介護現場において転職するうえで必要なこと

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#913 2019/12/05UP
介護現場において転職するうえで必要なこと
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介護現場にはさまざまな職場があります。いい職場に巡り合えばいいですが、どうしてもこの職場は自分に合わないということもあります。そのような時、転職を考えるのも一つの手ですが、転職するうえで大切なポイントをお伝えします。

介護職で転職するのに必要なこと
私はこれまで10年以上介護現場に従事してきました。多くの仲間と出会い、職場でうまくやっていける人、やっていけない人を見てきました。
私自身1度職場を変えており、現在は理由があり1年ほど介護をお休みしていますが、来月また以前の職場に復帰します。転職するうえで大切なポイントをお伝えします。

上司や施設長と仲良くする

100人いたら100人とベストフレンドになれる人はまずいません。
人にはそれぞれ合う、合わないがあります。同僚とうまくやれない、合わないという理由で転職を考える方は大勢おられます。
しかし、多少こちらが無理をしてでも上司、施設長とは仲良くなるよう努めるべきです。もちろんこれは何も意見を言わず、はいはいとイエスマンになれということではありません。介護現場では意見を出し合い、おかしいと思ったら上司であっても意見するということは大切です。しかし相手が上司であるなら特に敬意をこめて意見を述べることが大切です。なぜならあなたが反抗しているという印象を持たれると後々困るからです。
介護施設というのは特に地域で連携をとっています。施設長同士で飲みに行く方もおられますし、地域の講演会、イベントでよく顔を合わせるわけですからライバルというより仲間意識が強くなります。
もしあなたの施設であなたの評判が悪くなってしまうと、その評判が他の施設にも行ってしまうということは十分あり得るのです。実際そのような例を見てきました。ですから、施設長や上司とはなるべく仲良くなっておくことが転職しやすさを左右するのです。

貸しを多く作っておく

介護現場は助け合いの現場です。一人が欠勤すると他の人が出勤してこなければいけません。ある時上司から急に電話がかかってきて「今日出勤してくれないか?」と言われることがあるかもしれません。そのような時は快く引き受けるようにしましょう。そのような貸しは上司だけではなく、施設にとっての貸しであり、この人材は役に立つという認識を持ってもらうことが出来るからです。
自分も何かの時に休みやすくなりますし、また他の施設に転職してから何かの理由で戻ってきたいと思った時にも、是非戻ってきてくださいと喜んで受け入れてくれる人材になるからです。私自身先ほども述べましたように訳あって1年前に職場を辞めました。
しかしそのような貸しを多く作っていたおかげで、また戻ってきてくださいと言ってもらいながら退職することが出来たのです。
実際来月再就職しますが、施設の方から「戻ってきてくれないか」との連絡が来たくらいです。
是非可能な時には融通を聞かせて助け合うようにしましょう。

今の施設と仲のよさそうな施設には面接に行かない

これは見極めが難しいのですが、以前このようなことがありました。
私の同僚が転職しようとして何件か近くの施設に面接に行っていたのですが、そのことが会社に筒抜けだったのです。
前述しましたように介護現場というのは地域ぐるみで連携を良く取っているので、このような情報は回りやすいのです。面接に行くなら今の施設とあまりかかわりのないところに行くか、退職してから探すというのも一つの手でしょう。そうしないとやめるまでの間とてもやりにくくなります。

面接では転職の理由をしっかりと説明できるようにする

どの職場でもそうですが、面接官はなぜこの人が以前の職場を辞めたのかを気にします。特に人との関係が濃密で、合う、合わないが強い介護現場ですから人選は慎重です。なので必ず、なぜ以前の職場を辞めたのか聞かれると思います。その時、前の職場の悪口は絶対に言わないようにしましょう。むしろ仕方がなく退職するということをアピールするといいです。
例えば、同僚とはすごく仲良かったのですが、上司が〇〇でついていけなかった。
良い職場だったんですが、どうしても生活するのにもう少し給料がいいところが良くて…
前の職場はとても気に入っていたのですが、引っ越しすることになりまして…
などなど、前の職場を気に入っていたけど残念ながらという言い方をすると、「この人は人間関係には問題ないな」と思っていただけると思います。介護施設で一番欲しい人材はトラブルを起こさない人なのでここは大切です。

転職した後は

さて、無事に就職が決まり転職することが出来ました。
しかしここでも陥りがちな落とし穴があります。
あなたはこれまで以前の職場で何年も介護を行ってきたかもしれません。知識も技量も十分です。資格もあります。新しい職場には自分より若いスタッフが沢山います。自分のやり方で以前のようにやりたいところですが、ちょっとまってください。
周りのスタッフはあなたの経験や技量は知りません。
この施設ではあなたは新人です。
最初の1,2か月は下手に出てください。あなたは教えてもらう立場にいます。
ここで、以前の職場はこうだった、こうした方がいいと言うと反感を買いかねません。あなたが仕事ができる人材であるということは、すぐに認めてもらえます。それまでは謙遜にこの施設の方法を教えてもらいましょう。全部の流れを把握したうえで、違うやり方を提案するなら喜ばれるはずです。
以前転職してきた方でこのような方がおられました。60代のベテランの方でしたが、自分は経験があるというという態度でなかなか周りに受け入れてもらえませんでした。特に若いスタッフが多い職場だったのでそう思ってしまっても無理はありませんでしたが、やはりその職場にはその職場の方法があるので、受け入れていただくためには謙遜に教えてもらうしかありません。逆に経験が浅くても、謙遜なスタッフというのはみんなに好かれます。
そのことを忘れないようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?介護現場で転職するためのポイントを4つご紹介しました。いずれにしても大切なのは人間関係です。介護とは人と人の助け合いなのですから、良好な人間関係を築くのはとても大切です。今の職場で良い評判を得られることが出来れば、転職するときも有利ということですね。

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