重症障害児対象放課後等デイサービス看護師になる方法

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#953 2020/01/14UP
重症障害児対象放課後等デイサービス看護師になる方法
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放課後等デイサービスをご存知ですか?あまり聞かない名前と思う人が多いですが、放課後等デイサービスと言う事業所は看護師の力が必要になってきます。放課後等デイサービス看護師になる方法とメリット、デメリットをお知らせします。

1,放課後等デイサービスとは?

デイサービスとは、支援学校に通う生徒さんを学校が終わった後に、お預かりする事業所を言います。学校が無い、夏休みや冬休みも生徒さんを1日お預かりをします。

2,放課後等デイサービスには、どんな子が利用するのか?

放課後等デイサービスは、支援学校に通う生徒さんが利用します。自閉症の子どもや重度障害児が対象となります。重度障害児は医療的ケアが必要な子供達がほとんどです。経管栄養や痰吸引等、看護師にしか出来ない処置が必要な子供達が放課後等デイサービスを利用します。利用する子供達の中には、てんかん発作がある子供もいる為、看護師は常に子供達を見守り観察をし親に様子を報告します。

3,放課後等デイサービスの看護師の業務は?

放課後等デイサービスの看護師の業務は、医療的ケアや処置は当然します。それ以外にも業務があり、看護師業務では無いことをします。子供達を学校や自宅までの送迎業務や子供達の食事介助、子供達の排泄ケア、子供達とゲームや工作や外出をする等、看護師も他の児童支援員達と同様に業務します。保育園と似ているイメージが強いですが、保育園と違う所は医療的ケアが常に必要な子供達が利用していると言う所です。

4,放課後等デイサービスのメリット

放課後等デイサービスに勤務して、良い点は多職種で情報交換が出来る部分です。看護師の他に、精神保健福祉士、児童支援員、保育士、理学療法士、言語聴覚士等、様々な職種の職員と業務をします。お互いの専門知識や情報を共有出来ます。
又、子供が好きな人はオススメで余暇活動を子供達と楽しむ事が出来ます。業務開始時間は、支援学校終了後なので午前中は、職員会議をして情報共有の時間となる為、セカセカ急いで仕事をする事は、ありません。病院のように夜勤やオンコール業務もなく、体力的にも負担が少ないです

5,放課後等デイサービスのデメリット

看護師業務以外の業務をする事になります。送迎業務や事業所や送迎車の掃除、事業所で使用する物の補充の為の買い物や行事に合わせてクリスマスの飾りを作る事もあります。看護師業務だけをしたい人にはオススメ出来ません。又、病院と違い、当然給料が低く業務が少ない為物足りなさを感じてしまう事があります。

6,放課後等デイサービスの看護師になる方法

放課後等デイサービス看護師になる方法は、初めに放課後等デイサービスについての勉強が必要になります。放課後等デイサービスとは何か?どんな事業所なのか?どんなサービスをしていて、どんな人が対象になるのか?を知っておく必要があります。それから求人探しを始めます。放課後等デイサービスの求人は、ハローワークやネット検索では簡単には見つかりません。どのように求人を見つけたら良いのか?求人を探す方法は、支援学校の場所です。支援学校の近くには、放課後等デイサービス事業所が多いです。重症障害児は長い距離の移動は困難な子供が多いです。その為、支援学校の近くに放課後等デイサービス事業所は多くあります。その支援学校付近の事業所をピックアップして、ホームページを確認して活動内容を見て求人の有無を事業所に直接連絡してみてもいいと思います。すぐに履歴書を提出して面接を依頼してもいいですが、放課後等デイサービス事業所の業務を見学をしてから、履歴書提出と面接依頼をした方がいいと思われます。まずは、放課後等デイサービスの業務を知る事が大切です。見学をしてからでも、入社面接は遅くはありません。初めに見学希望の連絡をしてみて見学予約を取って行きましょう。

7,放課後等デイサービス看護師にむいている人材は?

看護師の資格があったとしても、面接で落とされた看護師さんがいます。面接をする上司に何故、落としたのかを聞くと、「ピリピリした感じが嫌」とだけ上司から言われました。そうです。放課後等デイサービスの職員には、セッカチな人はのぞみません。子供が好きでゆっくり子供達と一緒に過ごす事が出来る人。又、職員間で資格が違う為の派閥争いをしない人が求められます。看護師の考え、児童支援員の考え、理学療法士の考えは当然一人一人考え方が違います。その考えを職員全員で取り入れて共有することが出来る人が求められます。

8,実際にどのような子供が利用しているのか?

放課後等デイサービスを利用する子供は、初めに説明した通り医療的ケアが必要な子供が利用します。具体的にどんな子供達が利用するのか?自力で痰を出せない為吸引をしてる子供や経鼻栄養、胃瘻の子供。気管切開をしてる子供や常に車椅子に座り姿勢保持をしてる子供が利用します。放課後等デイサービスの利用する子供を見て、親は何してるの?こんな重症な子達を預けてと思う人が多いですが、子達の親は普通にお仕事をしています。又、日々の休息の為、親は放課後等デイサービスを利用する事があります。子達達のケアだけではなく、子達達の親の相談やケアをする事も、放課後等デイサービスの職員の業務でもあります。

9,放課後等デイサービスの問題点

放課後等デイサービスはまだ多くはありません。理由は、対象の子供達の年齢が限られているからです。子供達が支援学校を卒業してしまうと放課後等デイサービスを利用する事が出来なくなります。放課後等デイサービスは、18才までの子達達が利用が出来、それ以上の年齢となると施設入居になるか作業所で訓練となります。その為、放課後等デイサービス事業所自体は、まだ多くはありません。又、障害児を表に出したくないと言う親もまだおり、放課後等デイサービスを卒業してしまうと自宅に閉じ込めてしまうと言う問題点が発生する事があり、卒業後も親のケアが必要になります。

まとめ

いかがでしたか?放課後等デイサービスについて知っていただけましたか?障害児の事業所は、まだ多くない事が現状です。しかし、放課後等デイサービス事業所には看護師の専門的な知識と医療的ケアが必要になります。病院や老人ホームの看護師さんは多いですが、障害児が対象となる施設や事業所の看護師は、少ないのが現状です。興味がある人は放課後等デイサービスについて調べてみてください。

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