MSWになりたい!転職をする際の確認すべきポイントは?

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#971 2020/02/01UP
MSWになりたい!転職をする際の確認すべきポイントは?
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MSWを目指す皆さんが、転職をする際にどのような点をチェックしたら良いか?、どのようなことを事前に確認したら良いか?などなど。
病院の情報は異業種からの転職であったり、同業種からの転職であっても、とてもわかりづらく、何をチェックしたらよくかわかない。。。という方も多いのではないでしょうか。
今回は、長く働ける転職先を探すためのポイントをお伝えします♪

病院の機能について

まずはしっかりと転職をしようとする病院の機能をしっかりと理解することが大切です。
総合病院か単科の病院なのか、複数の科がある病院なのか。
総合病院は皆さん市立病院など身近なものかもしれませんね。単科の病院とは1つの科しない病院、例えば脳神経外科のみ、精神科のみ、などの病院となります。
複数の科がある病院(内科、整形外科などなど)もありますね。整形外科は比較的スピードが早いなど、どの科目がある病院かによって仕事の内容やスピードは異なります。

また、三次救急、二次救急、一次救急(三次救急、二次救急以外の病院)などもしっかり理解が必要です。
どの程度の救急の機能があるかによって、求められるMSW像は全く違います。
三次救急がある病院は高度な救急医療を提供する病院です。一次救急や二次救急では対応できない重症・重篤な患者さんを受け入れる病院であり、救命救急センターや高度救命救急センターなど、よくドラマなどでありますよね。24時間体制で救急の患者さんの受け入れを行います。
二次救急の病院は三次救急ほど重症の患者さんではありませんが、24時間体制で救急患者さんの受け入れをしています。入院治療、手術などなできる設備があります。
一次救急は、初期救急になりますので、入院の必要がないような軽症の患者さんなどに対して行う救急医療のことを言います。
そのため、転職をしようとする病院が三次救急、二次救急の機能がある病院なのか、そうでない病院なのか、それによりかなり仕事の内容、スピードは異なります。

わかりやすい例でいいますと、例えば、三次救急、二次救急では救急車を受け入れ、入院ができる機能を持ち合わせていなければならないため、ベットをある程度空けておかなければなりません。
治療には病状によりかなり長期間かかるものも多くありますが、三次救急や二次救急では命の危険がなくなり、ある程度病状が安定した患者さんについては、退院や転院をしてもらわなければならないわけです。
病状の安定とは一般的に思われる安定とは異なり、救急の治療が終了した段階になりますので、かなり早くに退院、転院をする必要があります。
例えば脳梗塞で救急車で運ばれて、即日手術をしたとしますよね。手術が終わり、ひとまず無事に終わって安心。。。と同時に、MSWはご家族などに対して、術後このまま落ち着いていたらどこかの病院に転院を、との話をしなければならないこともあるわけです。
そして、まだ入院を継続する必要があれば、ご本人の意思があればご本人も含め、意思がなければご家族の希望を伺った上で、転院先を探し手配をしなければなりません。
ご本人、ご家族が納得する転院先が見つからないこともありますが、ではこのままいても大丈夫ですよ、ともなりませんので、説得したり、正直なところ、強引に進めていかなければならないこともあります。
また、救急車では色々な方が運ばれてきますので、ホームレスの方や、外国人の方など、幅広い患者さんと関わることになります。色々なやりとりがありますので、いろいろなことに取り組みたいと言う方には向いてますね。そして、幅広い知識やスピードやある程度の強さも必要になります。
逆に、一人一人の患者さんに寄り添い、時間をかけて関わっていきたいと言う方には三次救急、二次救急がある病院は、(もちろん病院によって方針等は変わりますが)、一般的にはあまり向かないと思われます。

MSWは入院機能がある病院での募集が多いかと思いますが、今は入院機能を持たない病院、外来だけのクリニックなどでも募集をしているところもあります。
また、まだ少なくはありますが、訪問診療(自宅に行き、診療を行うクリニックなど)でも募集がありますので、時間をかけて一人一人の患者さんに寄り添う支援していきたいという方には訪問診療のクリニックや、ホスピスなどをおススメします!

MSWの位置づけは?

同じMSWの職種であっても、先ほど記載したように仕事内容は病院によって異なります。
ですが、同じ種類の病院やクリニックであっても、実際仕事内容は異なります!!
転職を考える病院が、MSWを病院の中でどのような位置付けにしているかということは確認しておく必要性があります。
今回は病院の例でお伝えさせていただきますが、例えば病院の組織図、院長がいて、事務長がいて、などなどの図、ありますよね。MSWはどこに位置付けられているでしょうか。
病院によっては院長直属の部署になっているところもあるかと思います。また事務の部署の下になっているところもあるかと思います。
一見あまり関係ないと思われがちですが、例えば事務の部署の直属になっていたりすると、医療事務の仕事も仕事の一部であったり、中には受付が兼務になっていたり。。。
よくありがちなのは、やはり事務部の一部となったいるケースです。医療事務も、仕事の範囲内である病院です。
また、入院機能がある病院については、ベットコントロールの業務が一部になっている病院もあります。
ベットコントロールとは、病院に何床ベットがあり、何床利用されていて、何床空いているのか。 そして、いつ転院の患者さんがいて、いつ新しい患者さんが入院できるのか、そのような調整をすることです。これはMSWが患者さんのことを把握しているからこそ効率的に行うことができることが多いため、MSWの業務範囲になっている病院は多いかと思います。
ですが、(病院も経営ですので)病院のベットが空いているとMSWの責任とされてしまったり、病院によってはクリニックや、他の病院、地域の方々に営業活動のようなことをしなけらばならないこともあります。
病院によってはなんでも屋のようになっていて、本来のMSWの業務が少なかったり、業務がかなり多くなっていたり。。。
転職を考える際には、MSWの本来の仕事の患者さんの支援の仕事に、プラスαになっている仕事にどのようなものがあるかはきっちりと確認しておかなければなりません。

まとめ

転職であればなおさら、次は良い環境の中で、長く勤めていきたいですよね。
とくにMSWの職種は何をやる!ということが明確ではなく、わかりづらい職種です。
病院によってもかなり仕事内容が変わってきますので、病院を選ぶ際には、まずは自分がどのように患者さんと関わっていきたいかどうか、そして病院の機能、科目を調べ、また見えない部分としてはMSWの位置付けをよくよく確認してみてください。

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