看護師転職、失敗しない7カ条!焦らずゆっくりで新職場ゲット!

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#919 2019/12/11UP
看護師転職、失敗しない7カ条!焦らずゆっくりで新職場ゲット!
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看護師は売り手市場と言われていますが、給与面や待遇、休暇、仕事のハードさなどから転職を考えている人が多くいます。逆を考えれば、それだけ競争が激しいとも言えます。そこで今回は、看護師として働いていた経験を生かし、次ぎにステップアップするための転職で成功する人の共通点や、逆に転職する場合の注意すべきポイントについて、どのような職場を選ぶべきかなどについてご紹介します。

どの職業にもいえることですが、転職にはスキル・適性に合った職場を選ぶことが重要になります。転職後のミスマッチが起こりにくいからです。求人票は「看護配置基準」「勤務形態」「看護方式」などをチェックすること始めましょう。これらは働き方に大きく影響します。
そこで、必ず行いたいのは、病院・施設の職場見学です。
自己分析の仕方や求人の見方など、転職を成功させるための7つのポイントを見ていきましょう。
まず、看護師として今後、あなたはどうして行きたいと思っていますか?
転職を考える前にまずは自分の目指すべき方向性を定めてみてください。
例えば、キャリアを積み、看護師長を目指すか、訪問看護ステーションなどで地域に密着したナースとして活躍するか、クリニックなどで自分なりの働き方を貫くかなどです。
その方向性によって「転職するか」どうかが決まっていきます。
現在病院に勤務している人ならば、上を目指すというのも一つのキャリア形成です。多少ハードな職場でも転職せず、目指す道を進むのが近道になると思います。
しかし、プライベートは充実していないなど不満も溜まり、ワークライフバランスを充実させたいのであれば、病院ではなく、クリニックなどで転職するのも良いと考えられます。
1つ言えることは、「自分の描く未来像をしっかり描くことが大事」と言えます。
さらに、「譲れない」部分を持つことも大切です。
「患者さんと触れあう仕事をしたい」、「子供がいるから残業はしたくない」、「収入を上げたい」など何でも良いです。このように仕事をする上で重視するポイントを可視化することで、さらに転職に向けた動機付けにつながることでしょう。
しかし、全ての希望が叶う職場はありません。年収アップを狙えば自ずと勤務時間が長くなり、休みが少なくなったということもあります。それでも、仕事に迷った時に、進むべき道に迷わないで進むことができるのです。
そこで、転職を成功させるための7カ条をご紹介します。

①転職先の希望条件に優先順位をつける

自己分析ができたら、次は転職先に望む条件に優先順位をつけましょう。
優先順位をつけるために転職先に望む条件のなかから、次のことを決めます。
優先順位をつけるために決めること
・ぜったいに譲れない条件
・妥協できる条件
譲れない条件はいくつもあるもの。しかし「ぜったいに譲れない」という条件は3つ程度に抑えておきましょう。あまり条件が多いと、転職の可能性が狭まってしまいます。
「どの程度まで妥協してもいいか」というラインも決めておいてください。

②スキル・適性に合った職場を選ぶ

看護師は職場や部門によって、求められるスキル・適性が異なります。
例えば、救急や急性期病棟では、仕事が早く状況の変化に対応できる人が求められます。
一方で、長期療養病棟や施設などでは、時間をかけて丁寧に患者と信頼関係を築ける人が求められます。
そのため患者さんと時間をかけて関係性を築くのが得意な人が、臨機応変な対応を求められる救急などで働くと、適性が合わずにストレスを感じてしまうこともあるのです。
転職後のミスマッチを防ぐためには、自分のスキルや適性に合った職場を選ぶことが大切です。

③求人票を細かくチェックする

求人票で必ず確認したい項目
・配属される科
・看護配置基準
・勤務形態
・看護方式
・教育制度
・雇用形態
・給与・手当
・休日・休暇
・福利厚生
看護配置基準・勤務形態・看護方式は、働き方に大きく関わるポイントになります。
看護配置基準を見て、一人の看護師が何人の患者を受け持つのか確認してください。
勤務形態は「2交代制」か「3交代制」なのか、手術室や検査部門、施設の場合はオンコールがあるのかも確認しておきましょう。
基本給・賞与はもちろん、手当(所定外給与)も確認してください。看護師の給与は、夜勤や時間外などの手当が、給与に大きく影響します。

