事情がない限り聞かれにくいです。喫緊においてはコロナによる感染症対策の事情として聴かれるケースもありますが、転職者ご本人の病態部分をきちんと伝える事が出来る人ならば問題ありません。
具体的には、何かしらかの自己疾患を抱えている等を把握し伝える事が必要になる可能性があります。特殊な職場環境ゆえに、答えにくい質問をされる事も覚悟しましょう。
福利厚生として、職員への託児所サービスが併設されていたり、又、高齢者介護施設などの利用サービスもあったりなど、転職理由の改善にもつながる事業を包括的医療ケアの側面として行ってる病院も有りますので、病院の事業としての情報をホームページやパンフレット等で確認しておくのも必要と考えます。

・あらかじめ就職において下調べして知るべき事

(勤務実態、給与、福利厚生における住宅補助又は勤務地へのアクセス)
勤務実態については、なかなか調べる事が難しい為、卒業した学校から情報を取得しておく事が必要です。院務又は学生部に情報があるので、必ず聞いてください。
有給消化率などの詳しい情報も得られる場合もあり、給与においても超過勤務手当や当直、宿直手当など各種の情報もあります。
福利厚生として、住宅補助や通勤補助も差があるので、車でしか行けない遠隔地に就活しようと考える場合は必ず調べてください。
場合によっては病院の敷地外に医療スタッフ用の寮や宿泊施設を完備されてる所もあります。早朝勤務や深夜勤務の送迎をしているケースもあるので、住居の引っ越しを念頭にした就職を考える方は調べる項目として必須になります。

・喫緊の病院の実情と働き方改革に向けての取り組みについて知るべき事

病院施設という特殊な職場環境故に、今回のコロナにおける感染症対策にはとても厳しい状況が医療看護の現場では起きています。その現場の実情を就職活動をされる方は、必ず知るべき内容であり、又、転職理由にもなっています。
各病院において、発熱者の外来の制限は厚生労働省の指導によりされていますが、残念ながら院内感染により、病院関係者の感染者が増えているのが事実です。
職場の衛生環境や実務による感染症対策が緩い現場なら、すぐ離職されても私は構わないと考える程の危険性がある事を知っておいてください。
ただし、悪い事だけではありません、前述したコロナの影響により、感染症対策を目的とした施設の改装や実務の改善を休診して行なっている病院も増えてきました。
医療従事者はコロナのみならず、様々な感染症に近い仕事なので、職場環境の改善の機会と受け取れるのです。
また、働き方として託児施設や介護施設の利用を福利厚生として、幅広い転職者の受け入れと同時に、勤務時間の負担軽減としてシフト制度を見直し人材雇用に積極的に取り組む病院も増えています。
以上の事から、必ず新卒、転職者の皆さんは、これから勤める病院の内情を詳しく知るべきと忠告して文章を締めたいと思います。駄文失礼しました。

まとめ

医療系の就職活動を行う上での注意点として、就職する事が目的ではない事を知って欲しかったです。
就職がゴールではなく、その後の就労においてのトラブルで離職するケースは医療機関の現場においては少なくないからです。
辛い仕事では正直あります、しかしながら、それ以上の充足感や、やりがいがある事も事実ですし、徐々に改善もなされています。
医療を生業とする生き方を覚悟し注意深く就職先を調べる事が、大袈裟と思われるでしょうが必要なのです。

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