今からでも遅くない!看護師をお考えの社会人の方へ

会員登録 ログイン
メニュー
#1006 2020/03/07UP
今からでも遅くない!看護師をお考えの社会人の方へ
更新情報を受け取る mail このエントリーをはてなブックマークに追加
mail

今や看護学生の4人に1人が社会人経験者と言われています。かくいう私もそんな一人でした。思い描いていた看護師像、実際に働いてみての今・・・。
頭の片隅に看護師への道を考えておられる方へ、私の体験をもとにお伝えいたします。

●なぜ看護師に?

あなたはどんなきっかけで、看護師という職業を思い浮かべたのでしょう。
親切な看護師さんに出会ったから?ドラマで活躍する看護師さんを見て?・・・やはり正直なところ、「手に職」という方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
実際、私が看護学校で出会った社会人経験者は、ほとんどがそのような理由での入学でした。これからの時代、やはり自分の力で、資格で食べていく、ということはとても大切な視点だと思います。看護師は、看護学校に入ってしまえば、実現できる確率が大変高い(過去10年の国家試験合格率は平均89.8%!単純な数字の上での比較ですが、介護福祉士の合格率は60~70%)目標ですので、「資格取得」という点ではとてもおすすめできます。
私個人の考えですが、看護師は目指せば誰でもなれます。ただ、いい看護師になれるか、そうでもないか、は別問題です・・・。

●看護学校はどこにあるの?

令和の今でしたらスマホで調べたら、ご自宅から近い看護学校がヒットすると思います。
公立のものか私立のもの。そして4年制大学、3年制の看護専門学校や短期大学など。あながた大学卒業されているのであれば、学科によっては編入制度のある学校もあります。候補を挙げられたら、まず具体的な情報を得てください。学費の安い公立の学校は願書の締め切りなども早いのです。
ポイントは
・公立か私立か? 学費は?奨学金制度は?働くことで返済不要となる期間は?(多くは3年のようです)
・入試に必要な学科は? 国語・数学・英語・小論文・面接が一般的なようです。
・通学時間は? 3、4年生で実習が入ってくると朝が早い!!レポートの嵐!!あまり遠いのは現実的ではありません。
・願書締め切りは?
・看護体験やオープンスクールなどで学校の様子を知ることができる機会は? 過去問入手のチャンスでもあります。
・看護師の先の資格(助産師、保健師等)を考えているか、そのためのルートがあるか?
実際入学し、学ぶ立場になれば「3年後もしくは4年後の国家試験にむけて」と同じ方向を見てひたすらがんばる生活が待っています。したがってどの学校に入っても大きく変わりはないのだと感じます(学校によってレポートの量の差などはあるようですが)。ご自身にとってメリットの多い学校を選ぶだけです。

●今から受験って・・・難しい?

とにかく過去問です。自身の受験経験(加えて僭越ながらママ友の看護学校受験対策で数学のお手伝いをしました。お二人とも合格!)からしか言えないのですが、過去問を可能な限り取り寄せ、対策してください。わからないときは、参考書等を買うのもアリですが、Youtubeの受験対策動画が侮れません。とてもわかりやすい先生がたくさん動画を公開してくださっています。受験対策にあまりお金をかけたくない(=学費のためにキープ!)ので、参考書等もメルカリ等にわんさか出ております。そちらをお勧めします。
また面接対策はしっかりやっておきます。社会人経験者のみなさんですと、比較的慣れておられるとは思いますが「なぜ社会人から看護師を?」などお決まりの質問やエピソードを用意しておきます。またよく聞かれる質問は「学費の対策」だそうです。貯金?親?奨学金?自分のプランをきちんと説明できるか、といった準備もぬかりなく・・・。

●実際の看護学校生活は?

同じ社会人組との話題といえば「とにかく覚えられない!」脳の老化との闘いでした。周りは脳もお肌もピチピチの若者たち(下手すると親より年上!と驚かれておりました)。でもとにかくがんばるしかありません。年の差はあれど、話してみればいい子ばかり!ちょっと無理して仲良くなって、情報交換などしておりました。定期テストの過去問や学校周辺の情報など、あるとないとでは大違いです。
バイトをしている方も多くいました。実習が始まると難しいかと思いますが、それまではとにかく学費の足しに!と私も某スーパーでひたすら寿司をにぎっておりました。気分転換の方法にもなるかと思います。

●実習はどんな感じ?

最近の実習は、かなりゆるくなってきた、と看護教員の方からお話を伺ったことがあります。しかし!それでも!卒業後現場に出てしまうと、こんなに患者さんとゆっくり向き合うことはできないのです!!ですので、めいいっぱいかかわってかかわって、充実した実習にしてください。実習での経験が、看護師としての自分の方向(具体的には就職した先での配属科など)を決めていく材料になります。
そしてお待たせしました!ここで社会人の経験が活きてくるのです。患者さんはほとんど年配の方。社会人としてのあたりまえ、と思っていたふるまいが、若い子には難しい!みんなのミニ先生としてもお役に立てるかもしれません。
現場の看護師さんはみなさん一様に「看護学校のときが一番密に患者さんと関われた」と感じています。大変ですが、頑張り時です。

●そして国家試験へ・・・

国家試験は、いじわるな4択です。最新の過去問が発売されたらなるべく早く手に入れ、こつこつとやっていくしか方法がありません。
はじめに書いた通り、合格率8割以上の国家試験なんてあまりありません。ですからふつうにやっていれば合格・・・しそうなのですが、正答率が8割とも言われておりますので、それなりの対策は必要です。私は幸い一度で合格できたのですが、一度落ちると、ほとんどの方が受かるためにモチベーションを維持するのが大変なようです。

●晴れて配属!

一番大変なのは、実はここからです。覚えても覚えても頭からこぼれていく・・・夜勤・・・女社会・・・。一度社会人を経験している分、とっても特殊な看護の世界に、なかなかなじめないこともあるかもしれません。そんなときは、看護学校でのお友達が一番の同志!うまく気分転換を図って、充実した看護師ライフを送ることができますように祈っております。

まとめ

看護師は、目指せば誰でもなれます。ただ「いい看護師」になれるか、は別問題です。もちろん大変なこともあります。
まずは情報を集めて、本当に自分にあっているかを検討してみましょう。そしてよかったら、ぜひ目指してみてください。
ちょっと大人なあなただからできるその看護が、患者さんの幸せにつながるかもしれません。病院でお待ちしております!

こんな記事/動画も見られています

 

こちらの本が読まれています

意見をメールする 更新情報を受け取る

バックナンバー

 

【看護師お役立ちコラム】への応募・問合わせ

名前【必須】
電話番号
Eメール【必須】
Eメール(確認)【必須】
問合わせ・応募内容
【必須】

 

Facebook Twitter email
看護師の転職・求人。病院を動画で確認!ミスマッチを防ぎます Pagetop