就職時に気を付けるポイントは学生生活の時点で始まっています。

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#1075 2020/05/14UP
就職時に気を付けるポイントは学生生活の時点で始まっています。
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看護師を目指す看護学生さんは、まずは、国家試験に合格することが第一となります。また学生の期間に、就職先を決めなければならない、大きな課題もあります。
ここでは就職先をどう見つけたら良いのか?面接で気を付けなければならないポイントをわかりやすく説明します。

看護師として働くためには、まずは国家試験に合格しなければなりません。看護学生の皆様は、国家試験の勉強もきちんとしなければなりませんし、それと同時に就職試験もクリアしなければなりません。
言葉では簡単に思えますが、この二つを同時に行うことは、とても大変で、労力や精神力を使うことになります。
何故ならば、就職試験は実習中などに、開催されるケースもあり、実習の看護計画を経てたり、実行したり、評価をしたりする作業の中で行わなければなりません。
しかも遠方の就職先を検討されているかたは、この期間に、移動手段や宿泊先の手配もしなければならないからです。勿論面接には私服で行くわけにはいきません。きちんとしたリクルートスーツ、鞄、靴も揃えなければいけませんし、髪の毛や色も、印象の良いものに変えなければいけません。就職試験とは、このように細部まで気を使い、スケジュールを立てていかなければならない、人生においての重大イベントなのです。
 面接試験を受ける前に、おさえるポイントがいくつかあります。それをわかりやすく紹介していきたいと思います。

1、まずは実習や学習を通して、自分が何科に行きたいのかをしっかりと見定めることです。

最近の学生に、私は、「将来は何科に行きたいですか?」と尋ねても、はっきりと答えれるのは全体の2割程度です。つまり残りの8割は、何も考えずに、学習や実習を行っているのです。学生生活は、大学で4年、短大で3年、専門学校で3年という、長い時間を費やしています。その前半で、基礎看護学を学び、少しずつ専門的な医療知識を構築していきます。この段階で、自分が興味を持った分野、また、苦手とした分野をしっかりと見定めておく必要があるのです。つまり大学なら3年次、その他の課程なら2年次に目標を定めて行く必要があります。4年になっても、まだ何科に決めていない方は、自分の過去を振り返りながら、行きたい就職先の分野を選択していくことが必要です。行きたい分野が見つければ、自ずと、就職したい病院も見えてきますよ。目的なくして、就職した人も多く見てきましたが、適応出来かったり、本人のモチベーションが保てずに、挫折したり、ただ1日が終わればっというスタンスで働いたりしている事が多い気がします。きちんと目的を持った人は、専門分野を極めようと専門看護師、認定看護師、特定看護師を目指したりしています。それは自分が極めたいと思える分野に就職出来、そのモチベーションがやる気を後押しするからだと考えられます。まずは、行きたい科を決めましょう。

 2、行きたい分野が決まったのなら、次は行きたい病院を探します。

今の世の中はネット社会で、実際に見学に行く前から、かなり細かい情報を収集することが出来ます。その病院が得意とする部分や専門的な治療、看護をどこまでやっているのかを調べる必要が出てきます。
私なりの意見ですが、ネットの評価、口コミはあまり信用したり、自分の気持ちが左右されない程度に一読することをおすすめします。
口コミには、一般の方の書き込みがあったり、その病院に陰性感情を抱いている方が、書き込みを書いたりしていることもあるからです。
ここでは口コミではなく、病院の治療や看護、規模やどんな症例を取り入れているのかなどを見ていくことをおすすめします。出来るのなら、私は、大学病院をおすすめします。
何故ならば、多くの専門分野があり、一般病院と比較しても、比べものにならない高額な医療器具も使用しており、大学でしか見られない症例も数多くあるからです。また、大学病院は教育機関でもあるため、勉強する環境が整っています。ここは、飛躍する最大のポイントになると思います。

 3、ある程度、病院が絞れたなら、実際に自分の目で確認しに行くために見学に行きましょう。

インターンシップを経験する事は、実は就職にかなり有利に働きます。受け手の病院は実際に見に来た人をリスト化しており、面接時にあえて、インターンシップに参加したかどうかを聞いたりもします。
将来を左右する大切な就職先ですので、雇う側は当然、見学に来るのは当たり前の事だと認識しています。インターンシップでは積極的に質問をしたり、メモをとったりする姿を見せることも大切です。
試験は見学時から始まっているといっても過言ではないと思います。遠方の病院なら、わざわざ見に来る理由を尋ねられたりもするので、そこで担当者に自分の熱い思いを伝えることも大切です。もしもの時の為にも、しっかりと受け答え出来るように、質問内容、回答内容を予測した動きをとりましょう。

