医療福祉系の仕事に就くなら最低限の技術と応対力が大切~毎日に役立つ情報~

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#1052 2020/04/21UP
医療福祉系の仕事に就くなら最低限の技術と応対力が大切~毎日に役立つ情報~
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みなさんは医療福祉系の仕事に就いた際に“気を付けたいこと“を理解していますか? 医療福祉系の施設には様々な利用者様が利用しています。 そして常に仕事に追われている日々です。 「与えられた仕事だけやってれば問題ない」「やることやってれば文句は言われない」などという考えでいると後に大変な目に合うのが医療福祉系の仕事です。 今回は医療福祉系の仕事に就く際に必要な最低限の技術と応対力についてご紹介します。

「1.車椅子からベッド・ベッドから車椅子への移乗について」

車椅子からベッド・ベッドから車椅子への移乗は医療福祉系の現場では毎日何十回も行う動作になります。 そのため基本ができていないとスタッフは腰を痛めたり、利用者様に痛い思いや不快な思いをさせてしまいます。 「少し位なら我慢してほしいな…」と思う方も居ると思いますが、逆の立場になって考えてみてください。 利用者様がスタッフに移乗してもらうということは自分では車椅子からベッド・ベッドから車椅子に移動できないということです。 また、勤務しているスタッフは限られています。 そうなると利用者様は移乗時の痛みが苦痛に感じたり、「移乗の仕方が痛いスタッフが多いから極力ベッドで過ごそう」「移乗時の痛みが苦痛だから車椅子から降りなければ良いや」と思い、利用者様は同じ場所に長時間居るようになります。 長時間同じ場所で過ごすとなると利用者さんの下半身に褥瘡ができる原因にもなってしまいます。 褥瘡ができてしまうと利用者様が痛い思いをしますし、こまめな処置や褥瘡部分の清潔を保つための頻繁なオムツ交換でスタッフの仕事が増えます。 移乗のやり方が下手だと利用者様が嫌な気持ちになるだけではなく、後にスタッフの仕事量にも影響してくるのです。 これではお互いに気持ちの良い日常は送れないですよね。 こうした日々にしないためにはベッドから車椅子・車椅子からベッドへの基本的な移乗の技術を身に付ける必要があります。 移乗時に利用者様に痛み・不快感を与えない且つ、スタッフの身体にも負担が少ない移乗のやり方はこちらです。

①ベッドの端又は車椅子の端に利用者様を浅く座らせる。
②スタッフの背中に手を回してもらう。

この時手や腕に麻痺や障害がある利用者様の場合、スタッフの体に極力触れない位置に利用者様の手を置くようにする。 手や腕に麻痺や障害がある場合強く押されたり挟まれたりするのは痛いので、無理に抱えようとすると事故に繋がるので注意が必要です。

③利用者様の足の間にスタッフが足を入れる。

両足に麻痺や障害がある場合は。無理に利用者様の足を開いてスタッフの足を入れるのではなく、移乗する車椅子やベッドに対して移しやすい位置に足を置くと良いです。 何も考えずに足を置いてしまうと移乗している最中にそのまま動けなくなってしまったり、思っていたよりも移乗先が遠くて利用者様の体に負担をかけてしまうことになるので足を置く際は注意してください。

④利用者様を抱える。

ある程度足に力が入る又は支えがあれば自力で立てる利用者さんであれば「立ち上がりますよ!せーっの!」などと言って一緒に立ち上がるようにするとお互いに負担がなくなります。 麻痺や障害等で両足に全く力が入らない利用者さんの場合は「体を持ち上げますね!いきます!」などと声掛けをしながら行うといいです。

⑤ベッドや車椅子に深く腰をかけさせる。

移乗先に移動したら利用者さんのことを深く腰かけてください。 何も考えずに移乗してしまうとスタッフが思っているよりも浅く利用者様が腰を掛けているなんてことがあります。 浅く腰を掛けているとそこから転落・滑落に繋がるので深くしっかりと腰をかけさせることを意識しましょう。

