新卒者必見!就職試験の面接で聞かれやすい質問と対策について

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#1022 2020/03/23UP
新卒者必見!就職試験の面接で聞かれやすい質問と対策について
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看護師が就職活動の際に避けて通る事ができないのが面接試験です。ここでは新卒看護師にターゲットを絞り、面接試験でよく聞かれる3つの質問を紹介します。また質問に対する意図を知り、質問に対してどのように答えればよいかをアドバイスします。

面接は自己アピールの場でもありますが、筆記試験よりも短く限られた時間内でうまく自己表現する必要があり、失敗すると取り返しのつかない一発勝負の場とも言えます。また面接会場独特の雰囲気もさらに緊張感高めることになり、面接を苦手とする方も多いのではないでしょうか。今回は新卒看護師に対する面接試験において、よく行われる3つの質問をご紹介したいと思います。しっかりと対策をすることで、少しでも緊張を和らげ面接官に良い印象を与えられると思いますので、ぜひしっかりと押さえておくことをお勧めします。

 

就職・転職希望者に対し、多くの病院で一番初めに質問する事として
①なぜこの病院(就職先)を希望したのか、という質問です。

質問に対する回答の仕方次第では面接試験で不利になる事もありますので注意が必要な質問でもあります。
それは、数ある病院の中で、なぜこの病院を選んだのかという理由について、面接官はとても関心を持つところにあります。実際、私も面接をする際に一番初めにこの質問を行い、就職・転職希望者の希望理由の意図を把握します。
この質問に対しては、とにかく希望する病院の良いところ(アピールポイント)を理由とし、そのアピールポイントに魅力を感じた
病院の売り、いわゆるアピールポイントはそれぞれ各施設によって大きく違いがあります。例えば最新医療を導入している事や、最新機器をそろえている、認定看護師が多く在籍している、看護師の教育に力を注いでいるなど、アピールしているポイントは千差万別です。したがってそれらを把握しておき、面接時に「~~が他の病院と比較し優れていると印象をうけ、、、」や、「~~の取り組みについてとても感銘を受け、安心して就職できると考えました」などと面接時に回答できれば面接官に対しても好印象です。逆に、この質問について明確な回答が得られない場合、「この人はうちじゃなくてもいいんじゃない?」という印象を持たれてしまいます。そうなると、その後の面接時間では挽回するのか困難になってしまいます。
これらの情報収集は就職・転職希望先のホームページで情報を集めておく必要があります。ホームページは定期的に更新されている事がほとんどなので、病院の取り組みや方針など最新の情報を簡単に集めることができ、有益な情報源になると思います。

次に面接で聞かれる質問として多いのは②何科を希望するかと、その理由についてです。

新卒者は、臨床の場で自分がどの領域に適しているか十分に経験していません。自分が希望する科については学生時代の実習における体験でしかないのです。したがって、入職する際に「なぜこの科を希望しているのか」という理由を明確にしておく必要があります。実際の面接の場でこの質問をすると、「学生時代に受け持った患者さんが手術後で、手術前後の患者さんのお世話をした時にとても印象に残って、、、」や、「実習で受け持った患者さんを通じて経験した時に、、、」などと回答される新卒者がとても多く見受けられます。そういった新卒者に対して私は「他の科の魅力を感じた事がないのに、この科を希望するのは何か理由があるのですか?」と問います。すると、大体の新卒者はすぐに答えることができないのです。
看護学校では実際に患者さんを受け持つことで、患者さんの置かれている状況を様々な視点で対応できるように学びます。しかし、限られた実習時間ではすべての領域を学ぶことは不可能です。そのため、(実習で経験する事ができる科)=(自分の得意領域)と勘違いするケースが少なくありません。多くの総合病院ではローテーション方式をとっており勤務して数年で半強制的に他の部署に異動するようになります。仮に「私は外科を希望します」といい就職しても、数年で皮膚科や整形外科などに異動する事がほとんどなのです。
つまり、面接では「なぜこの科を希望するのか」という質問に対してきちんとした理由が問われることになります。
「受け持ち患者さんと同じ病気を抱えている身内がいて、しっかりとその病気について治療や経過を学びたいと思った」や、「手術を控えている患者さんのそばで自分に何ができるのかを考えた時、実際の臨床の場でどのように対応されているのか学びを深めたいと思った」など、面接官になぜこの科を希望したのかを納得させられるような具体的な回答を用意しておくと、面接のときに焦る事なく返答する事ができると思います。また、一つ目の質問でも言いましたが、病院のホームページをよく見てみるとその病院の治療で最新医療を導入している場合、それを掲載している事があります。ほかの病院では取り入れられていない治療を導入している場合、その病院のアピールポイントの一つであると言えますので、それを学びたいのでその科を選びましたなどと回答するのも面接官に好印象です。

3つ目の質問としてよく聞かれるのは③理想とする看護師像について、という質問です。

漠然とした質問だけに、なかなか答えることが難しい質問とも言えます。看護学校によって、オレムやゴードン、ナイチンゲールなど様々な看護論を導入しており、入職希望者のなかには「私はナイチンゲールのような看護師になりたいと思います」などと答える方も実際おられます。こういった回答をしてしまうとナイチンゲールの活動に共感が得られるのか、看護論について共感しているのか、存在そのものについてあこがれているのかと、突っ込みどころが満載です。歴史上の人物を理想とするのであれば、その人のどの部分に共感を得られてどうなりたいのか、なぜそう思ったのかをはっきりさせておく必要があり、そのためには著書や生い立ち、活動に至るまでしっかりと把握し、自分の考えとリンクさせたうえでどのあたりが共感できたのかしっかり答える必要があります。
もし、希望する病院に先輩や知り合いの職員がいるのであれば、その人を身近な目標としてもいいと思います。肝心なのは(なぜその人のようになりたいのか)です。逆に、そこさえしっかり押さえていれば、対象はだれであろうとOKということです。

まとめ

今回は、新卒者面接試験で最もよく行われる3つの質問についてお話ししました。
面接試験は新卒者の場合、集団面接を行われることが多い印象ですが、とりわけよく聞くのが「自分より前の受験者が自分の答えと同じような答えをしたので頭が真っ白になり、うまく答えることができなかった」などの意見です。仮に全く同じ意見であったとしても面接側とすればよくある場面ですので、同じ意見だからマイナス評価をつけるといったことはありません。ただし、その他の質問でもすべて同じ回答であった場合は、自分の意見を持たない人だなと印象付けてしまう可能性があります。用意した回答が自分より前に答えた受験者と全く同じ意見だったとしても、焦る事なく「同じ意見プラスさらに自分の見解」をつけて回答する事でさらに良い印象を与える事も可能ですので、面接テクニックの一つとして覚えておくときっと役に立つと思います。ぜひ活用してみてください。

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