#885 2019/11/09UP
国公立大学病院の看護師になる方法、大学病院の看護師として勤務することのメリット、デメリット
厚生労働省によると、全国約8000ある病院のうち、現在国公立大学で附属病院を設置しているのは全国で50ほどあります。それでは、数ある病院の中で大学病院に就職することのメリット、デメリットはとはなんでしょうか。また、大学病院に就職するためにはどのようなことをしておけばいいのでしょうか。これからお伝えしていきます。
1.国公立大学病院看護師になる方法
2.国公立大学病院看護師になるメリット
・教育、研究
・各種手当
・休みがきちんと取れる
・昇給制度がある
3.国公立大学病院看護師になるデメリット
・年功序列であることが多い
・副業ができない
・失業保険をもらうことができない
・手技の獲得が進まない可能性がある
2.国公立大学病院看護師になるメリット
・教育、研究
・各種手当
・休みがきちんと取れる
・昇給制度がある
3.国公立大学病院看護師になるデメリット
・年功序列であることが多い
・副業ができない
・失業保険をもらうことができない
・手技の獲得が進まない可能性がある
1.国公立大学病院の看護師になる方法
はじめは大学病院も他の一般病院と同様に、看護師として就職したい際は募集に対し自身で就職希望を提出し、履歴書の提出や就職面接を経て合否判定によって採用が決まります。したがって看護師免許を取得してしまえば誰にでも大学病院に就職するチャンスはあり得るのです。ただし、大学病院看護師になるには、大学病院に採用されやすい条件があります。
最も国立大学病院看護師になるのに有利なのは、付属する大学の看護学科を卒業することです。付属の病院、大学は一貫した理念をもとに教育を行っています。少し大げさな言い方をすると、付属の病院に合った医療人を育成しているとも言えるため、これは当然のこととも言えます。
また、大学を卒業した人も有利です。大学病院は研究を行う、専門職者を育成するといった役割も担っています。したがって付属の大学院に進学を見込めるものが採用されやすくなるということが言えます。
他にも臨地実習で受け入れをされている専門学校に関しても有利と言えます。大学病院が実習を受け入れているからには、その専門学校の特色や教育理念を把握した上で教育に協力しているということです。したがって継続した教育を行えるため、大学病院も受け入れしやすくなります。
付属の大学を卒業すること、大学を卒業すること、大学病院が実習先となっている専門学校に通うことがコツと言えます。その大学病院ごとに理念があり、採用したい人材も様々です。上記はあくまでも傾向の話ですので、参考にしてください。
最も国立大学病院看護師になるのに有利なのは、付属する大学の看護学科を卒業することです。付属の病院、大学は一貫した理念をもとに教育を行っています。少し大げさな言い方をすると、付属の病院に合った医療人を育成しているとも言えるため、これは当然のこととも言えます。
また、大学を卒業した人も有利です。大学病院は研究を行う、専門職者を育成するといった役割も担っています。したがって付属の大学院に進学を見込めるものが採用されやすくなるということが言えます。
他にも臨地実習で受け入れをされている専門学校に関しても有利と言えます。大学病院が実習を受け入れているからには、その専門学校の特色や教育理念を把握した上で教育に協力しているということです。したがって継続した教育を行えるため、大学病院も受け入れしやすくなります。
付属の大学を卒業すること、大学を卒業すること、大学病院が実習先となっている専門学校に通うことがコツと言えます。その大学病院ごとに理念があり、採用したい人材も様々です。上記はあくまでも傾向の話ですので、参考にしてください。
2.国公立大学病院に就職することのメリット
・教育、研究
大学病院の大きな役割として、研究を行うことや専門職者の育成といったことが挙げられます。高度な医療を提供するために高度な医療人を育成する必要があります。そのため大学病院は他の一般病院と比べ、新人教育に力を入れている傾向にあります。新人研修や教育担当看護師がいることなど、教育の基盤がしっかりしており看護師としての基盤を固めやすいと言えます。またキャリアアップを考え専門看護師や認定看護師といったエキスパートを目指す際も、付属の大学院や他の大学病院との連携によって退職することなく大学院に通うことや研修を行うことができます。看護研究や学会も積極的に行われるため、看護師としてのスキルアップを目指すには環境が整っていると言えます。病院によっては院内でがん看護、救急看護など各種研修プログラムが組まれていることも多く、自分の伸ばしたい分野を自分で選ぶことができるというメリットもあります。大学病院でスキルを磨いておけば、転職の幅も広がります。質の高い看護職者、エキスパートになるには大学病院が適していると言えます。
・各種手当
各病院によって異なることは当然ですが、国公立大学付属の病院は給与の各種手当が手厚い傾向にあります。それは国公立大学病院に勤務すると準公務員として働くことができるからです。そのため住居手当、寒冷地手当、初任給調整手当、期末勤勉手当、特定看護分野従事手当、分娩介助業務手当などといった手当が充実しています。また、共済に加入することによって各種保険料が安く済んだり、積立貯金で効率的に貯金ができたりします。
・休みがきちんと取れる
国公立大学病院は祝日が休みであったり夜勤回数が定められていたりしているため、看護師にとって働きやすい環境であることが多いです。また、介護休暇、結婚休暇、慶弔休暇、ボランティア休暇などの各種休暇もあります。加えて妊娠出産休暇、育児休業、育児短期間勤務制度もあり、働きやすい環境が整えられています。
・昇給制度がある
国立大学病院に勤務すると、毎年給料が上がって行きます。なぜなら公務員には法律で昇給が定められているからです。毎年基本給が上がることで、ボーナスも増加していきます。一般病院は昇給のタイミングが定められていない、経営状況が厳しいと昇給しないなどといった可能性もあります。日本看護協会のデータによると、公務員看護師と看護師全体を比較すると平均月収が約10万円ほど公務員看護師の方が多いという結果も出ています。
3.国公立大学病院に就職することのデメリット
・年功序列であることが多い
公務員は毎年昇給することはメリットですが、看護師長など役職につかない限り能力やスキルに応じた手当や給与への反映が少ないと言えます。年齢や勤続年数が同じであれば、能力が高い人も低い人も同じ給料をもらうということです。そのため自分の元あるスキルを活かしたり能力に応じた給与への反映を期待する人は一般病院の方が希望に添える可能性が高いと言えます。
・副業ができない
公務員の副業は法律で禁じられています。そのためアルバイトや業務委託などでも他の仕事をすることができません。副業を始めて独立などを考えている人はそういったことができないので注意が必要です。
・初任給が低いところもある
昇給制度はありますが、一般病院よりも国公立大学病院の方が初任給が低い傾向にあるようです。各種手当を除き、一般病院の方が基本給が高い傾向にあるようです。しかし地域や病院によって大きく異なるので、一概には言えませんが口コミなどでもそういった情報が見受けられることが多いです。
・手技の獲得が進まない可能性がある
これは病院や診療科によって大きく異なるので、一概には言えません。大学病院は研修医も多く勤務しており、病院によっては採血を含む各種検体採取など医師同士で協力して行うこともあり、また滅菌操作など看護師が医師の介助に入る形の看護技術を行えないこともあります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
主に国公立大学病院に就職する方法、就職するメリット、デメリットについて記載していきました。
国公立大学病院には教育体制、給与、手当、休日について多くのメリットがあります。もちろんデメリットもありますが、看護師としての基本的な能力を培うには有効的な環境である傾向にあるのは非常に大事な点だと思います。
これから就職する学生さんや転職を考えている人もぜひ考慮に入れてみてください。
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