④多くの手段を活用し病院・施設の情報収集をする

転職する際は、病院や施設の情報収集をすることが大切です。求人情報のほかにも、次のような手段を使って情報を集めてみましょう。
病院・施設の情報を集める手段
・病院・施設の「ホームページ」
・病院・施設の「パンフレット」
・口コミサイト
・採用担当者の対応
ホームページやパンフレットを見るときは、次のポイントを必ず確認してください。
ホームページやパンフレットの確認項目
・病院・施設の理念
・看護部の教育方針
・職場環境について
病院や施設の理念などを確認して、看護に対しての考え方を知っておきましょう。また看護部のホームページも見逃してはいけません。
看護部のホームページでは、教育制度や部門紹介などの情報を掲載していることが多いので、必ずチェックしてください。

⑤病院・施設の職場見学を必ず実施する

気になる病院や施設は、必ず職場見学してみましょう。
職場見学は、採用担当者やそこで働く看護師に質問できる貴重な場です。見学するときは、次のポイントをチェックしてくださいね。
職場見学でチェックしたいポイント以下になります。
職場の雰囲気・患者にどんな接し方をしているか
・職員間の雰囲気がいいか
・清潔か、整理整頓されているか
・医師と看護師の意思疎通は円滑か
教育制度・どんな教育制度が導入されているか
勤務時間の管理・タイムカードかその他のシステムか
・時間外の院内研修はあるか
夜勤・回数と拘束時間はどれくらいか
・休憩、仮眠時間があるか
・仮眠室が完備されているか
職場までの距離・通勤時間はどれくらいか
・通勤が不便ではないか
職場見学以外の日にも病院や施設を見に行ってみましょう。看護師や待合室を見るだけでも、病院の雰囲気は伝わってくることがあります。

⑥焦りは禁物!転職先を決めないように在職中に転職活動をする

転職活動は在職中に行うのがおすすめです。在職中に転職活動を行うと、次のようなメリットがあります。
在職中に転職活動をするメリット
・金銭面のストレスがない
・ブランクの不安がない
退職後に転職活動をすると、収入がないことへの不安や焦りから、妥協して就職先を決めてしまうことにつながります。
またブランクがあると、現場の感覚を思い出せるか不安を感じてしまいます。在職中であれば、金銭面やブランクの不安を感じずに、転職できるのです。

⑦転職エージェントの柔軟な活用

転職活動をする際は、転職エージェントを利用するのもおすすめです。転職のプロのサポートを受けられるので、効率よく転職活動ができますよ。
「病院や施設の内部事情を知れる」「非公開求人※を扱っている」など、利用するメリットは大きいです。
転職エージェントは、求人の紹介から面接の日程調整、給与や休日などの条件交渉まで行います。転職したい人の強い味方です。
看護師の転職方法には、大きく分けて次の5つがあります。
・転職エージェントを利用する
・転職サイトを利用する
・都道府県ナースセンターを利用する
・病院・施設のホームページを見て探す
・知人に紹介してもらう
看護師は転職後の離職が多いのも問題となっています。
よりよい職場を求めて転職をしたにも関わらず、「なんで?」と疑問を持つ「入職後のギャップ」をなくすのが重要になります。転職後に後悔することは最も悲惨な状況になるのです。
そのためには、面接時や見学時などを利用して、可能な限り入職後の詳細な状況について下調べすることが求められます。転職エージェントや転職コンサルタントを活用するのも1つの手でしょう。
多くの転職者が陥りがちなのが、「早とちり転職」です。一言で転職先が決まっていないのに職場を辞める人です。これはとても大きなリスクが伴います。
特に看護師は避けたほうが良いでしょう。転職活動をする中で、「今の職場で頑張ろう」とのモチベーションになる可能性もあり、じっくり吟味してから職場を決めるほうがいろいろな面で上向く可能性がはらんでいるのです。パワハラ、モラハラ、病院の閉鎖など特別な理由が無い限りは時間をかけて転職先を考えてみてください。

最後に、アメリカの現役看護師シェリー・ロペス・グレーさんが、自分のモチベーションを上げるために信じるべき12の項目を看護師フォーラム「マイティー・ナース」で発表しています。その内容をご紹介したいと思います。

1.看護師は患者さんに変化をもたらす

理解と思いやりにあふれた看護は、患者さんを変える力を秘めていると信じましょう! 
こちらの献身的な働きは、患者さんの心の中に善意の種を植え付けます。 
「自分によくしてくれる人の言うことだから、ちゃんと聞こう」、そんな意識を持ってもらえれば大成功です。 

2.看護師はプロである

看護師は決して誰にでもできる仕事ではありません。
医療現場で専門職に従事するプロフェッショナルとして貢献するという大切な責任があります 
何年も看護学校で学び看護師になれた人は、この道のプロであることを自覚しましょう!

