認定看護師になる方法~2020年制度改正に伴う変更点について~

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#1119 2020/06/27UP
認定看護師になる方法~2020年制度改正に伴う変更点について~
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2020年認定看護師の制度が大きく生まれ変わりました。この記事では新たに変わった点と最新の認定看護師になる方法について述べています。医療技術の進歩に伴い、看護師も専門的な知識と技術が求められるようになっています。

看護師のキャリアアップの一つとして有名な認定看護師になる方法についてです。
正看護師となって働いた後にそれぞれの研修学校へ行き、各分野の認定看護師の資格を得ることができます。各分野のエキスパート看護師として働き、より専門的な知識と高度な看護技術を提供している認定看護師になってみたいと考えたことはありませんか。

認定看護師制度が始まり約15年、「もう認定看護師なんて必要なくなる」「認定看護師の制度が終わる」なんて言われていたこともありましたが、2020年認定看護師制度がバージョンアップしました。
正しくは【特定認定看護師】になります。

認定看護師の新しく変わった点

認定看護師分野が21⇒19分野に変わりました。
一部 薬剤の投与ができるようになります。(医療行為の拡張)
研修学校の学習時間が増えました。

・分野が21⇒19に変更

救急看護と集中ケアが一緒になり、クリティカルケアとなりました。
また、がん性疼痛と緩和が一緒になり緩和ケアになったため、分野が整理され少なくなったように見えますが、認定看護師の分野内容としてはあまり変わっていないようです。

・医療行為の拡張

特定認定看護師の?技術・知識?の項目を確認すると、薬剤投与、ドレーン抜去、気管カニューレの交換、壊死組織の除去など本来は医師しか行うことができないはずの医療行為が認められるように記載されています。

・研修学校での学習時間が600⇒800時間程度に変更

認定看護師の医療行為拡張に伴い、カリキュラムの内容が増えたことがわかります。しかし、学習期間は以前と変わらず1年以内となっています。

特定認定看護師になる方法

正看護師の免許を持っており、実務経験が5年以上(うち3年はその専門分野の経験が)必要となります。
※例:脳外科で5年以上の経験があるため、脳卒中特定認定看護師の研修学校の受験資格はあります。しかし、実務経験が5年あっても小児認定看護師の受験資格はありません。
  1研修学校を探す
    2出願
    3入学試験
    4研修学校に通学と実習
    5筆記試験
    6認定審査
    7登録

1.研修学校を探す

東京に集中しているようですが2020年6月現在、脳卒中特定認定看護師の研修学校は熊本県にしかないようです。分野によっては自宅から通学できない可能性もあります。

2.出願

各研修学校の募集要項を確認し書類を集めます。見慣れない書類名が多々並んでいるので、調べながら集めていく必要があります。

3.入学試験

筆記、小説、面接があります。筆記試験に関しては過去問が受験者限定で看護協会のホームページで閲覧できます。また、過去に受験されている先輩認定看護師に尋ねるのがいいでしょう。

4.研修学校に通学と実習

「いろんなことが学べて面白いけど、久しぶりの座学は辛い。レポートの提出が多くパソコンの前で朝まで寝てしまうことが何度もあった。」
「実習が緊張する。自分の働いている病院ではなく、初めて行った病院でしかも初めて会ったスタッフと協力し、その中でリーダーシップをとる実習なんて不安でしかない。」と、先輩方はおっしゃっております。

