就職選びのポイントは4つ!良い病院に就職して長く働こう!

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#883 2019/11/07UP
就職選びのポイントは4つ!良い病院に就職して長く働こう!
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看護師として就職する病院を選ぶ際にチェックした方が良いポイントをお伝えします。
2度の転職、3か所の総合病院勤務を経て感じたことをありのままに伝えます。
病院の募集要項やパンフレットだけでは十分な情報は得られません。自分から積極的に情報収集を行いましょう。

私は8年間看護師として総合病院に勤めました。その間に、3か所の病院を経験しました。2回の転職を経験したからこそ学べた、就職を決めるポイントをお伝えできればと思います。

・教育体制

新卒として就職し、一番大事な点は教育体制だと思います。
プリセプター制度なのか、PNS制度なのか、研修制度はどのようなものかなど、細かく知れると良いと思います。
教育はどこでも同じかと思いがちですが、病院によって教育に対する考え方、力の入れ具合が全然違います。
またローテーションの仕組みも千差万別です。
私がみた中で最悪だったローテーション研修は、入職した4月からまず1年仮配属として1つの病棟を経験します。2年目になったら半年ずつ2つの病棟を経験します。そして3年目になってようやくどこかの病棟に本配属となります。
この制度に反対する看護師は多数いましたが、看護部長や一切意見を聞かずに強行突破しました。その結果、3年目として残っているNsは入職時の半分に減っています。
半年から1年と、慣れ始めたところでまた知らない環境で一から学びなおすことで、常に緊張状態となり各病棟のスタッフにも慣れず、病棟ごとに患者の雰囲気も全く異なるため、精神的に辛くなってしまう人も多くみてきました。
就職前に「教育体制や研修の流れ」を、細かく確認することをオススメします。

・夜勤体制

次に確認したほうが良い点は、夜勤体制だと思います。
これも病院によって全然違う点です。
私は全て2次救急以上の夜間入院対応の総合病院に勤めましたが、「看護師4人+看護補助者1人」で回している病院もあれば「看護師2人+看護補助者1人」で回している病院もありました。
これは、病棟の規模にもよるので一概に人数だけで判断はできませんが、夜間の緊急入院を受け入れているにも関わらず後者だという病院は避けた方が良いと思います。
看護師が足りていないから、夜勤に回せるほどスタッフがいないから、もしくは夜勤を任せられるスタッフがいないから、という理由が考えられます。また、夜勤をやる看護師の負担を考慮してもらえていない・看護師を大事にしていない病院と考えることもできます。
夜勤は日勤とは異なり、ケアや看護を提供する場面は減りますが、40~50人の患者の命を16時間観察し続けなければならないのです。神経をすり減らし、とてつもなく大きな責任を負わされているのです。そこに対する考え方で、看護師の扱われ方がわかると私は思っています。夜勤手当も重要ですが、夜勤の人数も確認することをオススメします。

・職員の平均年齢

できれば希望する病棟の平均年齢が知れるといいと思います。
平均年齢があまり若いと、ある程度経験したスタッフは退職するということです。
また、平均年齢が高いとお局が多くてイジめられそう…などとネガティブなイメージもありますが、続けたくなる福利厚生やサポートが充実している証拠だと思います。
実際に私は両方の病院を経験しました。
前者の病院では、就職して1年経った頃には1/3のスタッフが退職し、あっという間にリーダー層に組み込まれてしまいました。病院の決まり事や病棟のルールがわからないまま、毎日リーダーとして責任を負わされ、とても怖く、辛い経験をしました。
新卒で就職した職員が3~5年以内に退職し、中途採用で入った職員も1~2年で退職するケースが多く、スタッフが安定しないことで人間関係が築きにくくなります。また、病棟の決まり事を継承できる人がいなくなり決まりが崩れ、手技が個人個人でバラバラになり、後輩が指導を受けるときに困る、という悪循環が生じます。
また、経験が浅い職員ばかりの病棟だと、異常に気付きにくくなります。日々の少しの状態・症状の変化に気づけず、対応が遅れる、最悪の場合急変するといった事態も起こりえます。
また、後者の病院では、リーダーを任される時期になっても、毎日リーダーのポジションに立たされる訳ではなく、必ず自分よりキャリアがある先輩が勤務しているので困ってもすぐに相談できる環境でした。懸念していたお局先輩も、挨拶をする・素直に話を聞くなど当たり前のことをしっかりとしていれば可愛がってもらえ、とても心強い存在となっていました。
以上のような経験から、離職率だけでなく平均年齢を知ることも重要なポイントだと思います。

・管理者の人数

これは、病棟ごとに師長・主任・副主任など管理者が配属されているかという点です。
当たり前のことですが、これが当たり前でない病院もたくさんあります。
また、病院によっては、とりあえず管理職にさせてから徐々に管理職研修に行かせるという後追いパターンもありました。
このような状況で何が困るかと言うと、正しい判断を仰げない・頼れない・知識が乏しいなど、多方面で困ります。
また、師長の下に役職者が一人もいなければ、平社員に負担が増えます。私は、「管理代行業務」というものを日常的に任されていました。
管理職ではないため手当は一切出ないにもかかわらず、管理職と同様の会議に出席し、病棟の管理を行うのです。
ベッドコントロール、当該科でない患者の入院受け入れの検討、クレーム対応、麻薬の管理、病棟の入院患者全ての管理、スタッフ全員の管理など、いちスタッフとして働くときよりもはるかに大きな責任を負わされるのです。私はとても不安で恐怖を感じて、ストレスも大きくありました。
ですが、管理者がきちんと常駐している病院ではこのような「管理代行業務」はなく、そもそも「管理代行業務」経験しない人もいるのです。
なので、長く働けば経験年数が増え、それとともに様々な負担が増えるのでこういった面もきちんと確認しておくべきポイントだと思います。

まとめ

病院を選ぶポイントは4つです。
履歴書を書いて、試験や面接を受け、やっと決まった就職先です。
何度も転職するには、その工程を何度も繰り返さなれけばならず、当然収入も安定しません。
なので、できれば良い病院で長く働けることが理想だと思います。
私の経験が皆さまの参考になれば幸いです。

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