ブラック企業に転職してみてわかったこと・今後気をつけること

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#1202 2020/09/16UP
ブラック企業に転職してみてわかったこと・今後気をつけること
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私が看護師としてブラックな職場に転職をしました。その経験から学んだことをお伝えします。
今後転職活動をするor転職活動をしている方が、長く働ける病院や事業所に転職できますように。

私はブラックな職場に転職し、約2年働きました。
ブラックな企業で働いた経験を生かし、次に転職するときに気をつけたいことをお伝えします。
今後転職活動するor転職活動をしてい皆様が少しでも自分に合っている・いいと思える職場に転職できますことを祈っています。
①どうしてその職場に転職したのか
②実際にその職場で働いてみて
③よりよい職場に転職するためには

①どうしてその職場に転職したのか

今から約3年前、5年間働いた病院を退職した私は、地元の訪問看護ステーションで働こうと転職活動を開始しました。
ハローワークで失業年金を貰いながら調べてましたが、なかなか思うような職場が見つかりません。
私の場合は、失業年金の受給期間が3ヶ月でした。ゆっくりするのが得意な私、前職を辞めて羽を伸ばしていた私にとって、3ヶ月なんてあっという間でした。
受給期間の終了が迫ってくると、ハローワークの担当の方からも、少しずつ「いいかげん職場を決めろ」というプレッシャーが、、、
そんなある日、パソコンで地域の訪問看護ステーションを検索していると、気になる事業所が見つかります。
そこはホームページがしっかりしていて、カラフルで読みやすい。(他の訪問看護ステーションはホームページも無いところが多く、検索しても出てこない事業所も多かったです。)
設立からあまり経っていない新しい職場のようでしたが、雰囲気や給料、福利厚生も悪くなさそう。またホームページに載っているブログにも事業所の良いところ・力を入れていることが記載されており、より一層気になってきました。何だがスタッフの写真なんかも本当に楽しそうでした。「いい職場なのだろうな」

そろそろ次の職場を決めたいと思っていた私は(ハローワークの担当さんのプレッシャーも嫌だった、、、)、そのまま見学に行くことにしました。
(とりあえず見学だけならタダだし、話を聞いてみよう!)
見学当日(見学のつもりで行きましたが、そのまま面接になりました)も順調に進み、対応してくださった社長・上司とも楽しく会話ができてとても良い印象でした。
何とその場で、「うちに来てくれないか」とオファーまでいただけました。
すっかり嬉しくなった私は、「やっぱりいい職場だ!』と思い、そのまま入職を決めたのです。

②実際にその職場で働いてみて

入職初日です。「今日からこの職場で頑張るぞ!」と意気込んだ私、少し早めに出社します。(出勤時間の30分前)
朝礼まで時間はあるのに、もう大体のスタッフが出勤して掃除などしています。
(あれ、早いな、、)
朝礼時刻(出勤時刻)の前に会社からいなくなっていくスタッフ。
どうしたのだろう、と先輩に聞くと。「もう訪問に行ったのだよ、、」とのこと。
(あれ、、始業時間前だぞ・・)
その日はベテランの看護師さんに同行して回ることになりました。
その看護師さんは気さくな方で、利用者さんにもとても親身になって接しており、「私もこんな風になりたいな、、!」と感じておりました。
その日の全ての訪問が終わり帰社している途中、それまで気さくに話していた看護師さんが、なぜか急によそよそしくなります。
(あれ、、どうしてだろう、、また違和感、、)
直後、その看護師さんより衝撃な発言あり、「私ね、実は二週間後に辞めるんですよ、だから一緒に二週間回って、その間に引き継ぎを行なっていきますね。」
唖然としたのを覚えてます。
この人から色々教わりたかったのに、こんなにいい人が辞めてしますのか。
まるで私の入職を待っていたかのように、、、
その後、二週間で出来る限りのことは教えてもらい、引き継ぎも終わりました。
(引き継ぎが足りて無いとこも多い、、)

その後、他の看護師さんと仲良くなり、話すようになってわかったのですが、やはり次に誰かが入職したらベテラン看護師さんは辞める予定だったとのこと。
そして、この職場の 離職率 は半端なく高いということも聞きました。
事業所ができて約3年。スタッフは20人ほどになりますが、何と設立当初からのメンバーはたったの2人だけ。他のスタッフは皆1年未満、そして多くのスタッフは半年程度しか働いていませんでした。
ほとんどの人が入職してわずかな期間で辞めていっていたのです。
これには私もショックでした。辞めていくには理由があるはずですから。