 4、あとは自分の履歴書をなるべく埋めれるような努力をしていきます。

医療において死とは避けて通れぬ道です。目の前で急変する患者には長い看護人生で一度は向かい合うことになります。その時に、迅速に動ける為の資格がBLSプロバイダーコースでとることが出来ます。
これは一次救命処置の資格になります。この資格は学生でも、一般の方でも取得することが出来、かつ、専門性の高い資格にもなります。学生の時に、資格をとることは、やる気として評価もされますし、面接の時に、その事を聞かれたのなら、尚ラッキーですよ。
「医療現場はいつ、命の急変に遭遇するかわかりません。もしもの時に、迅速に動けるように、看護師として患者さんを助けることが出来るように、取得しておくべきだと思い、取得しました。」などと言うと、かなりの印象アップにつながります。また、学生中にはボランティア活動に積極的に参加することも、大きなアピールポイントとなりますので、自分学生期間の夏休みや、冬休みは、少し、こういった活動に目を向けるのも大切だと思います。

 5、履歴書を埋めることが出来たのなら、いよいよ面接の練習です。

どの病院も聞くことは、決まっています。絶対といっていいほど、聞かれるのは、
 ①何故、当院を選んだのか?です。
ここは、今までに説明をした1.2.3の内容をまとめておき、例「自分が学生の間に、学んだ専門分野の内容と私が看護師として、こうありたいと言う願望が繋がっており、自分を成長を促すには、このような○○な設備があり、○○科における専門的な看護や医療を、経験し、学びを深めることで、看護師として、一人でも多くの患者さんの手助けをしたいと思い、御○○病院を希望しました。」など、自分のやりたい看護が、この病院にあり、それ現場で働きたいという強い思いを伝えると良いと思います。
 次に質問されるのは、②自分の長所と短所か、学生の時に当院を受けるために取り組んだ内容があれば教えてください。です。
面接のパターンとして、どの場所でも出てくる可能性の高いのは長所と短所です。この内容においては、自分の短所を素直に話してはいけません。
短所も長所ととらえられる内容で話をする必要があります。例えば、「長所は誰とでも、気さくに話をすることが出来、社交性を広げれるところだと思います。短所は相手の話に耳を傾ける事が多く相談を受ける事が多いところです。
私は、まだまだ人生経験も未熟な為、上手くアドバイスや返答が出来ない部分が短所だと思います。
そのような時は、適当に返事をするのではなく、その人をより知っている人に相談してみるのもいいと思いますなど、伝えるようにしています。」などどちらをとっても、良いと思える内容をあらかじめ作っておく事が重要です。
学生の時に当院を受けるために、どのような取り組みを行ったのか?などの質問に対しては、BLSプロバイダーコースを受講した経緯や、学生中におけるボランティア活動内容を話、そこでも経験や、医療、看護の必要性を認識したことを、その病院に関連付けて説明をすることが大切になります。災害ボランティアなどは、被害にあった方々の思いや、体験を直接聞きながら、復興の支援にも繋げることが出来るので、とても良い体験になると思います。

 6、面接時の態度。

これは椅子を用意し、鏡の前に立ち、背筋や視線、首や肩の動きを実際に見てみましょう。無意識に椅子に座ると、背もたれに寄りかかってしまったり、体が中心より斜めになっていたり、手遊びや頭を掻いたり、視線を上に向けたりなどの特徴が出たりすることがあります。
話すときは相手の視線を見ると緊張してしまう方多く、頭が真っ白になることも、考えられます。話すときは相手の話の辺りを見ると、相手にもプレッシャーを与えることがなく、話やすい雰囲気を作ることも出来ます。
 また、質問された内容には「えーと」や「あのー」などを付けずに、ハキハキと答えられるように、何度も何度もトレーニングしましょう。
最初のうちは、なかなか出来ない事が多いので、軽い気持ちで、友人と練習するのもいいと思います。友人で緊張しなくなったら、学校の教員に協力を依頼して、練習してみて下さい。言葉につまったときに、頭をかいたり、手遊びをしてり、視線を上方に向けたりなどの特徴が出てきます。そのような特徴が出たのなら、意識して、何度も繰り返し練習しましょう。面接は慣れです。面接官は、面接時にそのような特徴や、質問に対して、明確な返答が得られない。自分の事を他人に上手く説明出来ないなどを見ています。
この部分は練習さえすれば、必ず克服することが出来ます。

7、入室、退室時の挨拶やお辞儀のやり方です。

面接室の面接官が準備が出来たら、名前を呼ばれ、入室する形になります。ノックをした後に、面接官が「どうぞ。」と言ってから入室するようにしましょう。入室したら、まずは、背筋をピンと伸ばし、面接官に向かい一例をしましょう。ここで意識するのは、柔らかい表情です。
硬い表情だと、緊張が一気に高まります。場をなごませる意味を含めても、練習してみましょう。笑うのとは別ですよ。
穏やかなっという印象を意識します。面接官が「どうぞ」っと言ったら椅子の横に行き、「失礼します。」と言って着座しましょう。
以上が長くなりましたが、面接のポイントになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?看護学生とは、国家試験に合格する為の勉強と併用して、人生を左右するといっても過言ではない就職活動も同時に行わなければなりません。ただ、勉強しておけば良いというものではなく、医療者として、どうなりたいのかのビジョンをしっかりと持って学生生活を送ることが大切です。一つ一つの積み重ねが成功への鍵となります。しっかりと目的や目標を持って取り組みましょう。

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