5.筆記試験

研修学校終了後に筆記試験があります。

6.認定審査

筆記試験の結果をもとに認定審査が行われます。

7.登録

はれて特定認定看護師として登録されます。

 認定看護師の活躍

病院で働いていたころ、いろんな分野の認定看護師の先輩方と働かせていただきました。その中でもいくつか?認定看護師ってすごいな!?と思った実例をご紹介します。
【脳卒中リハビリテーション認定看護師 Aさん】
脳外科病棟で働いていたころの話です。交通外傷で入院されていた20代前半の患者さんがかなり混乱が強く24時間大きな声で叫んでしまっていました。混乱が解けるように試行錯誤しましたが、入院から3日くらいは状況は変わらずにいました。3日後に急に正常を取り戻し叫ぶのをやめていました。?何をしても混乱が強かったのになぜ??
とかなり驚きましたが、患者さん本人のところへ行くと「Aさんに叫ぶのをやめるように言われました。もう僕は叫びません。これからはリハビリをがんばります。」とおっしゃっていました。認定看護師のすごさに驚きAさんに聞きに行くと、「認定看護師の知識をちょっと使っただけよ」と軽く話されました。
この時?認定看護師の研修学校ってどんなことを学べるんだ??とかなり興味をもったのは言うまでもありません。

【認知症認定看護師 Bさん】
また違う病院での話になりますが、Bさんは病院全体で?身体拘束ゼロ?という活動をされていました。さすがに脳外科病棟ではゼロにはできないようですが、Bさんが配属されている内科病棟ではゼロになっていました。身体拘束は四肢の抑制帯だけでなく、ミトンやセンサー式ナースコールも含みます。できる限りしたくはないが医療現場ではせざる負えないのが身体拘束だと思っていました。私が以前いた病院では、入院中は絶対に転倒させてはならない(尻もちも含めて)。患者さんが転倒してしまったら、インシデントレポートを書きそれをもとにカンファレンスをするというのが絶対でした。環境って恐ろしいですね。当時はそれしか方法がないのだと思っていましたが、このBさんのされている活動に出会えて、考え方を大きく変えることができました。もちろん転んでいいわけないですが、患者さん本人とご家族にご説明して身体拘束をしない方法をとることもできるのだとわかりました。

 【皮膚・排泄ケア認定看護師 Cさん】
Cさんは認定看護師制度が開始された初期頃に資格を取られています。昨今では、働いている病院に所属しながら研修学校に通えたり、ましてや病院が研修学校の費用を出してくれるようになっています。しかし、Cさんが研修学校に通われていた当時はこのような病院の理解はなく、一度その病院を退職して学校に通ったそうです。今となってはその病院の認定看護師の道を切り開いた先駆者のような存在の方です。現在は認定看護師の分野を越えて、大学にも所属されながら活動をされています。特定行為の研修もすぐに終えて、壊死部の除去もおこなっていました。

認定看護師の資格は毎年、更新手続きをしなければなりません。
そうなんです。ここがポイントですね。
認定看護師は研修学校を終えて、試験に合格し登録されても、毎年更新手続きがあります。活動内容の報告や学会に行ってポイントを集める必要もあります。そして費用が5万円くらいかかります。

認定看護師のお給料について

病院によって異なるようですが、平均手当ては月5000円くらいとあまり多くはないようです。認定看護師の活動が診療報酬の査定要件にはなっており需要は今後もたかまっていくと思われますが、個人のお給料にはまだあまり反映していないのが現状です。しかし、認定看護師制度が始まった初期に比べると少しづつではありますが、病院側の認定看護師への優遇も変わってきているようなので今後期待できるでしょう。

特定看護師と特定認定看護師の違い

日本の医師不足の問題に伴い看護師が一部医師の業務が行えるように、制度が変わってきてるようです。特定行為研修を終えた看護師はその医療行為を医師の手順書のもと実施可能になります。特定認定看護師もその分野での一部医療行為ができるようになるようです。2020年から制度が始まり、2021年から特定認定看護師の活動が始まるので来年にはさらに詳しい活動内容(業務範囲)がわかりそうです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
やはり今回の制度改正にともない一番大きいのは、一部医療行為が認められる特定認定看護師になれるということです。その分、学習時間は長くなっていますが今後活躍できる場は広がり、特定認定看護師の需要が高まることが考えられます。 看護師のキャリアアップの一つとして認定看護師を目指してみてはどうでしょうか。

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