3.看護師は「蚊帳の外」ではない

大なり小なり院内で行われる話し合いにおいて、看護師は決して「蚊帳の外」にいるわけではありません。
アメリカでは看護師にある程度の発言権が認められていますが、その背景には看護師たち自身による長い努力の歴史があったと言います。
一人ひとりの「参加する姿勢」が、後々の発言権獲得の礎になるものと考えましょう!

4.看護師の意見も重要である

医師と患者さんの間のコミュニケーションを実質的に取り持つのは、看護師です。
「この手で、この目で、常に現場でのあれこれを直接経験しているのは自分なのだ」という意識を持ちましょう!
看護師の意見を「取るに足りない」なんて思う必要はありません。

5.看護師の仕事は医療の最前線を担っている

臨床看護はとても重要な仕事です。前述のとおり、看護師こそが患者さんに最も頻繁に直接携わっています。
患者さんでも、ナースマネージャーでも、病院の管理者でもありません。
最前線を担い結果に違いを生むのは看護師であることを忘れないようにしましょう!

6.看護師の力は侮れない

看護師がいなければ病院は回りません。
「自分は無力だ……」と感じる場面があったとしても、実際は看護師の力で現場が成り立っているのです。
聡明な頭脳を持ち、注意深く考え、頑張って働く、看護師が絶大なパワーであることを覚えておきましょう!

7.看護師は誰にも定義されない

あなたはこうあるべき。あなたはそうあるべきではない。
周囲の意見やムードに惑わされ、しばしばそうした定義が存在するかのように思い込んでしまいがちですが、決して自分以外の人が決めた枠や型にとらわれる必要はありません。
自分がどうあるべきか、その判断は自分の手にあると考えましょう!

8.看護師も人間である

誰しもミスを犯すことはあります。看護師も、医師も、100%完璧な人間なんて存在しません。
時には休息も必要です。

9.看護師は膨大な知識を持っている

看護師の持つ知識は、膨大です。
たとえ教科書を勉強して得たすべての内容を別にしても、臨床で学んだ数えきれない情報があります。
それらは実際に現場を経験して初めて得られる、貴重な財産。その強みがあることを自覚しましょう!

10.看護師はすべてを知っているわけではない

優れた知識量を誇るとはいえ、もちろん看護師がすべてを知っているわけではありません。
ベテラン看護師にさえ、常に「学ぶべきもの」が存在します。進化し続ける姿勢を忘れないことが大切です!

11.看護師の働きは看護だけにとどまらない

看護師は忙しく病床を回りながら看護に努めると同時に、患者さんと「人」として向かい合っています。
未知のことを学んだり、心を励まされたり、患者さんはケガや病気が治る以上の何かを看護師から受け取っていることを覚えておきましょう!

12.看護師がつかむ証拠は重要である

いつも決まりきった作法で行っている業務について、「本当に最善の方法なの?」と疑ってみる姿勢は正解です。
看護師が実際に行なう業務のなかで、看護の発展に貢献するなんらかの手掛かりをつかむ可能性だってあるのです。
やりがいを見失いかけた時こそ、信じる力でモチベーションアップ! 看護師としての輝きに磨きをかけてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
転職に成功するための7つのポイントを紹介しました。
転職をするときは、まず自己分析をして「どうして転職したいのか」をはっきりさせることが先決になります。自己分析によって転職理由や転職先に望む条件が決まったら、次は希望条件に優先順位をつけてください。
また転職先は、スキルや適性にあった職場を選ぶことも大切になります。気になる病院・施設の情報収集は徹底的に調べましょう。職場見学も欠かせません。
求人票を確認する時は、給与や休日・休暇のほか「看護配置基準」「勤務形態」「看護方式」などを細かく確認してください。
また、転職は焦って入職しないためにも、在職中に行うのがお勧めです。「転職に割ける時間が少ない」という人は、転職エージェントを利用してみるのも1つの手です。皆さんの転職活動が成功することを願っています。

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