看護師を目指す皆さんは、学校で多くの求人をみると思います。地方に行くという方は自分で求人を調べたりします。今回は求人をどのように探して行くか、どうやって病院を選んで行くのかのポイントをお伝えします。
今回は看護師の求人をどのように探していくべきなのか、その際にどんなことに焦点を当てて探していくのかを書いていきたいと思います。
まず、看護師といってもどのような勤務形態で勤務したいのかをまずは決める必要があります。
最近では病院だけではなく、看護師の活躍する場が広がっています。
私たちが学生だった時は、基本的に卒業したら病院に就職するという考え方をする人がほとんどだと思います。
しかし、現在は社会情勢も変わり、国もどのような医療を目指していきたいのかということも変わっています。
現在、医療は少しずつ地域、在宅で実施する方向に変わってきています。簡単にいうと、ほとんど在宅、時々病院といった感覚です。
私たちが就職するときには、やはり医療は病院で行うという考え方が、世間一般的な考えとしても当たり前という感じでした。しかし、数年前の当たり前は現在の当たり前ではありません。それだけ制度や指針が変わっていくことが早いということです。なので、現在病院だけではなく、訪問看護ステーションや地域の施設、企業でも看護師を雇っているところもあります。求人を探す上でまずは自分の就職の仕方の希望を決めてください。
次に決めなければいけないのは勤務地です。
これはその人その人が自分で決めていくことになると思います。
高校を卒業して看護学校に進路を決めた時点で、地元から遠いところにいる方もいらっしゃいますし、ずっと地元の近くで就職も地元でしたいという方も様々います。でも簡単に決めることではありません。自分が今後どこで生活していくのかで、今後の人生は大きく変わると思ってください。それだけ大きな決断をしているということを念頭に置き、決めていくことが大切だと思います。
しかし自分一人で悩んでいても簡単に答えが出ない方ももちろんいらっしゃいます。その場合は、学校の先生や友人、そして誰よりも味方でいてくれるであろう親に相談して決めていくことが大切だと思います。
私も生きている中で数多くの選択、決断を経験してきました。しかし、どの決断にもやっぱり悩みます。自分一人では決められないことがたくさん出てくるので、今後の人生の中でも周りの人に相談するということも一つのスキルとして身につけていくといいと思います。自分の味方をしてくれる人がこんなにいっぱいいるんだと思うことができると、なんだか心強くて本当に気持ちが楽になります。
ここまで決めることができれば、本格的な看護師の求人を探していくことになります。
一般的に就職先を病院にしようとしているケースを考えて行きましょう。
一言に病院といっても様々あります。
大学病院から市民病院、個人経営の病院と多くの経営の仕方があります。
市民病院になると看護師であろうが公務員になるので、世間一般的に言われる安定ということは確かにあると思います。
私の勝手な印象ですが、大学病院は研究や学業に本格的に取り組みたい人、市民病院は公務員としての安定性を求めている人という印象があります。個人経営の病院に関しては特にイメージとしてはありませんが、大学病院や市民病院に比べると規模が小さく、あまり研究や学業といった印象はないです。まずはこのように大きな枠組みから決めていくと選択する病院もかなり絞れていけると思います。
ある程度どのような病院がいいか決まったら、今度は勤務地に照らし合わせて病院を探していきます。そこで初めてその病院の特性を把握していきます。
私は救急分野の看護師ですが、就職先としては救急に特化した病院を選びました。なぜそうしたと思いますか?それは救急分野に興味があったからです。
このように理由はいたってシンプルで大丈夫です。
しかし学生の頃でこのように分けられるとしたら救急に興味がある、小児の看護がした、産科の分野を勉強したいとくらいにしか大きく分かれないのではないかと思います。
最初から脳神経外科病棟に勤めたい、循環器内科病棟に勤めたいと臓器ごとに希望するような人はほとんどいないと思います。
それは実際に就職した後に希望病棟を出しますので、そこで決めればいいと思います。このように自分がある程度興味がある分野に絞って決めていけばいいと思います。
このようなことは病院以外の訪問看護ステーションや企業に就職しようとしている人にも言えると思います。
自分が看護師として何をしていきたいのかを大雑把でいいので考えていくことが必要だと思います。
ここから先は看護師としてではなくて、働く上で人間として絶対に考える部分だと思います。
それは給料や休み、福利厚生についてです。
私もここは特に重要視しました。
働くのは自分ですし、給料がいいに決まってますし、休みも多いほうがいいに決まってます。ここら辺は基本的に看護師の募集要項に記載してあると思います。就職しようとしているところのパンフレットを十分に確認する必要があります。福利厚生に関しては、看護師として意識し始めるのは妊娠した時などかもしれません。最初はあまり気にしない方が多いと思います。しかし、看護師は女性が多い世界です。多くの女性が妊娠、出産も経験していくことだと思います。その特に病院に子供を預けるところはあるのか、その分の手当はどうなるのかなどを気にすると思います。しかし、そのタイミングで退職する方も多く見られると思います。その時に就職先を変えるといったこともできますので、それはその時に考えるといいと思います。
最後に求人の見つけ方です。
就職先によって募集する時期が違うので注意が必要です。学校に送られてくるパンフレットやインターネットを利用して、募集時期を逃さないようにするのが一番重要ですので、こまめにチェックしてください。
まとめ
結論として、現代において看護師の就職先、働き方は数多く存在しています。自分が今何をしたいのかを考えて視野を狭めることなく求人を探していくことが大切だと思います。
何より、働くのは自分です、自分が納得できるような職場や給料で働くことが大切だと思います。それが満たされないと仕事のモチベーションは低下するだけです。
自分自身のこれからを真剣に考えて、より良い看護師人生にしていけることを願っています。
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