福祉職から病院での地域連携室への転職について。

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#1013 2020/03/14UP
福祉職から病院での地域連携室への転職について。
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転職病院の地域連携室の業務内容についてです。入院病床や外来患者数を事前に把握することが必要です。また地域連携室の職員数も把握する必要があります。さらに離職率の低さも事前に確認が必要です。

現在の病院の地域連携室で業務を携わっております。
実際の職種としては精神保健福祉士となります。地域連携の業務ですのでMSWと大差はありません。


約10年程前に福祉の専門学校を卒業した後実務経験が必要であったので、当時は社会福祉主事任用の資格を持って就職活動にあたりました。
新卒で地域連携室の業務に携わる際はほぼ社会福祉士や精神保健福祉士の資格が必要になります。
前述の資格見込みがあれば話しは別ですが、当時は双方の取得が出来ない状況であったので、就職は困難を極めました。色々求人をチェックしいくつかの福祉職の面接を行き、やっと他府県ではありまた契約社員との肩書でしたが、何とか地域活動支援センターへ職に就くことが出来ました。
他府県であり実家からだと通勤は片道一時間半かかるため、自転車で20~30分の所で一人暮らしを始めました。

専門学校で2年間みっちり勉強し、どちらかというと成績は良い方でそれなりに出来る自信はありました。
専門学校で相談員の仕事内容としては、利用者や患者さんの地域生活における支援がメインで、相談の手法として共感・傾聴・受容等々が必要と教わりました。
その教訓を下に地域活動支援センターでの業務に励みました。
現在は経験を通して理解しておりますが、病院と支援センター等地域施設の仕事内容はかなり異なります。
病院は退院支援はありますが、地域施設の利用者は単身で生活されている等々自立している方がメインのため、はっきり言ってやることは全然わかりませんでした。一気に右も左もわからなくなり、また福祉制度についても市や町によって使い方が異なりまるため、学校で習った自信はことごとく崩れさりました。
そのため極まれに利用者から福祉制度の相談を受けた際に何も答えられない状況が続きました。
就職した直後は本当に自分が駄目なのだと思いが強かったのですが、徐々に職場の雰囲気にもなれやれることをしっかりやるとの意識で利用者に接するようになりましたが、運の悪いことに上司が何も教えてくれない人物でした。
指導というものがなく、何かれば付箋で注意を受けます。
またデスクが乱雑だと2時間の説教も受けたことがあります。
そこでまた自信喪失です。まだ先輩が色々教えてくれる方だったので、その中で利用者とのコミュニケーションを通じ少しずつ福祉制度についても知識を得つつ、それを還元できるようになりましたが、上司との関係は全く構築できずただ萎縮するだけで声を掛けるたけでも動悸が激しくなり、時には吐き気するら覚えるまでに至りました。その状態が約4年程続きました。
幸いその期間に精神保健福祉士の資格を取得できました。
資格取得に伴い契約社員→正規職員となることは出来ましたが、出勤の度に緊張することは解消することは出来ず、結局自分自身の精神状態が崩れてしまい退職するに至りました。
精神状態が崩れたため、自己嫌悪に陥りました。
一人暮らしは一旦中止し実家へ戻りましたが資格も取得しているため次の職は割とスムーズに決めれました。実家から自転車で15分位の病院への転職です。元々病院での勤務を希望していたため、新たに再出発という気でのぞみました。
その病院は地域連携室での業務の他に訪問看護、病棟の退院支援も兼務しており中々多忙でした。病床数は約300人程度。外来患者数は1日平均としては約80~100人。訪問看護は病院併設ですので、外来患者のみですが月約1000件実施している状況でした。

転職後まずは訪問看護を中心の業務でした。
そこで患者さんとの接し方を学びましたが、以前の地域活動支援センターと雰囲気が全然異なり、皆丁寧に教えてくれました。
上司も色々気を遣っていただく方でしたので、青天の霹靂に近い衝撃がありました。
医療・福祉職で長く勤めている人物はパワハラ上司ばかりだと思っていたからです。
訪問看護の車中でも懇切丁寧にそれぞれの患者さんのこと、医療や福祉制度のことを教えていただけました。
自分自信も若干の経験があったので、他府県の事情ではありましたがお伝えできることも多くあり、患者さんの情報提供にも役立てることが出来ました。前職の上司にではなく先輩に感謝の気持ちは持つことは出来ました。

約半年訪問看護の業務で慣れたころに、地域連携の業務で入院・初診相談を受けながら、病棟の退院支援にも携わりました。
訪問看護・地域連携・退院支援の業務は多忙ですが、他職員のサポートを受けることで円滑に進めることは出来ます。それにはやはり多少なりとも経験は必要になってきます。

自分は福祉職のため、看護師さんの転職の参考にはならないかもしれませんが、MSWへの転職を考えている方に伝えたいのは、周囲がどれだけサポートをしてくれるかを重要に病院探しを検討した方が良いです。
私は未経験で地域施設での職に就きましたが、お勧めはいたしません。まずは病院でしっかりとした知識を身に付けるのが手っ取り早いと思います。
その病院選びですが、転職する前の人脈は確実に利用した方が良いです。同職での人脈を作ると様々な病院の情報が必ず入ってくるはずです。
またMSWにおいては紹介も受け付けている病院は結構あると個人的には聞いております。
様々な人脈を通し、賃金状況や離職率を調査した上でその病院へ転職する決定をしていただければと思います。地域連携は病院の顔です。たまにすごく失礼なMSWがおりますので、転職の面接の際はしっかり面接官と上司になる人物を逆に見定めることも重要な事柄になります。
個人的には面接が硬すぎるとあまり好印象ではない気はします。多少砕けた感じの方が、患者さんやその家族。または職員間のやりとりも臨機応変に対応してくれるのではないかと感じております。きるだけ詳細に知っておく事は、転職挫折を未然に防ぐ事にもつながります。

まとめ

病院を選ぶポイントとしては、総合的には職場環境がメインと思われます。職場環境が悪ければ離職率も高くなりますので、重要なポイントとして見ていただきたいです。また経験は転職については自分自身の大事な道具になります。医療や福祉職でなくても、転職に至るまでの経験を存分に活用し、また同職の人脈も利用してより良い職場を選んでいただければと思います。

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