一般企業に転職して看護師の経験を生かそう

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#963 2020/01/24UP
一般企業に転職して看護師の経験を生かそう
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看護師が転職先を探すときには医療や介護、福祉の業界から探してしまいがちです。しかし、看護師は一般企業でも資格や知識、経験を生かして働くことができるのでその特徴を紹介します。く、長期間働ける場所を見つけるコツを教えたいとおもいます。

看護師が転職先を考えるときには病院やクリニックなどの医療施設、有料老人ホームやデイケアセンターなどの介護施設、障害者福祉施設などを候補にするのが一般的です。
培ってきたキャリアや身につけてきたスキルを生かそうと考えると同じ業界での転職を考えるのがもっともなことでしょう。
ただ、転職に何を求めるかによっては業界内での転職では納得できない場合もあります。
医療現場で病気の患者と付き合うのが辛く感じられるようになってしまったという場合には、患者以外を相手にする仕事を選ぶ必要があるのは明らかでしょう。
また、高齢者介護に携わってきて辛い経験を繰り返してしまい、そもそも現場で看護をするのが嫌になってしまったという人もいるかもしれません。
その場合には介護施設だけでなく医療施設や福祉施設などでも納得して働くことができない可能性があります。
しかし、看護師には一般企業で働く道もあるので検討してみましょう。臨床現場が辛いという考えで転職をするときだけでなく、看護経験や医療知識を活かして働ける道なので仕事の様子がどんな感じなのかを理解しておくのは看護師にとって大切なことです。

一般企業において看護師が活躍できる仕事にはどんなものがあるのかがまず気になる人が多いでしょう。典型的な仕事として挙げられるのは以下のようなものです。それぞれの特徴について簡単に確認してみましょう。

・医薬品や医療機器メーカーのMR

MRは医薬情報担当者と訳される職種で医薬品や医療機器に関する情報を医療現場で働いている医師や薬剤師、看護師などに伝えるのが本来の役割です。
所属先の企業が開発した医薬品や販売している医療機器などについて最新のデータを提供し、適正利用できるようにするのが基本になります。
それと合わせてMRに求められているのが営業です。医師や薬剤師などの医療スタッフから現場の悩みを聞いて、解決するための方法として自社製品を紹介します。
その営業によって医薬品や医療機器を購入してもらうことができると売り上げができ、その金額に応じて月給に加算されたりボーナスをもらえたりするのが通例です。
新製品が開発されたときにも紹介して買ってもらう努力をするのが基本になります。このような営業活動には現場でどんなニーズがあるかを理解していることや、医薬品や医療機器に対する正しい理解が必要です。
現場で働いてきた看護師が当たり前のように持っている知識を活かせることから活躍できる可能性が高い職種です。

・医薬品や医療機器メーカーの臨床開発モニター

医薬品や医療機器は治験を実施して有効性と安全性を証明しなければ医療現場で使用することができないのが原則です。
その治験の実施には病院の治験コーディーネーターが活躍しますが、その治験が正しく実施されているかを確認しつつ、改善のためのデータを集めるのに活躍しているのが臨床開発モニターです。
臨床開発モニターは病院への治験の依頼を出したり、現場への治験で使用する医薬品や医療機器の運送手配をしたり、プロトコルを伝えたりする仕事をします。そして、現場に定期的に足を運んで医師や薬剤師、看護師などがプロトコル通りに使用しているかをチェックし、使用している患者がどんな様子かを調べたりするのが特徴です。
医療スタッフや患者とのコミュニケーション力があることや、医療現場での人の動きやスケジュール感を持っているのが重要なため、現場経験のある看護師が重宝されています。

・商社のコールセンタースタッフ

コールセンタースタッフとして商社では看護師を採用していることがよくあります。
医薬部外品や化粧品、サプリメントなどの販売をしている商社では医療関係の資格を持っている人による対応を重視している傾向があり、医療や健康に関わる知識や経験を生かして働くことが可能です。
基本的には一般消費者からかかってくる電話を受け取って、適切な説明をするのが仕事になります。商品へのクレーム対応のこともありますが、効果についての説明をして欲しい、使い方について詳しく理解したい、こんな症状があるときにも使って良いのかを知りたいといった相談も珍しくありません。
その際に看護師資格を持っている人に対応してもらえると消費者も安心感があります。クレームなどは他のスタッフが対応し、専門的な質問に対して答える担当者として重要な役割を果たせることが多いのが魅力です。

・一般企業の健康相談室

社員の心身の健康を守れるようにすることが企業にも求められるようになり、健康相談室を設置する企業も多くなりました。
看護師は健康相談室に常駐するスタッフとしてもよく採用されています。
簡単な応急処置をするスキルがあり、日常的に気になっている健康の悩みについてもカウンセリングもできると期待されているのが一般的です。
解決できない問題については医師を受診するように進めたり、産業医に相談したりして対応する仕組みになっていて、医師のように具体的な治療ができなくても問題はありません。医療現場で患者とよく話をしてきた人は経験を生かすことができるでしょう。
健康相談室ではカウンセラーなどと一緒に働ける場合もあり、スキルアップの機会にすることも可能です。

このように一般企業での代表的な仕事を見てみると、どれも臨床現場での経験を生かせるものになっています。周囲との接し方や仕事をする上での目標などに大きな違いがあるので、看護師が転職するときには考慮してみるとより良い働き方を見つけられる可能性があるでしょう。
必ずしも医療や介護、福祉といった典型的な業界で仕事を探す必要はないので、一般企業でどんな仕事ができるかも広く調べてみるのが大切です。

まとめ

看護師は医療や介護、福祉の現場で看護をするのが仕事だと考えてしまいがちですが、知識や経験を生かして一般企業で働くこともできます。看護師としての現場経験を生かせる仕事が多いものの、働き方や仕事の目標などには大きな違いが生じるので転職のときには候補として一度は考えてみましょう。

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