「2.雰囲気づくりに欠かせない応対力について」

医療福祉系の仕事は“接客業・サービス業“です。 もちろん利用者様の体調改善や維持、回復治療などがメインの仕事ではありますが、大きくまとめれば接客業・サービス業になります。 そのため医療福祉系の現場では応対力が大切になります。 そもそも応対力というのは、言葉遣いや態度、相手とのコミュニケーションの取り方の良さになります。 よく耳にする“対応力“というのは、状況に応じた処理ができたり、解決の仕方が良い時に使われる言葉です。 どちらも医療福祉系の現場には大事なことではありますが、毎日の仕事では応対力の方が大事です。 例えば仕事や環境に慣れ始めてくると心に余裕ができて利用者様に対して「その位自分でやってよ!できるんだから!」などと家族や友達に言う様な言い方をしてしまったり、スタッフや利用者様に平等な態度が取れず好きな人には笑顔で優しく、嫌いな人には冷たく接するなどの態度になってしまいがちですが、こうしたコミュニケーションはお世辞にも良いとは言えないですよね。 また、喜怒哀楽が極端に激しかったり、明らかに機嫌が悪い態度をとっているとスタッフはもちろん利用者様は「あの人にお願いはしにくい」「機嫌が悪そうだからもう少ししたら頼もう」「違う人にお願いしよう」と思い、応対力の悪いあなたから距離をとりたくなります。 これではあなたと職場の人間関係が悪くなるだけではなく、利用者様からも好かれません。 どんなに仕事が完璧でも応対力が悪いと仕事はもちろん人として周りから評価してもらえません。 医療福祉系の仕事は助け合いの現場でもあるので、こうしたスタッフはその場の空気を悪くさせています。 なので、嫌なことがあっても笑顔で居ることを心がけ、感情に左右されない言動をすることが医療福祉系の現場では大事です。 応対力が良いとスタッフからも利用者様からも信頼され、円滑に仕事をこなすことができます。

「3.毎日欠かせない食事について」

人は生きるために必ず食事を摂り、麻痺や障害等で手が使えない利用者様もスタッフの手を借りて必ず食事を摂ります。 施設に居る利用者様はどんな健康状態や身体状態であっても1日3回必ず食事を摂りますが、医療福祉系の現場で働くスタッフの意識が低いと利用者様の誤嚥や吐き戻しに繋がってしまいます。 食事介助が必要な利用者様よりも、「私は丈夫だから!」「俺は元気だから!」などと言っている利用者様の方が意外にも食事中の事故・ヒヤリハットが多かったりします。 どうして元気な利用者様ほど食事中の事故やヒヤリハットが多いのかというと、元気な利用者様は自分に対して自信を持ち過ぎていたり、「○○さんは元気だから大丈夫」「○○さんは何でも1人でできるから安心」などとスタッフも判断していて食事中に多く目を向けることがありません。 それにより元気な人ほど食事中は危険だったりします。 医療福祉系の仕事をしたいのであれば食事中でも常に周りの状況を把握することが大切です。

食事の際に注意したいことは大きく分けて2つになります。

まずは食事をする際の利用者様の体勢です。

利用者様の肘や膝が直角になる高さのテーブルと椅子がベストです。 テーブルが低いと常に下を向いた状態で食事になるため姿勢が悪くなってしまいます。 また、反対にテーブルが高いと顎が上がり誤嚥の原因になります。 スタッフが食事介助を行う場合は利用者様の座り方をこまめに気にし、顎の高さに注意することが大切です。

次は食事介助です。

言語障害で上手く言葉を話すことができなかったり、話せない利用者様に食事介助をする際、スタッフのペースになってしまいがちですが、スタッフのペースで食事介助をしてしまうと誤嚥がもちろん吐き戻しの原因になります。 利用者様がしっかりと飲み込んだことを確認してから次の食べ物を口に運ぶことが大切です。 一口の理想としてはスプーン2分の1が調度良い量になります。 また、食事介助の際はただ利用者様に食事をさせるのではなく、「次は何を食べますか?」「美味しいですか?」などと時々声掛けをすると利用者様も楽しく食事をすることができます。 ですが声掛けをし過ぎてしまうと「うるさいな…」「静かに食事をさせてよ…」と不快感を与えてしまうので適度な声掛けが大切です。 食事は毎日に欠かせないことなので、様々な点に注意して利用者様に楽しく・美味しく食事を食べてもらえる努力をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 医療福祉系の仕事は“ただ仕事をやっていればいい“というものではなく、常に周囲を気にしながら行動をしないと成り立たない仕事です。 仕事をする上で利用者さんのことを第一に考えた行動をするのはもちろん、技術が大切になってきます。 始めはみんな思い通りの技術ができず落ち込んでしまいますが、恐れずに経験を積むことで「こうしたらいいんじゃないか?」という自分なりの考えで出てきます。 考えが出るということは自然に利用者さんのことを考えられているということです。 医療福祉系の仕事に就いたことがない方は医療福祉系の現場に対して凄く不安があるかと思いますが、焦らず1つ1つの技術と応対力を確実に習得していきましょう。 習得した技術と応対力は近い将来必ず利用者様はもちろん、自分を良い方向へ持って行くことができます。

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