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#962 2020/01/23UP
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看護師を目指すかた、一度就職したが、出産や家庭の事情で退職をし、復職を考えている方々に、出来るだけ無理なく、長期間働ける場所を見つけるコツを教えたいとおもいます。

看護師として一度は働いたけど、家庭の理由や、出産を経験し、職場を離れてしまった後、実際に再び臨床に戻ることに不安があり、「今の状態で雇ってもらえるだろうか?」「昔と今は医療が違い、昔の知識で通用するだろうか?」「年齢も年齢だし、若い人たちと上手くやれるか心配。」など色々と思う部分はあると思います。私も以前は高度救命救急センターで看護師として働いていましたが、家庭の理由で一時的に職場を離れなければならなくなり、離職しました。再就職や転職を繰り返した自分だからこそアドバイス出来る部分も多くあると思います。ここではわかりやすくポイントを絞って教えていきたいと思います。

再就職時に考えておくこと

医療の水準は、個人医院・クリニック・総合病院・大学病院によって千差万別です。つまり必要とされている知識がそれぞれに違うという事です。難しい順番に紹介していきます。
大学病院は、専門職のレベルを上げること、学習や研究施設としての顔を持っています。常に最先端の医療研究を行い実践している場所でもあるので、臨床を離れている人にとっては少しハードルが高いと考えられます。
もし、大学病院で働きたい、絶対に就職をしたいと考えている場合は、東京都や大阪府など、大学病院が数多く存在しており、雇用枠も大きい土地を選択することをお勧めします。
また復職にあたり、経済的な問題がなければ、就職前に大学院を卒業し、専門看護師のライセンスを取得することもお勧めします。私の今いる病院にも専門看護師がいます。病院の臨床業務ではなく、クリニカルパス作成を行ったり、看護水準を上げるための講義を頻回に行ったりしています。業務に専念出来る一面もありますが、期日も設けられており、結果を出す仕事でもあります。
臨床ではなく、机上での仕事を望む方にはお勧めできます。大学病院のメリットは、やはり母体の大きさだと思います。毎年昇給もありますし、福利厚生もしっかりとしています。賞与も他の病院と比較しても高い傾向にあります。一度転職できたのなら、踏ん張る価値はあると思います。

次に総合病院です。

総合病院は様々な科を持っており、帰納的に1次2次救急を請け負う病院としての機能を持っています。大学病院と違って、転職するハードルが少し低くなる印象があります。総合病院は、知り合いがいると、採用してくれる場合もあり、学会や看護の勉強会などで人脈を広げていくことも大切になると思います。
専門性の高い医療を提供している病院も数多くありますので、自分のやりたい分野があるのか、専門性を高めたいのかなどを選ぶ理由にすると良いと思います。総合病院は、比較的残業が多く、定時に看護業務が終わることは少ないと考えておいた方がいいです。
患者の入れ替わりも激しく、午前中から午後の前半まで処置や検査に追われることがおおく、看護記録が終わらないという経験がありました。創業病院のメリットも、組織力の大きさです。基本的な昇給もありますし、賞与もある程度は保証されているところが多いです。
また退職金制度がしっかりとしているのも魅力の一つです。大きな病院は歴史もあり、つぶれることや経営難になることが考えにくいので安心して将来設計をすることが出来ると思います。

次にクリニック・個人病院です。

ここは長期ブランクのある方や、家庭の事情で労働時間に制限がある場合など、優遇してくれることが多いです。個人病院は院長の色が濃く出る場所でもあり、医療の差もまちまちになります。専門性が学べるところも多くありますので、自分の興味のある分野なのかどうか、設備はどうなのか、労働時間は優遇が出来るのかなどを確かめてから就職すると良いと思います。

上記とは別に、最近は、訪問看護師が着目されており、専門的な研修や、看護協会としての特定看護師制度も多く取り入れられる分野となっています。
これから先は病院に入院し続けるという方針ではなく、社会に戻し、家庭で医療を行う時代になります。その為、国も支援に力を入れており、診療報酬も高めに設定されています。夜勤も無いですし、こちらも就職する場所によっては、時間の優遇を受けることも出来ます。
訪問看護には、身体と精神があります。
身体的な訪問は、皆さんが想像している物になります。バイタルを測定したり、服薬の状況を把握したり、吸引や、軽度なリハビリや家族からの情報収集を行い、身体的なケアを行っていきます。もし異常があった場合は、病院へ連絡をしたり、受診を薦めたりすることもあります。精神の場合は、自宅で暮らすことが出来ているのか、何か不安に思うことはないか、薬はしっかり飲めているかなどを確認し、主に会話にて精神状態を把握します。何か様子がおかしいなっと思ったら病院をすすめることもあります。
一般的に精神は怖いとか危ないというイメージを持たれている方もいると思いますが、そこは比較的心配しなくても大丈夫です。訪問看護を入れるレベルの精神患者さんは社会生活を営むことが出来るレベルにありますので、混乱や不穏状態の人は滅多にいません。

就職には多くの不安や疑問があります。就職するにあたって重要なのは、自分が何をしたいか、何を重視して働くのかだと思います。
看護師として働くには上記のように様々なパターンがあります。専門性を重視するのも良いと思いますし、家庭を中心として就職するのも良いと思います。
参考までにですが、私は今精神科単価病院にて仕事をしています。
様々な症例があるなか大変なことも沢山ありますが、残業がなく、休みも多いことも魅力の一つです。最初は、先端の医療や救急医療に興味を持っていたので、専門性を見いだせないことに疑問を持っていましたが、空いた時間で自分の専門性を深め、救急学会などに属することで、講習会で講義も行えています。私にとってはブライベートな時間を確保でき専門的な知識も深めることが出来ています。

まとめ

転職・再就職をするにあたり、重視する点を病院別に紹介してみました。私は様々な病院での就職経験があります。自分が経験したからこそわかる転職のポイントがあります。自分の専門性を高めて、尚且つ務形態を重視し、自分の生活スタイルを崩さない場所で就職出来ることが一番だと考えます。是非とも病院選びの参考にしてみてください。

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