看護師として働く時に、大学病院を選択することがあります。
その時、大学病院の看護師としてどんなことを気をつければいいのでしょうか。ここでは、大学病院で働くときのコツについてご紹介します。
・資料を大切にする
大学病院で働く時に、その内容を資料で受ける方法があります。その資料は、オリエンテーションで渡されるのです。
そしてその資料に沿って、オリエンテーションを受けることが多くなります。しかし最初にそれを見ながら、オリエンテーションを受けたとしても全く頭に入らないことが多いです。実際に働いていないので、説明をされてもピンと来ないのです。こんなことがあるよという感じで、軽い気持ちで受け止めてしまうことが多いのではないでしょうか。
そしてその資料を、ほとんど見返すことがないこともあります。
ところが、実際に働いているといろいろなことについてまったくわからない事だらけになり困ることが多いです。
少しづつ働くようにしたらいいと思うものの、どこでどんなことをしているのかということを少しづつ覚えて行くことが必要です。その時、そのオリエンテーションでもらった資料があると理解をしやすくなります。
オリエンテーションの時には、さっぱりわからないと思うことでも見返すことにより、なんとなく理解ができるようになるのです。
そのことからオリエンテーション資料は、仕事をしだしてから度々見返すようにしましょう。事務のことから、いろいろな部署のことなどを把握しやすくなります。
・パソコンに慣れておく
パソコンは、現在の人は使いこなすことが上手です。そのため、全く使ったことがないという人はいないと想像します。
大学病院では、全て方法として電子カルテで作業をすることになります。そしてそれは、できるだけ早く入力をすることが求められるのです。
部署でのパソコンの数が限られているので、早急に入力できるととても仕事がしやすいです。
患者さんの情報を入力するのはもちろんのこと、そのほかのメールなども院内のパソコンで作業をすることになるのです。院内のメールでは、いろいろなお知らせがあるので、それも仕事をしながら確認をすることになります。
パソコンが苦手という人はいないと思いますが、大学病院では想像をしている以上にパソコンでの作業が多いことを知っておきましょう。
そして、大学病院の場合は研究などもすることになります。
だいたい数年経験をした看護師は、院内研究やそのほかの発表会などの準備をすることになります。
そのときも、ほとんど院内のパソコンでの処理が必要です。自宅で処理をすることも可能ですが、院内で行うと楽です。
情報を受ける、入力をするなどフルに活用をすることになります。
・院内研修は受ける
大学病院では、研修を院内で実施することが多いです。
その時、仕事をしているのでといって受けることができないと、それはとてももったいないことですね。
院外研修でされるようなことを、院内で研修として取り上げてくれて無料で受けることができるのでその機会は大切にしましょう。
院内では、仕事で必要なことと、それ以外でもメンタル研修なども行ってくれることがあります。
人間関係に関すること、リーダーシップ、ハラスメントの講義などとても興味のある研修がたくさんあります。自分が興味のある研修の場合は、申し出るとほとんど受けることが出来るので上司に相談をしましょう。
・人と比べない
大学病院の場合は、たくさんの看護師と一緒に就職をすることになります。
その時、ほかの看護師が順調に仕事をしているところを見たりすると、ちょっと焦ってしまうことがあります。
それは自分は全くできていない、ほかの看護師と比べると、遅れていると思ってしまい劣等感を持つことがあります。
それはひとりで就職をした場合はほかの看護師と比べることができないのでそれなりに仕事をすることができるのです。
しかし多くの看護師と一緒に就職をする場合は、そんなデメリットがあります。
同じように悩んでいる看護師がいると、その人達と一緒に悩みを共有することができますね。
そんな風に悩みを共有できる関係性を作ることが大事です。
しかし悩みを共有することができない、自分ひとりだけ遅れていると思っても焦らないことが大切です。
一人一人その人の進み方が違います。そしてそれは当然のことなのです。先輩看護師に色々言われることもあるかもしれません。
それはなんといっても、先輩看護師の責任があるからです。いつまでに育てたいという責任があるので、つい先輩看護師も焦ることになり、その結果、新人看護師がより焦りを辛く受け止めることがあります。
しかしそのことは、誰でもあることと思うようにします。新人の時に、じっくりおっとりしていた看護師が、その後にとても伸びるということが多いです。慎重に仕事をしている証拠なのです。
新人看護師は、自分は自分と思うぐらいがちょうどです。
・ひとりで悩まない
ひとりで悩んでいると、だんだんと悪い方にばかり考えてしまいます。
そしてやっぱり自分は看護師として向いてないなど、極端な考えとなってしまうことがあります。
大学病院の看護師の場合は特にその気持ちになりやすいです。それはなんといっても、覚えることが多すぎるからです。
たくさんのことを覚えることで、いっぱいいっぱいになってしまい、半分パニックになることがあります。自分が何をしているんだろうと、不安になることが何度もあります。そんな時は、話をしてその気持ちを払拭させるようにしましょう。
その話をするのは、先輩看護師でもいいし同僚看護師でもいいです。先輩看護師の場合は、プリセプター制度をとっているところは相談できますね。
そのプリセプターに相談できない場合は、ほかの先輩看護師でもいいのです。
また同僚看護師とは、いろいろな悩みを打ち明けて愚痴をいっぱい言い合いましょう。すると、それだけで気持ちを整理することができます。
まとめ
いかがでしたか?大学病院の看護師は、地域で一番と言われている病院の看護師となるわけですからかなり辛いこともあります。しかしそれを乗り越えるコツを掴んで、相談をしたり悩み切ることがないように自分をコントロールしながら頑張ればなんとかできるようになります。そこまで周りの人たちの助けを借りながら進むようにしましょう。
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