その後、約2年働く中で、その理由は沢山見つかりました。(あまりにも多いので割愛します、、、)
スタッフの入れ替えありはかなり激しく、前日まで話していた同僚が、気がついたら来なくなっていて、実は退職していたことも。
また、入職後3日で来なくなった人もいました。
私が2年間働いた中で、ある職種は3ローテーションしました。(入職→退職、入職→退職、入職→退職)

また、他に関わっている地域のケアマネさん・実際の利用者さんにもそのことはわかっており
「そこは入ってもすぐに辞めるからね、、、、」
「またすぐに来なくなるんだろう、、、」
「あんなにいい人も辞めちゃってね、、、」
「そこで仕事してて楽しい、、、?」
正直、ケアマネさんや利用者さんからのこのような言葉が一番傷つきました。

③よりよい職場に転職するためには

今回のブラック企業に転職した反省を生かし、今後気をつけたいことです。

1・入職する前に、その職場のことは徹底的に調べましょう。

ホームページの雰囲気や、ブログの情報だけでは絶対に情報が不十分です。なぜなら、会社は自分たちに有利な情報しか出してこないから。
ブログに貼ってあった写真も信用してはいけません。写真なんかは簡単に撮れるのです。どんな状況でも笑ってもらってシャッターを押せば、それなりの雰囲気の写真が撮れます。
見学や、面接の時にも、こちらからきちんと質問していくことをお勧めします。
相手は自分が不利な話はしてきません。疑問に思ったことは、その場で質問しましょう。
そのことで、あなたがどう思われても大丈夫です。いい職場なら、しっかり回答してくださるはずです。
雇用面だけでなく、実際の帰宅時間(実際に何時ごろ皆が帰宅しているか、実際に確認出来ればいいですけど、、)、また、離職率や新人や中堅、ベテランの割合は必ず聞いた方がいいと思います。
今回のようにスタッフの入れ替わりが激しい場所は私はお勧めしません。昨日まで一緒に働いていた仲間が急に辞めたり、他のケアマネさんや利用者さんに会社のことを悪く言われるのは、自分のメンタルがやられます。
これらがクリアできて初めて、給料交渉や、研究・勉強ができるか、副業ができるのか、、などの話になるのかな、、と思います。(あくまで私の意見です)
また、その地域でその職場がどう思われているかは、出来る限りのツテを使って調べる方がいいです。
実際、地域のケアマネさんにも悪い噂は流れてましたし、、逆に良い職場は、周囲からの評判もいいと思います。

2・ハローワークでの失業保険は本当に再就職したくなってから申請しましょう。

本来失業保険は、「就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、職業に就くことができない」という失業の状態にあるものが、申請するものです。前職を退職し、少しゆっくり過ごしたい方は、ゆっくりし終わってから申請しても遅くありません。
また、ハローワークの担当者から就職を急かされると、私のように「早く決めなくちゃ、、」と焦ってしまい、本当にいい職場かしっかり調べる前に転職してしまいます。

3・実際に働いていて、もう無理だとを感じたら、退職も視野に。

それでも、本当によくない職場に入職してしまったら、無理に長引かせずに退職を考えるのも、1つの手だと思います。いくらそのような職場で働いでいても、上司は胡座をかいており、こちらの身体と心が削られていきます。取り返しがつかないようなことが起きる前に辞める選択をしましょう。きっと自分に合った職場が見つかります。

以上、長くなりましたが、実際にブラック企業に就職して感じたことを記載しました。皆様が少しでも自分に合っている・いいと思える職場に転職できますことを祈っています。

まとめ

よりよい職場に転職するために、
入職する前に、その職場のことは徹底的に調べましょう。見学や、面接の時にも、こちらからきちんと質問していきましょう。疑問に思ったことは、その場で質問しましょう。
また、実際の帰宅時間や離職率、新人や中堅、ベテランの割合も聞くことをお勧めします。
その地域でその職場がどう思われているかも、出来る限り調べた方がいいです。
ハローワークでの失業保険は本当に再就職したくなってから申請しましょう。
ハローワークの担当者から就職を急かされると、私のように「早く決めなくちゃ、、」と焦ってしまい、本当にいい職場かしっかり調べる前に転職してしまいます。
実際に働いていて、もう無理だとを感じたら、退職も視野に入れましょう。取り返しがつかなくなる前に。きっと自分に合った職場が見つかりますよ。

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